ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス 第1話 「運命の出逢い」】

ウルトラマンメビウス番組レポート【ソフトバージョン編レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス怪獣画像

ウルトラマンメビウス 弟1話 「運命の出逢い」【レイゴ】

壮大なオープニングでスタートしたウルトラマンメビウス ウルトラの父は、マントをひるがえして立ちメビウスに語る。

(口パクの父)「今より君はウルトラマンだ。」

「ウルトラマン・・・」

「あの星では我々はそう呼ぶ。」「聞いているだろう?兄弟たちから。」

「会えるのですね、あの星の知性体に。」
「人間たちにな。(サルではないといいが)彼らと触れ合うことで、君も兄弟たちのように、大切なもの を手に入れると私は信じている。」
「大切なもの?」
「君自身にしか見つけられない、大切なものだ。」
「・・・わかりました。行きます!ウルトラの父。」

「若き勇士よ、行くがいい。かけがえのない星、地球へ!」

オープニング主題歌

赤い風船は、女の子の手を離れて空高く飛ばされた。

しばらく悲しげに上空を眺めていたが、あきらめて、うなだれ去ろうとする女の子に「はい」風船を渡す一人の好青年。 これがこの番組の主人公ヒビノミライだ。

「ありがとう」驚きながらも、うれしげにお礼を言う女の子の言葉に、自らもその言葉「ありが…とう」を噛み しめるミライ。

世のお役所家業の一つ、ゴルフプレイ中のトリヤマ補佐官のところに、 ミサキ女史から、何故か微笑みながらの怪獣出現の一報が入る。裏返った声で確認す る。トリヤマ補佐官。

「なにっ?宇宙怪獣が確認された?」
「レジストレーションコードはディノゾール。各国GUYSに待機命令が出さ れました。」ガイズ総本部からのとんでもない報告。

「アハハ(=トホホ)・・・なんたる不幸・・・残り僅かな任期中に、 四半世紀ぶりの怪獣襲来とは。」

動揺の隠し切れないトリヤマ補佐官。 お供のマル補佐官秘書は、すかさず訂正する。「正確には25年と2週間ぶりです。」 「聞いてないことは答えんでも良い!」男トリヤマ補佐官、泣き笑いの表情だ。 

一人の男アイハラ・リュウが高台の公園でなにやら大声で驚くべきセリフを叫んでいる。

「ひとつ!腹ぺこのまま学校に行かぬこと!」
「ひとつ!天気のいい日に布団を干すこと!」
「ひとつ!道を歩く時は車に気を付けること!」
「ひとつ!」

「他人の力を頼りにしないこと!」突然のセリフの横取りの合いの手に、思わず振り向くリュウ。

しかし声の主を確認すると、そのまま再度公園に向き直る。 加えて、ミライはリュウと肩を並べようとはぜず、距離を保ったまま、声を揃える。

「ひとつ!土の上を裸足で走り回って遊ぶこと!」

リュウはうれしげにもう一度振り返った。「驚いたなぁ、知ってる奴がいたなんて。これ、俺の上司の口ぐせだぜ。 」「小ちゃい頃に友達に教わったんだと。何でも、ウルトラマンが残した言葉ら しいんだけどな。」

「はい!僕もそう聞いています。 」

「笑っちまうよな、ウルトラマンなんてもうとっくに伝説だし、今やこの 星は俺たち(GUYS)が守ってるんだけどな。」リュウは、自身の胸のワッペンを引っ張り強調させて見せる。

「ウルトラマンかー。今はどこで何やってるんだろうな。」

「危ない! !」気配を察知したミライがリュウを庇う。直後に街灯が倒れかかる。 ミライは一点の方向を厳しい表情で見つめる。

間髪入れず 、セリザワ隊長からリュウに通信が入る。「リュウ、非番のとこ悪いが、すぐ来てくれ。V-77が攻撃態勢に 入った。急げよ。」「何かヤな感じだな・・・」いつにない不吉な予感に顔を曇られせるリュウ

