ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス第2話俺達の翼ソフト考察】

ウルトラマンメビウス第2話「俺達の翼」【ソフト編レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス怪獣画像
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東京湾地底で瞳が開く何者かの赤い目

あの謎の女が、舌なめずりしてたたずんでいる。 そしてやおら、ぽっかりと上空に開いた異次元の口にその姿が吸い込まれて消える。

ガイズスペーシーの電磁気観測衛星が東京湾一帯に地電力の電波異常を観測した。
「そんなもの何かの間違いに決まっとるわい。」

冗談じゃない。もしかして東京湾の地底に怪獣が?トリヤマ補佐官は憤慨する。 「いてたまるか。毎週毎週怪獣なんて!」

その後ろでマル秘書官。あれだからねーもーねーと声なく、顔で伝える仕草に
「マル」 一喝して憮然と退出、ハイハイと慌ててあとを追うマル・・・

地球内部には様々な波長を持った物質が存在するため、怪獣が地上 に現れないと正確に補足するのは不可能どころか、怪獣かどうかすらも、すぐには分からないのであった。

ーー「主題歌」ーー

ミライはコノミの幼稚園にリュウと連れ立って訪れた。 「お願いします!あなたはガイズに相応しい人です。」頭を下げるミライ

「あたしぃ、早く資格を取って一人前の保育士になりたいんですぅ。」
即行頭を下げられてしまう。

「行くぞ!」まるとすきっと見込みなし、リュウはミライを促す。

「確かにガイズの適正試験は16歳になれば誰でも受けられる。
けど 、俺やお前みたいに入隊の意志を持って受験するやつは…」

「いないんですか?」 「当然だ。怪獣は二十何年現れてないんだぞ。」 「でも怪獣は現れたじゃないですか。」

「それだけじゃない。ウルトラマンまで現れやがった。」 ウルトラマンが現れたことに不満でもあるのか語尾を強めるリュウ。

スーパーアリーナの観客席にジョージを訪ねる懲りない二人。
なんだかんだといって、なかなかのスカウトマンというより、営業マンぶりのリュウとミライ。

「ウルトラマンがいるんだ。ガイズなんて、もう解散しちゃえよ。」 スペインリーグに戻る必要のあるジョージはいきなり二人に向かって暴言を吐く。

スぺインリーグもヨーロッパ中を接見した‘流星シュー ト’の‘イカルガさん’(強調)もしらない、ぽっかんミライ。

「その名前で呼ぶな。」どうやらかの有名な、ご自分のお名前が気に入らないようで、リュウを睨むジョージ。 お決まりの「アディオス!(さよなら)」炸裂。

ツインリンクもてぎサーキット場をウルトラマンマックスでお馴染みの「ドゥカティ」で颯爽と駆け抜けるマリナ。 くじけないミライとリュウだが、二人の顔をみるやないなや、「ごめん!」「え!?」 女性からごめんなさいのオンパレードだ。

ロードレース世界選手権。確かまだ、女性ライダーが参戦したことは…ない。その世界選手権に手が届くかもしれない。

ここまでくれば、完全に突撃営業マンと化したミライとリュウ。こうなりゃ、テッペイの大学にまで乱入だ。

「子供の頃はGUYSに憧れていました。適正試験を受けたのもそのせいで す。」「じゃあ…」

「もっともGUYSのライセンスを持っていると受験や就職に有利ですから ね。父の病院を継ぐことが両親の願いですから。」へっ・・お口あんぐりしたくなるお言葉。

「どいつもこいつもテメェのことしか考えてねぇ。あんな連中と一緒にな れっか!」ふられっぱなしで頭に血が上るリュウ。

「僕はそう思いません。あの人たちは…《第1話で奮闘するメンバーが回想され》ガイズのクルーに相応し い人たちです!」
バンッ、ミライのまっすぐな視線に耐えかねて机を叩くリュウ。 「好きにしやがれ!俺は俺で勝手にやる。」捨て台詞を残して出て行くリュウの後にそっと立つサコミズ隊長。

