ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス 第20話「総監の伝言」レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス 第20話「総監の伝言」レイゴ考察ソフトバージョン

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ジョージの振り向きざまのアメージングトリプル攻撃、そしてメビウスのメビュームナイトブレードの一刀太刀に よるディガルーグ殲滅。

車のクラクションが鳴りAlfa159がすべるように停まる。 「補佐官だ!」CREW GUYSの前回ディガルーグ戦の活躍の取材に来た数十人のテレビクルーたちに、た ちまちトリヤマはとり囲まれた。

「トリヤマ補佐官、今回は見事な活躍でしたね。」マイクが差し出され、 「勝因はやはり、噂のメテオールですか?」クルーは勢いよく問いかける。 「その通り。超絶技術・メテオールこそが、我がCREW GUYSの切り札なのでっす。 」報道陣の勢いにつられ拳を握り、得意満面のトリヤマ。

「そのメテオールについて、もっと詳しく!」さらにマイクが差し出され 「それは、過去に宇宙人が残したテクノロジーをですな…」「まずいですよ!」 すかさず背後にピタッと張り付いたマルが止めに入る。

「何、さっきから」 記者はマルの言葉に強く反応した。 「宇宙人の技術を使っているという噂は本当なんですね?」 「だとすると、当然危険もありますよね?」

「確かに危険は伴いますが・・・」トリヤマの肯定発言は 「ええっ!」記者一同を震撼させた。 トリヤマは慌てる「ですが、我々は・・・」 記者はたたみかぶせるように「つまり、危険と承知で使用しているという事ですね?」 なおも「その危険が一般市民に及ぶ可能性は?」マイクを次々につきつかけられ

トリヤマは記者に詰め寄られる。 もはやしろもどろのトリヤマは、目を白黒させるしかなかった「それはぁ・・・!」

トリヤマはマルの背をおし、まさに首根っこを捕まえるという形容がふさわしい状態で、マルを引ったてる。 「補佐官、離してくださいよ」身をよじるマル。

「いいから、一緒に来いって」 「なんで私まで行かなきゃならないんですか?」 「何を言う!私は上司」トリヤマは、バシバシ自分の胸をたたき「君は部下。」マルの胸をビシビシ叩く「一身同体なの!」 と胸を張る。 「そんなぁ・・・」 「いいから、いいから・・・先に行け」マルの背中を押しまくるトリヤマ。

そのころ司令室では、マリナがため息まじにり言う「トリピー、やっぱり総監室に呼ばれたみたい」 「だろうな・・・あの発言はまずいだろ」リュウが当然だと頷く。

ミライが不思議そうに顔を上げた「まずいって、何がですか?」 「は?お前も見ただろ!この間の勝利インタビュー」リュウは半ばあきれたように言う。 「すっかり記者どものペースに乗せられちまって」ジョージが、そして コノミもペンを振り回しながら「メテオールのこと、ペラッペラしゃべってましたよね」 テッペイも深く頷く「しかも最後はしどろもどろだったし」 「ああ・・・」ミライは同意しながら「で、それの何がまずいんですか?」

やおら机を叩くリュウ。 マリナ・リュウ・ジョージは目を剥くと、異口同音にミライに向かって叫んだ「まずいに決まってんだろ!!」

「すみません!・・・ですが私は・・・」トリヤマはミサキを前に言い訳に必死だ。 「規則は大切です。一時の感情に左右される事なく、以後同じ過ちを繰り返さないよう、お願いします」 ぷくっと膨れたような表情をするミサキ。 ガーーン。

トリヤマは壁にすがりつき、腹を押さえて身をよじる「痛たた・・・あ痛たたた・・・」 「補佐官、大丈夫ですか?」 「うるさい!お前に私の気持なんか、わかるもんか!・・・あぁ・・・ まるで自分の娘に叱られてるような気分だ。本来なら、 私が総監を補佐すべき人間だぞ。総監さえいれば、もっと私の本当の思いを理解してくれる!」トリヤマは涙を浮かべんばかりの嘆きようだ。

マルが不可解な表情をする「本当の思い?」天を仰ぐ トリヤマ「ああぁ〜〜〜総監さえいれば・・・総監よ〜〜〜今いずこ〜〜〜」

コノミは出没中のリムエレキングの頭をなでる。 「ところで、総監ってどんな人なんですかね・・・?」 「そう言われてみれば、まだ会った事ないよね」マリナが好奇心に瞳を輝かせる。

