ウルトラ戦士を苦しめたにくいやつ、それが偽ウルトラマン(バットヒーロー)だ!
にせウルトラマン〈IMITATION-ULTRAMAN〉データ
ウルトラマン〜ウルトラマンマックスまでの偽者ウルトラマンを一挙公開
■にせウルトラマン〈IMIT-ULTRAMAN〉
(「ウルトラマン」第18話『遊星から来た兄弟』登場)
- 身長:40メートル、体重:2万トン、出身地:東京ビル街、武器:怪力
- 特徴:夜のビル街に突如現れ、街を破壊した。ウルトラマンの正義を信じる人々の思いを打ち砕く。
【解 説】
だが、実体はザラブ星人の変身した偽者だった。本物に比べると体格がやや細身で体に黒いラインがある。眼や耳が吊り上っていて人相が悪い。スペシウム光線で正体を暴かれる。
■ロボット超人 ニセ・ウルトラセブン〈IMIT-ULTRASEVEN〉
(「ウルトラセブン」第46話『ダン対セブンの決闘』)
- 身長:40メートル、体重:3万5000トン、出身地:伊良湖灯台地底工場、武器:エメリウム光線、アイスラッガー、ハンドビーム
- 特徴:サロメ星人一派が、ウルトラセブンをモデルに伊良湖岬の灯台下の海底工場で建造した巨大戦闘ロボット。 ウルトラビーム(エメリウム光線)の複製をもって完成し、サロメ星人が地球破壊の尖兵として起動させた。
【解 説】
カプセル怪獣アギラとの戦いを経て出現した本物のセブンと対決。 最後はウルトラセブン空中回転攻撃を受けて海中で爆破した。 オリジナルよりも水中への適応性が高いらしく、その為最後は水上に浮かんだままのウルトラセブン(実は本物) を見て、サロメ星人は「我らがセブン」と誤認した。
■超人ロボット エースロボット〈ACE-ROBOT〉
(「ウルトラマンエース」第14話『銀河に散った5つの星』登場)
- 身長:40メートル、体重:4万5000トン、出身地:ゴルゴダ星、武器:メタリウム光線
- 特徴:ヤプールの科学力が作り上げたエース型ロボット。エースキラー用のテスト用で登場する。
【解 説】
本物と同じ能力を有するものと思われる。間接部分が金属パーツになっており、多少動きが鈍いようである。 エースキラーの連続攻撃に為す術なくのたうち回った揚げ句、M87光線の直撃を受け木端微塵となる。 その姿は、兄たちに驚愕と失意の念を与えるのに充分だった。
■ニセアストラ〈IMIT-ASTRA〉
(「ウルトラマンレオ」第38話『決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟』、第39話『レオ兄弟ウルトラ兄弟勝利の時』登場)
- 身長:50メートル、体重:4万9000トン、出身地:ババルウ星、武器:ウルトラキー
- 特徴:ババルウ星人の変身。
【解 説】
実の兄のレオでさえ見抜くことが出来なかったが、 ウルトラマンキングの洗礼光線で正体を暴かれる。
■ニセウルトラマンJ〈IMIT-ULTRAMANJOE〉
(「ザ★ウルトラマン」第41話『激突!ウルトラマン対ウルトラマン』登場)
- 身長:70メートル、体重:5万5000トン、出身地:惑星ギロ、武器:プラニュームX線
- 特徴:地球侵略を企むギロ星人がウルトラマンジョーに似せて造った戦闘ロボット。
【解 説】
戦いの相手は回転怪獣ギロス。英雄と怪獣の戦いを演じさせる間に、 ウルトリア破壊のため、別の地に侵略基地を築こうとした作戦だった。光線の撃ち合いで爆発した。
■妄想ウルトラセブン〈DELUSION-ULTRASEVEN〉
(「ウルトラマン80」第44話『激ファイト!80VSウルトラセブン』)
- 身長:40メートル、体重:3万5000トン、出身地:東京近郊、武器:額から光線、キック
- 特徴:暴走族に大怪我を負わされた直人少年の怨念が、セブンの人形に乗り移り実体化した。
【解 説】
還元光線で怒りが解放され、元の人形に戻る。TV「トリビアの泉」にも取り上げられた。
■宇宙戦闘ロボット ウルトラマンシャドー〈ULTRAMANSHADOW〉
(劇場版「ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影」登場)
- 身長:62メートル、体重:6万5000トン、出身地:シャドーアイランド、武器:シャドリウム光線、マインドコントロールビーム、シャドーメリケンミサイル
- 特徴:レディベンゼン星人が対ゼアス用に製作したロボット。
【解 説】
リセットスイッチによる復活機能を搭載していたが、クロス・スペシュッシュラ光線を受け爆発。
■イーヴィルティガ〈EVIL TIGA〉