「勝手ににやるって、何やるの?」すっと手を伸ばし、リュウの胸ポケットからメモリーデ ィスプレイを引き抜く。 「セリザワくんの仕業だろ。『他人の力を頼りにしないこと』しょっちゅう聞か されていたでしょう。」

「『その為に必要な炎は、心のどこかでずっと燃え続けなければならな い』だったっけ。」 「だから炎を描くんだって。’俺達の翼’に。」潜んで二人のやり取りの様子を伺うミライ。

リュウは一人ガンフェニックスを塗装していた。 そこに現れた4人。

「あの子がどうしても来てくれっていうからさ。」ちらりとミライに視線を投げかけるマリナ。ジョージはふてくされたように突っ立っている。 「感激です。フェニックスネストに入れるなんて。」オタクなのかファンだったのかぐるぐる回りをうれしげに見回すテッペイ 「あ、お邪魔してます。」すっとんきょうな声を出してメガネをズリあげるとべこりと頭を下げるコノミ。

「何の真似だ。」 「皆さんに手伝ってもらおうと思って。」 「ダメだ!」「地球はウルトラマンに守ってもらえばいい、そんな風に思 ってる奴らに、この翼は触らせはしねぇ!」

なんだこいつ「時間の無駄だったな。」去ろうとするジョージ。 「地球は我々人類、自らの手で守り抜かなきゃならないんだ!」「けど、 地球は何故かウルトラマンに守られて来た。俺はガイズをそうじゃないチームに したいんだ!」・・・思わずジョージの足が止まる。

「いいわ。ねえ、ツナギどこ?」突然着ていた上着を脱ぎ始めるマリナ、「は?」 「勘違いしないで。あなたのその心意気に免じて、塗るのを手伝うだけだ から。」 それならと「僕も手伝います。」 「私もお手伝いなら。あの、ぬり絵は得意なんです。」 「ぬっ・・ぬり絵!?」 あまりの発言に拍子抜けするリュウ。

アホらしい関係ないやいと戻ろうとするジョージにマリナが声をかける「逃げるんだ、イカルガさん。」 「その名前で呼ぶなぁ!」 「漢字で書けないから嫌いなのよね。」「なっ、何でその…」かっ漢字でかけないって・・・。ザ・爆笑

「お願いします!」ぺこり 「よしっ、じゃあ始めようか。」 「コラコラコラ、お前ら勝手に・・・」その言葉と裏腹にかすかな微笑みが口元に広がるリュウ。

全員でガンフェニックスの塗装を始める。エアーコンプレッサー、ローラー、刷 毛での作業〜マスキング作業… 揃って芝生に座っての食事。

談笑するみんなの後ろでミライははじめて見るカレーライスの臭いを嗅ぐ…スプー ンの先に乗せちょっと舐める。これはいける!ピンと来た表情がかわいいぞ、 急いで、パクパク食らいつくミライ。

リュウがジェットビートル(ウルトラマン/科特隊の飛行機)などの 説明を得意げに話す内容をまんざらでもない様子で楽しげに聞くメンバー。サコミズがそっと様子を見に来る。 コノミは機体にハートとサインする。にこっ

疲れれば、コンテナにもたれてみんなで眠る。 ミライが目覚めるとすでにみんなは、作業を始めている。そして、ついに機体に6人全員のサインが揃う。

ビニールシートを外して完成。 「‘俺達の翼’ですね。」「うん。」 そこに鳴り響く警告音

司令室に駆け込むメンバーに部外者は立ち入り禁止だぞ。怒り出すトリヤマ補佐官。 部外者じゃありません。ミライがそう主張するメンバー一同モニターを見る。  土煙が上がる中、怪獣出現。

「グドンだ!34年前、東京を襲った!こう…あれだ、ツインテールを食 べた!」

一同しーーーーーーーん。(フリーズ気味の一同)

サコミズだけが笑って頷く。「あれ、 知りません!?」あわあわ焦るテッペイ

「出動します。行くぞ、ミライ」 「はい。お二人も。」ただ、ペイントを手伝っただけとあんな怪獣の相手をするなんて言った覚えはない 二人に、俺達の翼で行くんです。一緒飛んで下さい。とたたみかぶせるミライ。 しかも用意周到にミライに頼まれて、ライセンスホルダーである彼らの4つのメモリーディスプレイまでも用意されていた。