またな、言葉を残して、走り出すリュウ。

なんでよりにもよって日本なんですか、嘆くトリヤマ補佐官をよそに、 70パーセント以上の確率で怪獣ディノゾールは日本に上陸する。

時、同じくミライは奇妙な女と遭遇していた。

人間ばなれした雰囲気をかもし出すその女は、ミライを見つめ異様に長い舌で、しゅるりと音を立てて、したなめずりをする。

はじめての実践だが、諸君ならやれると信じている(泣)いきなり使えないトリヤマ補佐官と同じくセットで使えないバンクした車。

怪獣ディノゾールに向けて突撃機だ。 隊長と同乗するリュウは武者震いをする。「ついにこの日が来たか」仲間たちと5機 編成での出動。

ディノゾールを目視!「あれが怪獣か・・・」実物の怪獣を今、まさにはじめて肉眼で見たリュウは息を呑み愕然とする。

リュウの心の声は叫んだ。 〈守るんだ、この星を。俺たちの手で〉

「全機攻撃開始!」しかし、ディノゾールの攻撃に即座に、いともたやすく後方を飛ぶ仲間の2機が撃墜され た。爆破炎上する仲間の機体

「そんな!」あまりのことに言葉の続かないリュウ

ここは、「みやまほいくえん」《ロケ地:梨花幼稚園》の子どもたちが歌う「大きな栗 の木の下でピアノを弾く萌えキャラメガネの先生は、アマガイ・コノミ。

そして場面は切り替わりこちらは、病院の診察室。

そうだ、患者は、病院の壁に貼られたポスター(直筆サイン入り)と同じ人物だった。! 医師クゼ・テツハルは、患者に声をかける。「うん、軽い練習なら始めてもいいだろう。」 「グラッシャス」青年はスペイン語でありがとうとうれしげにお礼を返した。

意気揚々と大またで病院の廊下を歩くジョージの横をクゼ・ケイコが奥様着物姿で 小走りに寄り添いながら息子にまとわりついている。

「大学で 一生懸命勉強して、立派なお医者様になってくださいよ、テッペイさん。いずれ はお父様の跡を継いであなたがこの病院の院長を務めることになるんですからね 。」

テッペイは、母親の言葉など何も耳に入らぬそぶりで、すれ違う男性を振り返る。「今の・・・」

もう一人、このドラマのヒロイン2輪ロードレースの有望選手/カザマ・マリナ。「このまま行けば全日本も夢 じゃない。いや、俺はその先まで行けると思っている。」カドクラ役は、ティガ /シンジョウ隊員、コスモス/カワヤ医師等でお馴染みの、円谷プロ所属/影丸 茂樹さん。

「その先って世界選手権!?」夢がつかめるかもしれない。マリナは微笑んだ。

怪獣警報が鳴り響き。 怪獣降下予測地点から周囲5キロに避難勧告が発令された。

保育用お散歩カートに乗せて園児たちを避難させるコノミ先生。 ユメちゃんたちがまだ避難していないことに気づく 「え・・・先生に任せといて。」 コノミは危険エリアにきびすを返した。

「まだ残ってるんです、あの子たちにもしものことがあったら!行かせ てくださいーーー!」 危険だからとコノミを行かせぬよう、阻む警官ともみ合いになる。

居合わ せたジョージ。炎に包まれたサッカーボールが警官帽を吹き飛ばし、コンクリ壁 にめり込む。警官はあまりのことにひるみ、つかんでいたコノミの腕を放した。

「流星シュート!やっぱりイカルガ・ジョージだ!」ファンだったのかテッペイが叫んだ。ジョージは、サッカースペイン リーグで活躍していた有名選手だった。

「行くぜ、アミーゴ!」ジョージはテッペイを一瞥すると声をかける。「エ、僕も!?」意を決してともに走り出すテッペイ

「ちょっと、 テッペイさん、テッペイさーーん!」冗談じゃないぜセニョール吼えるテッペイの母

同じく通りかかったマリナはバイクをコノミのに前につけた「乗って!」「はい!」メットを被りコノミを乗せて発車。

ディノゾールとの死闘の続く宇宙空間、もはやリュウとセリザワの機体1 機が残るのみとなっていた。

あきらめるか、怪獣ディノゾールを追ってともに大気圏へ突入するが、口から凄まじい高速で伸ばす歯舌=スクープ テイザーによって機体の片翼を切断され、機はきりもみ状態となる。

