ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト 【ヤプールと「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟映画登場怪獣」解説】

ヤプールと「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟映画登場怪獣」解説

【異次元人 ヤプール】

特徴:異次元空間に君臨する謎の侵略者。 強力な生物兵器“超獣”を操り、三次元世界へ攻撃を加える。既に多数の惑星を 支配下に置き、星人をエージェントとして送り込む。性格は残忍、陰湿。地球を 手に入れる為なら手段を選ばない。特に人間の暗部につけ込み、踏みにじる戦略 を好む。怨念を集結させるなどの超常能力も持っている。

【異次元超人 巨大ヤプール】

特徴:ヤプール老人によって異次元へ連れ去られた子供たちを助けるため乗り込 んできたAに対し、全ヤプールが合体した最強形態で立ち向かう。日頃の卑劣な言 動とは裏腹に、Aと真っ向から勝負する。両者光線技の応酬と格闘戦で互角の戦い ぶりを見せるが、Aの技数がわずかに上回り、ストレート光線、メタリウム光線の 連射で四散する。その飛び散った破片は地上に降り注ぎ、その後も災厄をまき散 らすことになる。(エース第23話「逆転!ゾフィー只今参上」)

ヤプールとは

「人間を滅ぼすものは人間だ…」、ウルトラマンA第4話「3億年超獣出現!」で、ヤプールはこう言い放ちました。 この回に登場した超獣・ガランは、 TACの美川隊員に想いを寄せる漫画家・久里虫太郎の恨みの念を利用してヤプールが誕生させたものでした。

この回に象徴されるように、 ヤプールはしばしば人間の心を利用したり、人間の弱さにつけ込んだ作戦を展開します。 それがヤプールの恐ろしさの一つです。

そして、そんなヤプールが地球攻撃の尖兵として創り出したのが生物兵器たる「超獣」です。 これは、当時の児童誌などでは「宇宙生物と地球生物を合体させたもの」と解説されていました。

しかし、作品を観ていると、そんな単純なものではないことに気づかされます。前述のとおり、 人間の怨念を取り込んで更に強力な存在となったり、人間と同化したり、身体の一部が機械そのものだったり、 ヤプール人自身がその一部となったり…。

ヤプール同様、その下僕たる超獣も、エピソードごとに実にとらえどころのない存在として描かれています。 しかし、超獣に共通しているのは「兵器として産み出された」という側面です。しかも、それはただの兵器ではありません。 ヤプール人が自分達の欲望の充足のため、「いのち」をもてあそび創りだした生物兵器、それが「超獣」なのです。

このようなヤプールのイメージは、「A」 のメイン脚本家・市川森一氏により確立された部分が大きいように思えます。 市川氏は「A」の作品世界で、いくつかのキリスト教的モチーフを用いています。 その中で、ヤプールは「悪魔」や、抽象的な「悪」の概念が委ねられた存在でした。

最終回、ウルトラマンAこと北斗星司は地球を去ることになります。その原因は、ヤプールにより作られたものでした。 しかも、実に巧妙に…。

この最終回「明日のエースは君だ!」には、市川氏と「A」のスタッフからのメッセージが込められています。 そして、このタイトルの意味は「君もエースになれるよ」といった無邪気なものではありません。

この最終回を観たことのある方なら、このタイトルに「君がエースの立場ならどうする?」 という、深い問いかけが含まれていることをご存知のことと思います。

地球征服のための大作戦を展開するかと思えば、その一方で、 人を悲しませること自体を楽しむような行為を行うヤプール…。

それは市川氏の託した抽象的な「悪」、さらにいえば、人間の心に潜む「悪意」 そのものをイメージ化したもののように思われます。 だからこそヤプールは不可思議で抽象的な存在として描かれたのでしょう。

ウルトラマンA最終回「明日のエースは君だ!」は掛け値なしの傑作ですし、 「A」世界を締めくくるにふさわしいエピソードです。

ヤプールは、エースの宿敵で、  異次元人と言われているものの、その存在は極めて抽象的で、悪としても、 具体的な幹部などがいるわけではなく、単に超獣を操る不気味な存在としてあります。

これはエースに先立ち放映されたミラーマンの悪役、インベーダーをさらに抽象的にしたもので、 ともかく、どこで何をやるのかわからない悪として、大変な存在感がありました。

 その正体は、「逆転!ゾフィただ今参上」で、エースが異次元に行き、 具体的な姿を見せたヤプール(巨大やプールという)で見せ、エースと決戦となり、 破れるものの、その破片が新たな超獣を生む、最後にまた現れる、と言って、極めて不気味なものです。  これだけ抽象的な存在の悪役は、日本のヒーロー物では珍しいです。