「知らんぞ。わしは、何があっても知らんからな。」補佐官は雄叫びを上げる。 「GUYS Sally go!」

「グドンを都心部へ入れるわけにはいかねえ。絶対にここでくい止めてや る。行くぜ、ガンフェニックススプリット。」 手がムチのグドンは思う存分ムチを振りまくる。 そのムチの速さは肉眼では見えない。

メテオール。円谷公式データ 過去に宇宙人が残した乗り物の残骸などを、GUYSが独自 に研究して、手に入れた超絶テクノロジーメテオールだが、それを使わせてください。ミライはトリヤマ補佐官に訴える。

しかしメテオールの使用に関して、総本部はとつもなく神経質であり、一般市民を同乗させ た こんな状態では使えるわけがない。

一般市民?ブチ・・切れたマリナ「違うわ。決めた!私GUYSに入る!これで問題ないでしょ。イカルガ さんも。」

「その名前で俺を呼ぶなー!」 今、闘っているのは全員GUYSのクルーです。彼らの行動には私が責任 を持ちます。

自分が責任をとらなきゃとりあえずオッケーなのか、補佐官はメテオールの使用を許可する。しかしそれには 規定があり、制限時間は1分間。 パワーミッション トゥ シフト マニューバ

「ブリンガーファン、ターンオン」 ガンローダーがグドンを竜巻ファイター状になり、吹っ飛ばす。 「今度はこっちの番だ。」 「前に来るぜ。」 「お前、あのムチが見えてるのか。」 「急げ、次が来る。」 「スペシウム弾頭弾、ファイヤー!」

「左、つぎ右。」 「さすがです、マリナさん。」 しかしガンローダー着陸した。マリナが限界であったのだ。

リュウとジョージは闘い挑むが時間切れ、あと一息ではあったが 落とされてたまるか、必死の俺達の翼の前に迫るグドンのムチ・・・。 まさに目前にムチが迫ったその瞬間、俺達の翼を庇ったものそれは・・

「ウルトラマン」

メビウスは、後方を確認し、市街地が迫っていることを認識すると 、腕に巻きついているグドンのムチをむしろ利用して自らを大車輪とさせ、グドンを空き地へ投げとばした。

そうそれは、「あいつ、闘う場所を選びやがった。」 しかし執拗なグドンのムチ攻撃に苦戦するメビウス

カラータイマーが点滅を始める。 「カラータイマーが青から赤に変わるということは、危険信号を意味してい ると考えられています。」

「もうダメなのか?どうなんだ?」何しろ、頼みの綱のウルトラマンであるトリヤマ補佐官は慌てる。 「まだ、俺達の翼があります。」テッペイは当然のように言い放つ。

「頼むぜ、ジョージ。」 「まかせろ。」 ガンウィンガーでグドンの目先ギリギリまで飛び気を引き付けると一気に上昇させる。 目で追っていたグドンにアッパーカットを食らわせる。

リュウは叫ぶ「今だー!」

メビウス精神統一の一瞬の静寂。グドンもメビウスのタイマンの決意の空気に両者ひたり、動きが止まる。

メビュームブレードがメビウスの腕で輝く。
メビウスが動いた。
次の瞬間、グドンはお口をあぐあぐと小刻みに震わせて、切断されたムチが音を立てて地べたに落ちそして爆死。

「ヨッシャー!」歓声をあげるメンバーたち。 「私は信じておったからね。やあ、ご苦労さん。」日本の典型的指導者ぶりのトリヤマ補佐官。

『この日、僕たちは最初の夢を叶えた』

管理人考察ポイント

超高速で移動し慣性の法則を無視するといったスーパー飛行を見せたカイズのテクノロジーは、 今後の可能性と展開に幅を持たせることが可能な設定と言える。

謎の女が1、2話と連続して登場するあたり、なんらかのキーマンであることはまず間違いない。 女はミライの存在を知っているが、果たしてミライの方は、というとこちら側は、描写されてはいない。