リュウが腕組みをして進み出る「噂によると、かなりの男らしい」 ミライが聞き返す。「そうなんですか?」 リュウは我がことのようににやりと笑うと「名うての戦闘機乗りで、 鮮やかなアクロバット飛行で怪獣を翻弄、ウルトラマンのピンチを何度も救ったらしい」 アクロバット飛行ぶりを手で演じながら説明する。

コノミ、マリナは目を見張る「すっごーい!」リムもいっしょに手を広げてぴっよーん(すごーいの意)。 すかさずジョージがリュウとミライの間に入り込むと「いや、待て。 」二人の肩に手をかけた「俺の聞いた噂だと、凶悪な宇宙人のいる惑星を戦友とたった2人っきりで全滅させたらしいぜ」感嘆の表情のミライとリュウ。

ここはテッペイの出番だ「いやいや、僕が聞いた噂では、新入隊員を鍛える為、ジープで追 いかけ回したっり、火の輪をくぐらせたり…」 サコミズが、棚のコーヒー豆の減った瓶を持ち「あれ、豆ないな……誰か買って来 てくれないか?」笑顔でみんなを見渡す。

「まっさかー、あはははは…」一同、テッペイの聞いた噂は嘘だろうとかんらかんら。 リュウが「んな訳ないだろー」 テッペイは「ほんとですってば。売店のおばちゃんに・・・」リムも一緒にぴょーよぴよ。 その様子に 「ふっ・・・自分で買ってきます・・・」笑顔を凍り付かせるサコミズ。

「ハーメルン・プロジェクト?」トリヤマは施設の屋上で、簡易セットのゴルフのパターを繰り返す。 マルが横に立っていた。「はい、何でも特殊な音波を使って、怪獣を自由自在に誘導しようって計画らしいです」 「なぁにがハーメルンだ・・・ポエムなネーミングしよってからに。 そんな計画、どうせうまく行くわけがない・・・」はずす。「ああん」パターの手を休めず不機嫌そうに続けるトリヤマ。

「だといけませんので、本日視察を行うそうです」 「で、誰が行くんだい?」 「ミサキ女史です」 「ああ・・・あの小娘か」 「それと、トリヤマ補佐官」 「え・・・私?えっ!私も!?」トリマははじめて顔を上げマルに向けた。ガーン。

「腹痛?」サコミズは何か思い当るような含んだ表情を見せる。 ミライは報告を続ける「ですから、今日の研究所視察は、マル補佐官秘書が代わりに行くそうです」 「・・・そっか」

「補佐官、大丈夫でしょうか」 リュウがふらふらミライの前に進み出ると「心配すんな、どうせ仮病に決まってる」 「えっ!」 マリナも薄ら笑いを浮かべる「トリピーったら、ミサキさんが大の苦手だもんね」 ジョージもだ。「病気なんて、大嘘!本当は・・・」 「なんてひどい事を!」ミライの勢いにピヨピヨリュウの目がぱちくり、唖然とする3人。 「補佐官は今頃、ひどい病気に苦しんでいらっしゃるに決まってます!」

そのころトリヤマは打ったゴルフボールがヘボだったことを告げていた。「ファーーーーーーーーー!!」 トリヤマの打ったゴルフボールは「ふあぁぁぁ・・・・」マルのあくびをしながら持ち上げたカバンのど真ん中に直撃。 うんんとそれを見るマル。

送迎用の車のクラクションがプップッと軽く到着を知らせる「こっちこっち、ミサキさん、車来ましたよ」 ミサキを探して振り向くと 「はい、予定通り順調です。それでは総監、現地でお会いしましょう」 ミサキが建物のの物陰でなにやら連絡を取り合っているようだ。 「・・・総監?・・・」その言葉がマルにひっかかる。

GUYS対怪獣研究所に到着した一行。

オトワ主任技師がうやうやしく出迎えた「お待ちしておりました、ミサキ総監代行。この施設では、 約1000種に及ぶ怪獣や宇宙人のデータをもとに、様々な研究をしています。 今日開発した特殊音波は、怪獣の脳神経に直接作用し、人の密集地からの誘導も可能となるのです」

「実用化されれば、素晴らしい技術ですね」ミサキは目を輝かせる。 「はい。今日はマケット怪獣を実験体として使用します。では、早速・・・」 マルが口を挟む「すみません、メンバーはこれで全員ですか?」 「は?」オトワがなんだという表情を見せる。