「隊長、脱出してください!俺がコイツでディノゾールに突っ込みます! 」

「命を粗末にはさせん!」セリザワがレバーを引く、リュウのシート だけが宙に舞い、パラシュートが開く。

「隊長ーー!」

「リュウ、ガイズを・・・頼んだぞ!」

そして自らはディノゾールに機 体ごと特攻し機体は大爆発を起こした。


「全滅だと!?」

・・・崩れ落ちるトリヤマ補佐官。

ミライは、謎の高速移動する女に攻撃され続けていた。「正体を現せ!」 木の枝がナイフとなってミライに襲い掛かる。

しかし女は忽然とミライの前から姿を消した。女の正体とはなんなのだ。そしてその目的とは?

「‘この子たち’ってこいつらのことか!?」ぷくぷくしたうさぎに慌てるジョージ。

コノミはなんと、みやま保育園のウサギ を救出にきたのだ。マリナは段ボール箱を用意する。

「怪獣が迫っています!逃げてください!」ミライも、みやま保育園にかけつれるとお決まりの避難警告を口にした。  「この子たちはみんなで大事に育ててるんです。」必死のコノミ。 「突っ立ってんなら手伝いな!」ジョージはミライに厳しく言う。 「はい!」あわててちょこまか動くうさぎをダンボールにねじ込むと急げっ走り出すメンバー

マリナは、一瞬鋭い聴力で、何かを感じとり立ち止まる。

ハッ危ない、ジョージの鋭敏な動体視力で、みなは、危険を避ける。 早く逃げて、ミライはついに変身する。

「メビウーース!」

ゆっくり、ゆっくり、光が地上に溢れ、地上に降り立った銀色の巨人。

言葉を失う一同。「マジかよ。」

人々は大歓声をあげる。「あれ?パパが小さい頃に見たって言ってた。」こどもが無邪気に尋ねる。

「ああ、ウルトラマン だ。」父親は遠くを見つめるようにうれしそうに頷く。

降臨したメビウスはディノゾールの攻撃をしなやかによける。しかしそれは・・・「あいつ、ビルを盾にしやがった」

上部を破壊されたビルの陰からひよっこり出てきたメビウス 。

怪獣に次々破壊されるビルを不思議そうに見つめるメビウス。

自らのタイマーのシグナルにやっと気づき 必殺技メビウムシュートで怪獣は瞬時に粉砕された。

怪獣を一撃の元に粉砕し、人々は歓喜の声をあげる。メビウスは、腰に手を当てて、どうだとばかりに悠然と立つ。

「バカヤローーー!」 その勇士メビウスにいきなりリュウの罵声が飛ぶ。

「何てへたくそな戦い方だ。周りを見てみやがれ!」 周囲をゆっくりカメラが眺める。無残にも崩れ、倒壊し切断された壊滅状態のビル群。

「これでもウルトラマンかよ。」

「なんも守れてねぃじゃないか。俺だってそうだ・・・・なんも守れなかった ・・・」泣き崩れるリュウ。そんなリュウをじっと見つめるメビウス


「やっぱり、ここだったんですね」ミライは、リュウと出合ったあの高台の公園に立った。 「お前、まさかGUYSに?」ミライの姿はカイズのユニフォーム姿であった。「一緒に戦わせてください。あなたと 一緒に戦いたいんです。」

  「何やる気満々みたいな顔していやがる!?もうGUYSなんて必要ないんだよっ! 」喪失感から思わず、くそったれとカイズの通信機を捨てようとして手が止まる。

「行きましょう、フェニックスネストへ。あなたを待っている人がいま す。」あっさり説得され、ついていったリュウ

「GUYS本部は統合攻撃戦闘機、ガンフェニックスの配備を決定した。 」装備されていたものがお話にならないことが判明し、新兵器の搭載である。 「アンタ誰?」 「本日付けで新生GUYSの隊長に任命されたサコミズだ。 」のっぺりした男が名乗った。