(「ウルトラマンティガ」第44話『影を継ぐもの』登場、※「ウルトラマンダイナ」第46話『君を想う力』で、恐怖エネルギー魔体モルヴァイアの作り出した虚像としても登場)
- 身長:54メートル、体重:4万4000トン、出身地:サイテックコーポレーションビル地下神殿、武器:イーヴィルビーム、イーヴィルショット
- 特徴:悪に転じた光の巨人。
【解 説】
天才物理学者・マサキケイゴがダイゴから光のパワーを奪い変身するが、 邪悪な心が巨人の力に負け、破壊の巨人へと変貌を遂げる。ティガと互角の戦闘能力を誇る。イーヴィルショットは、ゼぺリオン光線と逆のポーズから発射する。
■ニセウルトラマンダイナ[フラッシュタイプ、ミラクルタイプ]
〈IMIT-ULTRAMANDYNA[FLASH TYPE、MIRACLE TYPE]〉(「ウルトラマンダイナ」第31話『死闘!ダイナVSダイナ』登場)
- 身長:55メートル、体重:4万7000トン、出身地:R2地区、武器:ダイナと同等の能力
- 特徴:宇宙格闘士グレゴール人が変身した姿。
【解 説】
地球人に侵略者だと誤解を受けない為にダイナに化けた。突如現れたモンスアーガーIIに闘いを挑むが、 まるで自分の力を誇示するように怪獣をいたぶる。写真家を目指す少女に戦闘スタイルの違いを指摘される。 本物をも凌駕するほどの彼にないものは、ダイナと人々の間にある、互いの信頼と結束の絆だった。
■人造ウルトラマン テラノイド〈TERRANOID〉
(「ウルトラマンダイナ」第49話『最終章I 新たなる影』登場)
- 身長:55メートル、体重:4万3000トン、出身地:TPC火星基地付近、武器:ダイナと同等の能力
- 特徴:8年前に永久に凍結されたはずの「F計画」をゴンドウ参謀が極秘に進め、ついに完成した 「人類最強の防衛兵器」。
【解 説】
アスカの光を与えられスフィア撃退を始めるが、急激なエネルギー切れを起こしてスフィアに取り憑かれる。
■ニセ・ウルトラマンガイア〈IMIT-ULTRAMANGAIA〉
(「ウルトラマンガイア」第27話『新たなる戦い〜ヴァージョンアップ・ファイト!〜』登場)
- 身長:50メートル、体重:4万3000トン、出身地:ジオ・ベース、武器:フォトンエッジ
- 特徴:ジオベース内にあるガイアのデータをコピーしてクリシスゴーストが最初に形成させた形態。
【解 説】
千葉参謀の言葉通り‘偽者’だが、チーム・ライトニングの大河原隊員は仲間であるガイアを模した相手への攻撃に躊躇し反発する。 その闘いはガイアV2と旧ガイア同士対決のようだった。ガイアV2やファイター機の攻撃を浴び、ケロイドのように徐々に皮膜が剥がれ、真の姿であるミーモスへ化していく。
■ニセ・ウルトラマンアグル〈IMIT-ULTRAMANAGUL〉
(「ウルトラマンガイア」第16話『アグル誕生』登場)
- 身長:52メートル、体重:4万7000トン、出身地:プロノーン・カラモス周辺、武器:リキデイター、フォトンクラッシャー
- 特徴:金属生命体アルギュロスが再戦時にアグルへ触れて、その姿を模倣した。
【解 説】
本家のフォトンクラッシャーにより爆発した。
■幻影ウルトラマンアグル〈PHANTOM-ULTRAMANAGUL〉
(「ウルトラマンガイア」第37話『悪魔の第四楽章』登場)
- 身長:50メートル、体重:4万6000トン、出身地:超空間、武器:キック
- 特徴:超空間波動怪獣・クインメザードが右の触手を一閃し発生した火柱の中から出現。
【解 説】
藤宮自身とは無関係の虚像で、彼自身はクインメザードに操られるG.U.A.R.D隊員たちを相手に戦っていた。ジオベース側の用意した特殊弾がファイターSSからクインメザードの顔面に撃ち込まれると、アグルの幻影は消えた。
■ニセウルトラマンコスモス〈IMIT-ULTRAMANCOSMOS〉
(「ウルトラマンコスモス」第23話『ルナ対ルナ』登場)
- 身長:47メートル、体重:6万7000トン、出身地:カトラ隕石
- 特徴:DND情報を採取して姿を真似る能力を持つ変幻生命体ゲルワームが化けた、ルナモードのドッペルゲンガー。
【解 説】
コスモスと互角の力で闘うことが出来るが、光線技は使えない。外見上は本物と見分けられないほど完璧なコピー。もとは、青いイモ虫状の宇宙生命体が細胞を増殖する液化ガスを浴びて巨大化、最初は人間を模しながら移動し、同属のピンクの生命体を探していたのだった。
■カオスウルトラマン〈CHAOS-ULTRAMAN〉