「誰か重要な人が遅れてるとか、そんな事、無いですか?」マルはあたりの様子を伺うように見回す。 「無いと思いますが?」オトワは憮然と答える。 マルは誰に言うでもなく「実験が終わったあと、総監と会うつもりか?」そうつぶやくと表情を改め、 ミサキも不思議そうに「何か?」と聞くが、 「あ、いえ。どうぞ、始めてください」といつものマルの笑顔ににっこりと戻った。 オトワは声を上げた。「では、メインサーキット、始動!」

「テッペイさん、何を調べてるんですか?」ミライはなにやら熱心に調査しているテッペイに質問した。 「日本海の海底で、妙な振動周波が記録されてるんだ。しかもその日時が、あるものとぴったり一致してる」 「何ですか?あるものって」 「特殊誘導音波の過去の実験スケジュールさ」

特殊誘導音波の実験スタート。《REALISE》ウインダムは実体化。

オトワが号令する。「誘導音波送信。 右方向へ1・2・1・2・1・2・3・4 1・2・1・2・1・2・3・4 オトワの動きを見ながら研究員は3人一斉にカタカタデータを打ち込む

よっしゃー あヨヨイノヨイ あヨヨイノヨイ ヨヨイノヨイ オトワはずんどこずんどこ踊り始める。それに合わせてウインダムもずんどこだーーーっ  次は、あヨヨイノヨイ 1・2・3・4・5・6・7・8 1・2・3・4・5・6・7とフィーバーダンスなのかエステダンスなのか。

オトワとウインダムの奇妙な踊りは頂点を極めた。 「Fever Dancing!」キメのポーズは研究員総出でフロアーに躍り出ると、ヒィーバーと天を大きく指し示す。決まった。

ものすごいものを見せられて一瞬あがっとフリーズする二人だが、パチパチ ミサキは満面笑みを浮かべると「素晴らしいです!完璧に誘導しましたね」はぁん?そうかぁという表情をするマル。

汗をハンカチでふきふき オトワは得意げに解説する。 「問題は、ウインダムのように過去のデータの残っている怪獣に効果はありますが、全く未知の怪獣となると・・・」

マルが「すみません」割り込む 「何ですか?今度は!」オトワは話の腰を折られて不機嫌そうに聞く。 「ちょっとトイレへ」 「あ、どうぞ」 「お願いします」マルはカバンをミサキに渡すと「どうぞみなさん、実験を続けてください」にんまりと笑った。

日本海、ケムビルが海底を動き出す。 「また、例の振動周波だ・・・しかもどんどん大きくなってる。まさか・・・怪獣?」テッペイが不安を口にした。

マルは施設の立ち入り禁止の廊下に出ると「総監も今の実験を見ていたはずだ。この建物のどこかで。絶対総監に会う!そして・・・」挙動不審の マルの 前方からの2名の通行者が現れ、身を隠そうとすると、後ろにも2名が、 慌てたマルの前でちょうど真ん中に位置するエレベータが開き。 後方注意を徹底しようの注意書きとともにバランスを崩し たマルは、のけぞりながら、 《ドアが閉まります》チーン。エレベーターに吸い込まれた。

ひっくりかえったマルは「あー・・痛て。何か変なとこ、来ちゃったなぁ・・・総監、 いますかぁー?いるわけ無いか・・・」地下室の機械室らしきところで打った後頭部あたりをさわりながらなおも挙動不審である。

直後大きな振動が起こり、頭に一斗缶の直撃を受け、マルは気絶した。「頭上注意」の看板がむなしく揺れている。

地表を吹き上げるようにアーストロンが出現。

「補佐官!もう病気は大丈夫なんですか?」ディレクションルームに入って来た トリヤマに、心配顔でミライは駆け寄る。 「ん。」トリヤマは一言発し、その後は黙ってミライにゴルフのクラブを押し付ける。 る。訳のわからぬまま受け取るミライ。

「また怪獣が出たそうだが・・・」 「現在、日本海に潜伏中です。」サコミズはトリヤマの問いに答える。 「どうしてこう次から次に怪獣が現れる?しかも日本ばかりに。」 ゴルフクラブを両手に持ちボーッと立ち尽くしていたミライが我に返り、再びパクパクト リヤマの背後から声を掛ける。

「無理なさっちゃいけません。いくら仕事でも健康が第一…」 「うるさいー!」ミライの両肩を押して遠ざけた。 「大変です!」「?」「怪獣が出現しました!」オペレーションしていたコノミ が叫ぶ。

