ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト・大怪獣バトルNEO プロジェクト発表会

【大怪獣バトルNEO プロジェクト発表会レポート】


晴天の5月24日(土曜)池袋サンシャインシティで行われた 「大怪獣バトルNEO プロジェクト発表会」レポート。

会場の噴水広場に着いたのは11時前。 その時点ですでにステージ周辺は大変な人だかり。

ウルトラギャラクシー

向かって左にはティガ握手会の列、右には大怪獣バトルのフリープレイの列があり、 最後尾には「待ち時間ここから90分」のパネルを持ったスタッフが。関係者の話では、 9時前の時点で既に人が集まってきていたとのこと。

ステージ周辺では、数人のスタッフが「大怪獣バトルNEO」のプロモーションカードと、 今夏小学館から発刊の「大怪獣バトル ウルトラファンブック」の無料見本誌を配ってました。

ウルトラギャラクシー

11時になると、ステージにティガが登場。 握手会に続き、撮影会ということで、集まった周囲のお客さんたちにポーズをとる。 会場が吹き抜けなので、上の階のお客さん向けに、上向きのゼペリオン光線という、ちょっと珍しいポーズも。 ウルトラマンの登場にステージ周辺にはさらに多くの人垣が。

11時半からはプレス受付が始まったので、私も受付を済ませ、資料セットの紙袋をもらってステージ上のプレス席へ。 順番が早かったので一番前も空いてたんですが、 まあそこはカメラマンさんに座ってもらっていい写真を宣伝に使ってもらうべえと2列目の席に。 しかし大勢の観衆の前で壇上の席にあがるというのは、ただの取材なのに少々緊張します。

そして12時になっていよいよ発表会の開始。担当者の説明に続いて、大怪獣バトルNEOの映像が流れ、 バトルナイザーを持ったカネゴンが、それを狙うババルウ星人たちに追われ時空の扉に飛び込んだところで、 会場にカネゴン登場。

ウルトラギャラクシー

大舞台に登場するにはちょっとイマイチな着ぐるみな気もするけど、まあそれはおいといて、 追ってババルウ星人も登場。さらにカネゴンが呼び出したレッドキングとのバトル、 というところで子供たちも大喜び…なんだけど、 ここでも壇上の自分たちに隠れてよく見えないんだろうな〜と、ちょっと申し訳なく。

大怪獣バトルNEOの新システム、ゲーム画面など、カードダス関連の紹介に続いて、 円谷プロの渋谷プロデューサーも登壇して、映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」、 オリジナルビデオ「メビウス外伝」、「ウルトラマンフェスティバル2008」など、 これから秋にかけての展開が紹介され、 ビデオやゲームに登場する新キャラ「アーマードダークネス」と「アーマードメフィラス」が登場。

アーマードメフィラスは、大怪獣バトル第1期のキングジョーブラックに相当する、NEOにおけるキーキャラクター。 さらにここで「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」第2シーズンの製作決定が発表されると、会場からは大きな拍手が。

放送形態から、どのくらい知られてるのかと心配な部分もあったけど、少なくともここにいる人たちは結構見ていて、 しかも見てる人には続編の期待が高いんだとわかってなにより。

そしていよいよZAPクルーの5人が登場。 この頃には2階3階にもギッシリと人垣が出来て、しきりに声援が。その人数と熱気はZAPのメンバーにとっても、 これまでにない手応えだったと思われ、みんな笑顔でずっと会場の四方に手を振っている状態。

ウルトラギャラクシー

5人から一言ずつあった後は、カネゴン、レッドキング、アーマードダークネス&メフィラスも登場して、大怪獣バトルNEOのゲーム筐体を囲んでのフォトセッション。今日の気温にZAPの制服はさすがに暑いようで、レイを始め5人の顔は汗だくでした。見えないけど怪獣の4人はもっとでしょうけど。 その後、ZAPの5人と握手会&ゲームで対戦、という企画になってたはずです、終了後、 控え室でZAPの5人にケロケロエースの取材。

編集さんが出来立てのケロケロ最新号を差し上げると、熱心な読者のハルナ副長を始め、みなさん喜んでくれてました。 それにしても、念願の続編発表、大勢のファン、なにより久々の5人全員集合ということで、 この後は盛り上がるんだろうなー、などと勝手に想像。

帰りに再びステージの前を通ると、ゲームのフリープレイや、3時からのティガのサイン会のためもあるでしょうが、まだまだ大勢の人がステージの前にいて、子供たちはモニターの映像に見入っておりました。

ケロケロエース連載著者 西川 伸司さんの著筆談

さて、角川書店出版の雑誌「ケロケロエース」にただいま、 絶賛好評連載中の大怪獣バトルウルトラアドベンチャーの漫画を著筆しているのが、 今回のレポをご提供いただいた西川伸司さんです。 西川さんに漫画の世界で描かれる怪獣たちについて、お聞きしてみました。

前回もいろいろな怪獣が出ていますが、バトルは少なめ。 そんな中でメインのバトルはゴモラとこいつ。 ウルトラマンレオに登場したサタンビートル。

ウルトラギャラクシー

そもそもなんでラインナップされたのか、そんなに人気があったのか? まあレオからもなんか出さなきゃって時に、 過去にソフビが出てるのがこいつくらいしかなかった ってのがほんとのとこなんじゃないかと思うんですが。

で、下膨れの何とも言えん顔をしてるんですが 口の処理がなかなか独創的。

昆虫とか甲殻類とか、外骨格生物の口というのは 我々脊椎動物からすると実に奇妙で複雑な構造をしてるんですが その辺りは怪獣として再構成するときも難しい部分です。

エビラとかガニメとか、リアル路線の頃の東宝怪獣では なかなかがんばってて、気持ち悪い感じがよく出てるんですが 一方でどんな形なのか掴みにくく、キャラクターとしては弱くなっちゃう。

モスラとかメガロみたいに、単純に左右に開く、というのが わかりやすくて機構も簡単なので、一種のスタンダードになってますかね。 中にはカニックスとかメガギラスみたいに 「どこが外骨格生物やねん!」というようなのもありますが。 レギオンなんかは虫らしさをうまく個性にしてる例ですね。

発生学的には外骨格生物の口にしろ触覚にしろ、 全ては各体節に一対ずつあった足が進化したものということで じゃあ元はムカデみたいなもんだったんですかね。 動物の構造の基本は左右対称ということからすると もしかしたら、上下に開く脊椎動物の口の方が イレギュラーな進化なのかも。

なんにせよ、虫やカニの口を描けと言われて 何も見ないで正確に描ける人はそういないんじゃないかと。 実際、かなり想像を絶する形だったりしますからね。 案外、カニックスみたいな普通に歯がある口だったりするかもよです。

ケロケロエースは、税込み480円で毎月26日発売です。 大怪獣バトルウルトラモンスターズ、ぜひお手にとってご覧ください。
この機会に怪獣たちのいる暮らしをしてみませんか?


文・西川 伸司・画像/西川 伸司  企画・編集 レイゴ 

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