自ら搭乗する飛行機の翼に絵を描くというこのあたりは、まるで学園祭のノリではあるが、 何か一つのことを時間をかけ、自らの行動により達成されるということは、 仮にどんな小さな成果しか得られなくても、受ける満足感は大きい。

特に個人主義、利益第一主義の環境に置かれることの多い昨今では、 なんのメリットもないと思えることを心意気で有志が協力するというスタイルの描写は高く評価できる。

また、カレーというとウルトラマンを連想してしまうところのファンに、 カレーを不思議そうに味見するミライのウルトラマンぶりは、 往年のウルトラファンではなくとも、可愛らしくほほえましく感じるであろう。

そして、1話ではビルを楯に戦闘したメビウスだが、今回は戦闘場所を選んだメビウスは、 すでにたった1話で大きな学習をし成長していっていることが分かる。

ところがこれらの細かい心理描写と裏腹に、一転して怪獣登場についての描写は曖昧で、 その対処もまだまだこれからといったルーキーぶりが伺える。

このあたりは、毎週、毎週出るはずもない怪獣が何故出現するのか・・・ むしろ謎の部分ではないのだろうか・・そして怪獣とのバトルの先に見えるもの ・・・今後も期待したいところである。

ウルトラマンメビウス 第2話 「俺達の翼」クレジット

地底怪獣 グドン 登場

セントラル子供劇団 / テアトルアカデミー / 早川プロダクション 《スーツアクター》山本 諭 / 西村 郎

《シリーズ構成・脚本》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《特技監督》原口智生 《監  督》佐野智樹

《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一 《企画》加藤直次 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》岡崎剛之 / 渋谷浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシエイトプロデューサー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》倉持武弘 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》楠本龍巳 《操演》上田健一 《助監督》石川 整 《装飾》遠藤雄一郎 《衣装》塚田亜矢子 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《制作主任》相良 晶 《編集》本田吉孝 《VFX》石田延哉 / 田代定三 《デジタルエディター》柳生俊一 《VE》佐々木彰司 《スクリプター》鈴賀慶子 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》高橋義仁 《照明》高野和男 《美術》三池敏夫 《操演》村石義徳 《殺陣》岡野弘之 《助監督》野間詳令 《スクリプター》島貫育子 《スチール》渡辺 亨 《制作担当》土肥裕二 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キャラクターデザイン イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》井口基水 《CGIモーションディレクター》板野一郎

円谷CGI-ROOM 《CGIスーパーバイザー》早川哲司 《CGIデザイナー》大坪隆仁 / 上田和彦 / 澤田元春 / 小嶋律史 / 森 裕二 / 坂 本竜治 / 小杉淑美 / 田口小夜子 《3Dアドバイザー》林 秀則

《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトアニメーター》増田英和 《カラリスト》高田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀

《MD担当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製作デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝一 / 武藤博昭

《協力》松下電器産業 / フィアット オート ジャパン / ガレーヂ伊太利屋 / ド ゥカティジャパン / ドゥカティ横浜 / クリエイティブ・オフィス ヤップ / エ ムエスジャパンサービス / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インター ナショナル / 日本照明 / 日活撮影所 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米 プロダクション / 亀甲船 / スワラプロ / スリーエススタジオ

富士通乾電池 / マーブリングファインアーツ / ヒルマモデルクラフト / ハルジ ン/ グレイショコラ / 宗特機 / タカハシレーシング/ コダック / 月星化成 / IMAGICA / 日本エフェクトセンター / クレッセント / Adobe Systems / Autodeck / ボー ンデジタル / 極東貿易 / D.A.S.T / パンチライン / D.A.A.C / RECARO / 岡 村製作所 / フジ工業 / フジコーワ工業 / ナナオ / 前田製作所 / レイト商会 / K2JAPAN / 富士グローブ / CASIO / KENNETH COLE / メガネのカキワ / ABCマート / GAO

《撮影協力》ツインリンクもてぎ / 味の素スタジアム / 梨花幼稚園 / 日野自動 車21世紀センター

《制作協力》電 通 《製作著作》中部日本放送 / 円谷プロダクション 《提 供》BANDAI

キャストは、マニアレポートページにて文中埋め込みでご紹介しています。

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