「知っておる!だから今、その話を…」 「違います!」「ん?」「現れたのは、別の怪獣です!」 「あぁ、そういうこと?…」 「補佐官!」まだ真顔で心配を続けるミライが、救急箱とゴルフクラブを持 って駆け寄るとトリヤマの前に立ちふさがる。 「なにっ!?」ドシッ! またもやトリヤマにぶっと飛ばされるミライ。

山あいに出現した怪獣は口から炎を吐き、緑の木々を激しく炎上させていた。後 頭部から鋭いかぎ爪状の一本角を生やした怪獣が吠えている。

「ドキュメントMATに同種族確認。レジストコードは…」 「凶暴怪獣・アーストロン!」コノミからテッペイに引き継がれた。 再びコノミが続ける。 「アーストロンの進行方向には、対怪獣研究所が!」

対怪獣研究所所長とミサキ。「特殊音波で何とか怪獣を誘導できないか?」 「駄目です。放射装置自体が何かに共鳴し、全く制御出来ません。」と所員の答 えにもはや逃げるしかない。

「こっちです、急いで!」オトワの誘導に、警報の鳴り響く廊下を避難するミサキ 。 ミサキはふと立ち止まった。 手に持っているのは---マルのカバン!

あっと口をあんぐり開けたが、すぐに踵を返して今走って来た通路を戻る。 「総監代行!どちらへ!?」慌ててミサキを呼び止めようとしたオトワ。---ビシッ!-- - 大きなダンボール箱を抱えた所員 の悪意なき阻止にふっとぶ。本日の男性人はよく突き飛ばされる。

「GUYS Sally Go!」「GIG!」 ミライは黙ってトリヤマの前に立った。 「ん?」 「行ってきます。」両手のゴルフクラブをトリヤマに返した。

その頃、研究所ではミサキが地下へ続くコンクリートの階段を急ぎ足で降りてい た。 「はっ!」・・・マルが床にのびていた。

アーストロンは研究所にジリジリ近付いて来る。 「マル補佐官秘書!マルさん!」ミサキは倒れているマルの肩を軽く揺する。 瞬時にマルっは頭に手をやりガバッと上体を起こす。 「痛っ!」「総監代行!何故こんなところに!?」床に打ち付けた頭に手を当て る。 「それはこっちの台詞です!」

アーストロンは火炎を吐き、研究所の一部を爆砕した! グラリと振動が走リ、ミサキとマルのいる付近に瓦礫が落ちてくる。

「何ですか、この揺れは!?」 「近くに怪獣が!さあ急いで!!」まだ事情の掴めないマルを助け起こすミサキ 。

ガンフェニックスのリュウとミライは、目の前のアーストロンを確認。 「よし!メテオールで一気に殲滅だ!」 「待ってください。まだ研究所の中にミサキさんとマルさんが。」リュウをコノ ミが止める。 「そんな!」ミライが焦る。

ミサキとマルは、瓦礫の中を進み、ある地点で立ち止まった。 吸排気ダクトが近くにある、かつてのエレベーターホールのようだ。 「エレベーターは全て停止。脱出ルートは・・・ここしかないわ・・・」 「そんなあ・・・」マルは無惨に半壊し、ケーブルが垂れ下がる装置の跡を見上げる 。

「すみません。私のせいでこんなことに。」マルはやおら、ミサキに深々と土下座して謝 った。 「どうしてこんな場所に?」ミサキは自も片膝をつき、マルに問いかける。

「トイレは口実でした。実は総監を捜していたんです。」 「総監を!?」マルの口から出た以外な言葉にミサキは驚いた。

ガンウィンガー、ガンローダーに分離した2機が、アーストロンに光線を浴びさ せるが、アーストロンも反撃を仕掛けてくる。

「ジョージ、俺とミライがミサキさんたちを救出する。足止め頼むぞ!」 「任せろ!」 ガンローダーが怪獣の正面に向かう。 「バリアブルパルサー!」アーストロンの肩の辺りの命中! 反撃をかわすジョージ。 その隙に、ガンウィンガーが研究所の脇に着陸する。

「日本海の怪獣も上陸!進撃中です。」 「映像を出して。」「はい。」サコミズの冷静な要求にコノミは即座に応答する 。

頭上の角度のついた一本角と同じく、左右非対称の4本のかぎ爪を持った怪獣が モニターに映される。 「ケルビムだ!」テッペイが叫ぶ。 「何で日本海から?」 「卵だ・・・以前飛来したケルビムは、一度日本海に潜伏した。 その時に産み落とした卵が、特殊音波の影響で孵化したんだ。」