ザラブ星人とは

ザラブ星人はウルトラマン第18話「遊星から来た兄弟」に登場しました。 多くの星を滅ぼしてきたザラブ星の工作員の一人で、地球人と友好的に接してましたが、本性を現します。

ハヤタ(ウルトラマン)を捕らえて、にせウルトラマンに変身して人類にウルトラマンは敵であると思い込ませようとしました。 しかし本物のウルトラマンが登場して、にせウルトラマンは本物のスペシウム光線を浴びザラブ星人に戻ってしまいます。 最後はまたスペシウム光線でやっつけられました。 ちなみに第33話「禁じられた言葉」にも出ましたが、特別なリアクションはなくすぐ消えました。

ガッツ星人とは

ガッツ星人はウルトラセブン第39・40話「セブン暗殺計画」に登場しました。 自らを無敵のガッツ星人を公言して、セブンに戦いを挑みました。セブンの能力分析のため豪力怪獣アロンをセブンと戦わせ、対策を練るなど理論派の一面を持っています。ガッツ星人は分身&目からのビーム攻撃を駆使してセブンをエネルギー切れに追い込みます。 クリスタルの十字架にかけられガッツ星人は夜明けの処刑の時間が近づいてくるのを待っていました。

しかしウルトラ警備隊の活躍によって復活したセブンはウルトラノック戦法により、動揺して何も出来なかったガッツ星人の宇宙船もろとも粉砕しました。 ちなみにガッツ星人にウインダムは破壊されました。

ナックル星人とは

ナックル星人は帰ってきたウルトラマン第37話「ウルトラマン夕陽に死す」 38話「ウルトラの星光る時」に登場しました。

津波怪獣シーゴラス&宇宙大怪獣ベムスターを再生させ帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)の能力やウルトラブレスレッドの攻撃力を分析し、さらにジャックの人間体である郷秀樹の心の拠所であり坂田兄妹を殺害してしまいます。精神状態が不安的なジャックにブラックキングを使って暗殺しようとします。 ナックル星人自体も地球人に変装してましたが、元の姿に戻り巨大化しました。しかしブラックキングに対してスペシウム光線&ウルトラブレスレッドの攻撃は全く効かない。そして2匹でジャックを倒し、鎖につなぎナックル星でジャックを処刑しようとした。 そこにウルトラマン&セブンがやってきた。「ウルトラの星作戦」により救出、ブラックキングを手刀によるスライスハンドで、ナックル星人を「ウルトラ投げ」で倒しました。

テンペーラー星人とは

テンペラー星人はウルトラマンタロウ第33話「ウルトラの国大爆発5秒前!」 34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」に登場しました。

ウルトラ戦士を憎悪を持つエンペラ星人と深いつながりがある宇宙人で、当初はウルトラの星を破滅されようとしますが、 タロウ(東光太郎)が地球にウルトラ5兄弟を呼んでパーティーを開いているのを知り標的を地球に変更して地球&ウルトラ兄弟を葬ろうと画策します。 ウルトラ兄弟を出現されるため都市を破壊し続けます。

単独で現れたタロウを倒してしまいます。タロウはまた5兄弟と共に「ウルトラボール」という赤い球でテンペラー星人の体内に侵入して体内爆破されますが、それは偽者だったのです。 本物のテンペラー星人は光太郎と共に生活している白鳥さおりに乗り移り、光太郎(タロウ)を拉致します。

他の5兄弟はゾフィー兄さんがZATの協力者である大谷博士に、初代マン〜エースはZATメンバーに乗る移り光太郎を救いましたがテンペラー星人に見破られます。 そこでウルトラ6兄弟が揃い、変身して戦いを挑みます。

しかしテンペラー星人は火炎放射・ビームウィップ(ビーム状の鞭)・ビーム光線で兄弟を苦しめます。 しかもウルトラセブンのエメリウム光線・ウルトラマンジャックのシネラマショットを出しますが、びくともしません。 逆にビーム光線を喰らいます。

初代マン&エースが金縛り光線を使いテンペラー星人の動きを止め、ゾフィー兄さんの指示でタロウがタロウカッターで両腕を切断され6兄弟が合体投げで飛ばしネオストリウム光線で倒します。 逃げようとした宇宙船も6兄弟の合体光線で木っ端微塵に破壊しました。

ザラブ星人は地球人のウルトラマンへの信用を利用して地球乗っ取りを行っています。ガッツ星人はかなりの自信家で分析すれば勝てると考えたのに対して、ナックル星人はウルトラマンを恐れてるため分析以外にも薄汚い手段(坂田兄妹殺害・MAT隊員の利用)を使ったのだと思います。 テンペラー星人は圧倒的な強さを前面に出して戦いますが、やはり数にはかなわなかったのでしょう。

T2-0/棺桶のジョー/アパッチ@元帥各氏の投稿による。

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