(「ウルトラマンコスモス」第39話『邪悪の光』、第40話『邪悪の巨人』、第54話『最大の侵略』登場)
- 身長:47メートル、体重:4万2000トン、出身地:トレジャーベース近郊、武器:ダーキングショット、インベーディングウェーブ
- 特徴:コスモスと同等の力を持つコピー体。
【解 説】
単体のカオスヘッダーの50倍のエネルギーを放出できる。カオスヘッダーは怪獣を虜にし、人の心を覗き見る。そこに見える意思は、宿敵であるコスモスに対抗できる能力を持つ戦闘フォームを持つという結論に至った。エクリプスブレードを叩き込まれ分裂四散した。
■カオスウルトラマンカラミティ〈CHAOS-ULTRAMAN-CALAMITY〉
(「ウルトラマンコスモス」第54話『最大の侵略』、第55話『カオス大戦』、第59話『月面の決戦』登場)
- 身長:47メートル、体重:4万2000トン、出身地:P87ポイント、武器:各種光線
- 特徴:カオスウルトラマンが強化変身した姿で、その能力はエクリプスをも上回る。
【解 説】
カオスキメラを封入したカートリッジ弾を撃ち込まれたところにエクリプスのコズミューム光線を放たれ、一旦は四散。しかし再度出現し、月面でコスモスと戦う。
■ダークファウスト 〈DARK FAUST〉
(「ウルトラマンネクサス」第7〜12〈25〉話登場)
- 身長:48メートル、体重:3万2000トン、武器:ダーククラスター、ダークレイ・ジャビローム
- 特徴:ウルトラマンネクサスが出現した直後に登場。
【解 説】
姫矢の手にした「光」に対し、ファウストと言う「影」のような存在か。 ネクサスの創り出す「メタフィールド」を、闇の時空間「ダークフィールド」を展開する。その正体は、溝呂木によって運命を変えられた斎田リコだった。
■ダークメフィスト〈DARK MEPHISTO〉
(「ウルトラマンネクサス」第14〜18・24〈25〉話登場)
- 身長:50メートル、体重:5万トン、武器:アームドメフィストから出現するメフィストクロー、ダークレイ・シュトローム
- 特徴:元TLT副隊長/溝呂木眞也がダークエボルバーを使い変身した姿。
【解 説】
ダークエボルバーを両手で持ち、左右の柄を引き抜くアクション。その中央部から噴出す暗黒のパワーに包まれ、溝呂木は闇の覇王となる。ダークファウスト以上に高い戦闘能力を持ち、その残忍さで光の勇者を叩きのめそうとする。ネクサスとは正反対の特質を持つ。ダークフィールドを展開する。 だが、溝呂木は姫矢との決戦後、闇の力と共に全ての記憶を失っていた。やがて自らの過去を思い出し、謝罪と贖罪を願い最後の対決に臨む。待っていたのは、自身の映し鏡というべき、もう一人の暗黒巨人との闘いだった。
■ダークメフィスト・ツヴァイ〈DARK MEPHISTO ZWEI〉
(「ウルトラマンネクサス」第32話『影-アンノウンハンド-』登場)
- 身長:50メートル、体重:5万トン、
- 特徴:TLT/MP(ティルト/メモリーポリス)の三沢広之が、闇の力=アンノウンハンドの力により変身した姿。
【解 説】
溝呂木のメフィストの目が黒なのに対し、目が赤く発光する。 右腕のメフィストクローを超スピードで突き出し、敵の身体を連打する技=ダークファランクスなど、初代が使わなかった攻撃技も身につけている。メフィストに変身した溝呂木の協力により、ネクサス・ジュネッスブルーのアローレイ・シュトロームを受けて消滅した。
■ダークザギ〈DARK ZAGI〉(ダークサイド・ノア)
(「ウルトラマンネクサス」第37話『Episode Final』登場)
- 身長:50メートル、体重:5万5000トン、武器:ライトニングザギ、グラビティザギ
- 特徴:全ての希望の光を反映することのない、黒い姿の巨人。
【解 説】
ブラックホールから出現し、ウルトラマンノアと同等の技を持ち、ノアの前に立ちはだかる、謎の存在。アメリカでは研究員・山岡一の姿で凪の母親の死に関わる。その後一旦姿を潜め、ナイトレイダー・石堀光彦を器に暗躍してきたアンノウンハンドが、レーテを利用して邪悪なる暗黒破壊神・ダークザギの姿を取り戻す。 闇の力と同化することにより「暗黒巨人」(ダークファウスト、ダークメフィスト、同(ツヴァイ))に変身できる「暗黒適能者」を操っていた。元々は「光の巨人」を模して作られた、対ビースト最終兵器「ウルティノイド・ザギ」である。
参考文献:辰巳出版「ウルトラマンAge」Vol.8、竹書房「ウルトラマン画報」、小学館「ウルトラマンネクサス」ヒーローピクトリアルVol.2【千樹 憐編】