「なるほどー。」コノミは手を組み変えながら真剣にモニターを見つめる。 「感心してる場合かー」トリヤマがガハッとコノミの眼前に顔を突き出すと 「二匹も同時に現れて、どう対処すればいいのだ!?」 サコミズは静かに画策している。

機体を降りたリュウとミライは、アーストロンを迎撃するガンローダーを直視で きる林の表へ出た。 「僕がここで食い止めます。リュウさんは早くミサキさんたちのところへ!」すばやく銃を引き抜くミライ。 「わかった。無理すんなよ。」リュウとミライは別れて行動を起こす。

「私がここで総監と?」脱出口に詰まった比較的小さな瓦礫をマルから受け取り ながら、ミサキが聞き直す。 「違うんですか?でも、出発前確か・・・」 「あぁ!あれは…」「来月総本部で開かれる会議の打ち合わせを。」にっこり微 笑みながらミサキは答える。

「私の勘違いでしたか・・・」落胆するマル。 「でも、総監に会って、何を言うつもりだったんですか?」 「トリヤマ補佐官に会ってくれるよう、頼むつもりでした。」

「えっ!?」 「今日、補佐官が腹痛に襲われた原因は・・・」手を休め、おそるおそるミサキ に向き直る。 「ミサキ総監代行への・・・ひがみなんです。」 「ヘックシ!」遠く離れたフェニックスネストで、トリヤマは不意にクシャミを する。

「総監を補佐すべき立場にありながら、一度も顔を見たことも無く、 さらに最近は失敗が多く、トリヤマ補佐官はすっかり自信をなくしてしまったんです」 「それで総監に・・・?」 「一度でいい。直接励ましの言葉をもらえれば、補佐官はきっと元気になります。腹痛も治るはずです」マルは思い切ったように叫んだ。 「マルさん・・・・」ミサキは言葉に詰まった。 

「確かに補佐官はケチで」 トリヤマがマルの噂話に連動する。「へーっくしょん」
「臆病で」
「へーっくしょん」 「器のちぃーさな人間です!」と指でおもいっきり小さい輪を作って見せる。
「へーっくしょん」鼻ムズムズ、悪寒ブルッ。

「でも、優しいところもあるんです。マスコミの一件にしても、 危険を覚悟で戦っているクルーのみなさんの現実を、少しでも世間に伝えたかったからだと思うんです」 一気に語るマルを、頷きながらミサキは優しく見つめる。

研究所の外では、ジョージとマリナがアーストロンと闘っていた。 アーストロンの火炎を避けたガンローダーだったが、続いての標的は研究所。 上部の角が爆発で削られた。 揺れに耐えきれず尻餅を付くマルとミサキ。 ホッとしたのも束の間、上から瓦礫が降ってくる。

「危ない!」ミサキの頭上に「キャッ!」ミサキは思わず姿勢を低くして頭を抱える。 「ふむっ!」その声はメビウスか「・・・?」 「くっ・・・くぅ・・・」ミサキが恐る恐る顔を上げると、 そこには上から落ちて来た鉄骨をウルトラマンメビウスのごとく、 万歳の格好で支える力いっぱいに踏ん張るマルが!

ミサキの笑顔にマルも微笑みを返しながらほっとして、胸の高さまでそれを降ろす。 「んっ?」手荷もつ鉄骨になにやら貼ってある。

《油断大敵 ゆだんたいてき! GUYS対怪獣研究所》

「んんっ!?」ヒューーン  カーーン  べこっ まさに油断大敵・・アルミの四角い空き缶のような物体が、マルの頭を直撃! マルは目を見開いて前に卒倒した。 「マルさんっ!」

アーストロンは尚もしつこく火炎を吐きまくり、ついにガンローダーに命中した。 「クロックバランサー異常!」失速しながらもゆっくり地面と平行に落ちて行く機体の中からマリナが叫ぶ。

「メビウーース!」ミライがメビウスに変身した! 「メビウス!」ジョージが口にし、マリナが微笑む。

メビウスはアーストロンに組みかかり、地面を転げる。 次に大きくジャンプし、アーストロンの上を飛び越し際に踵でキック!