「僕は新生クルー、第1号」「何でおまえが!?」「っていうか、お まえ誰だよ!?」 

「ヒビノ・ミライです。よろしくお願いします!」満面の笑顔でミライは答えた。
それは、ヒビノミライと新生カイズのメンバーの出会いであった。

ここが管理人の考察ポイント

考察ポイントとしては、初っ端から大きな問題定義、 ウルトラマンとは何を守るのか。 ウルトラマンとはどうあるべきか、を問うという視点にいきなり切り込みをかけたという点だろうか。

リュウがメビウスに指摘した点は、ただ怪獣を倒すのか、倒せばそのプロセスはどうでもいいのか?勝てば官軍なのか?を問い。 また、人は時に、自らの命と同等に扱うものがある。という事実は、コノミらが決死の覚悟で、 うさぎを救出することにより物語られている。 そして、隊長の自らを犠牲にしても助けたい何かとは、いったいなんであろうか?

謎の女の出現はどのような伏線としての投下なのだろうか

ちよっとぴり昔懐かしい熱血、根性ストーリーティストに、現在のおかれている社会現象や抱えている 社会問題をおりまぜて、円谷40周年記念作品ウルトラマンメビウスは今、スタートした。

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2006/4/8 第1話 「運命の出逢い」番組クレジット

宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール 登場

キャストは、マニアレポートのページにて文中埋め込みでご紹介しています。

《スーツアクター》和田三四郎 / 西村 郎 《ウルトラの父の声》西岡徳馬 《エキストラ》セントラル子供劇団 / 早川プロダクション

《シリーズ構成・脚本》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《特技監督》原口智生 《監  督》佐野智樹

《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一 《企画》加藤直次 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》岡崎剛之 / 渋谷浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシエイトプロデューサー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》倉持武弘 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》楠本龍巳 《操演》上田健一 《助監督》石川 整 《装飾》遠藤雄一郎 《衣装》塚田亜矢子 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《制作主任》相良 晶 《編集》本田吉孝 《VFX》石田延哉 / 田代定三 《デジタルエディター》柳生俊一 《VE》佐々木彰司 《スクリプター》鈴賀慶子 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》高橋義仁 《照明》高野和男 《美術》三池敏夫 《操演》村石義徳 《殺陣》岡野弘之 《助監督》野間詳令 《スクリプター》島貫育子 《スチール》渡辺 亨 《制作担当》土肥裕二 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キャラクターデザイン イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》井口基水 《CGIモーションディレクター》板野一郎

円谷CGI-ROOM 《CGIスーパーバイザー》早川哲司 《CGIデザイナー》大坪隆仁 / 上田和彦 / 澤田元春 / 小嶋律史 / 森 裕二 / 坂 本竜治 / 小杉淑美 / 田口小夜子 《3Dアドバイザー》林 秀則 《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトアニメーター》増田英和 《カラリスト》高田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD担当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製作デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝一 / 武藤博昭

《協力》

松下電器産業 / フィアット オート ジャパン / ドゥカティジャパン / ドゥカティ横浜 / クリエイティブ・オフィス ヤップ / エムエスジャパンサービ ス / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インターナショナル 日本照明 / 日活撮影所 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米プロダクショ ン / 亀甲船 / スワラプロ / スリーエススタジオ 富士通乾電池 / マーブリングファインアーツ / ヒルマモデルクラフト / ハルジ ン/ グレイショコラ / 宗特機 / タカハシレーシング/ コダック / 月星化成 / IMAGICA / 日本エフェクトセンター / クレッセント / Adobe Systems / Autodeck / ボーン デジタル / 極東貿易 / D.A.S.T / パンチライン / D.A.A.C / RECARO / 岡村製 作所 / フジ工業 / フジコーワ工業 / ナナオ / 前田製作所 / レイト商会 / K2JAPAN / 富士グローブ / CASIO / KENNETH COLE / メガネのカキワ / ABCマート 

《撮影協力》

ツインリンクもてぎ / 梨花幼稚園 / 津久井湖ゴルフ倶楽部 / 埼玉 県ロケーションサービス / 横浜市みなと赤十字病院 / GAO / 野澤組紐舗

《制作協力》電 通 《製作著作》中部日本放送 / 円谷プロダクション 《提 供》BANDAI

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