「マルさん、しっかりして!お願い!」ミサキは仰向けに倒れたマルの肩を揺すり、頬を小刻みに叩く。 「おおーーい!」上から声がした。 ミサキが見上げると、リュウの顔が覗いた。

「ミサキさん、無事か!?」「私は大丈夫!でも、マルさんが!」力強く答えると、間もなくマルが意識を取り戻した。 「あっ・・・私は大丈夫です。」 「良かった!」ミサキはマルの肩を横から抱きしめ、頬を寄せた。 笑顔を返したマルは顔をしかめ、またもや頭を抑える。

アーストロンの尻尾を掴んだメビウスは、反対に振り回され、弾き飛ばされた。 しかし次に横転してアーストロンの首根っこを、メビウスは両足でガシッと挟み、その勢いで投げ飛ばす。 態勢を立て直したメビウスだったが、次の瞬間、メビウスの後方から火球が飛んで来て肩に命中!思わず倒れてしまう。 地上で見守っていたジョージとマリナも息を呑む。

振り向くとそこには、かつて一戦を交えた怪獣・ケルビムが迫って来ていた。 立ち上がるも、二匹の怪獣に挟み討ちになりそうなメビウス。

突進してきたアーストロンをキックで遠ざけるが、すかさず攻め寄るケルビムの角の頭突きを回転して避ける。 「こっちだ。急いで!」外に脱出し、リュウの避難誘導にミサキ、マルが続く。 黒い鞄を抱えたマルはふと足を止め、二匹の怪獣の動向を眺めた。 どうもケルビムの動きにアーストロンが反応しているようである。

行け!とけしかけるようなケルビムのアクションに、アーストロン一匹がメビウスにかかって行く。 しかし、この接近戦ではメビウスが優位に 。弾かれたアーストロンがケルビムに支えられ、再度けしかけられる。

メビウスに対し、負け犬のようにクゥーンと鳴き声を発するアーストロンだった。 怖じ気づくアーストロンに、ケルビムはまるで演技指導をする監督のように自信を持てとばかりに胸を叩き、執拗に闘いをけしかける。 発憤したアーストロンは鼻息も荒く、火炎攻撃を仕掛けるが、冷静なメビウスに難なく避けられた。

マルは、ふと今日のトリヤマと己のやりとりを思い起こす。 ---「何を言う。私は上司、君は部下」「いいから、いいから。先に行け」嫌がる自分を後方から押し出すトリヤマ---

「どうしたんです。マル補佐官秘書!?」 ついて来ていないマルに気が付き、ミサキたちが戻って来た。リュウは怪獣にトライガーショットを構える。

「あの怪獣たちを見てください。片方が偉そうに命令しています。」「きっと・・・あっち(ケルビム)が上司で、あっち(アーストロン)が部下なんですね。」 「えっ?」ミサキたちも怪獣の様子を見た。

ケルビムに煽られてアーストロンがメビウスに向かっていくようにも見える。 メビウスに投げ飛ばされるアーストロン。

「ディレクションルーム!」ミサキがメモリーパッドで呼びかける。 「確かに、アーストロンはケルビムに操られています。」すかさずテッペイが答えた。 「でも、どうやって!?」 「あの耳がケルビムの第二発声器官なんです。 研究所の音響放射装置と共鳴させ、誘導音波を支配することで、アーストロンを自由自在に操っているんです。」

アーストロンとメビウスが取っ組み合いをしているところへ、今度はケルビムがメビウスの背後から鋭いかぎ爪で掴みかかった。 二匹の怪獣のタッグを組んだような攻撃に、メビウスは苦戦を強いられる。 二匹に両腕を捕まれ、大きく投げ飛ばされるメビウス。

「つまり、研究所の音響装置を破壊すれば・・・」 「ケルビムはアーストロンをコントロールできなくなる。メビウスにきっと逆転のチャンスが訪れます!」

「ちょっ…ちょっと待て!莫大な予算をかけた装置を破壊するつもりか?」 トリヤマがテッペイにとんでもないと文句をつける。 「メビウスを救う為です!」コノミが力強く反論する。頷くテッペイ。 「なっ、何を言う?そんなことして、一体誰が責任を取るんだ?」

「私が取ります。」ふいにサコミズの声がモニターから流れて来る。 一同ハッとする!?

サコミズがガンブースターのコックピットにいた! 「サコミズ隊長!」リュウが嬉しそうに声に出す。 ジョージとマリナからも笑顔がこぼれる。 凛々しい表情でケルビムに向かうサコミズ機は、ケルビムの吐く火球を次々避けていく。

アーストロンと一対一で対峙するメビウスだったが、これまでの攻撃で、かなり体力を消耗していた。 カラータイマーが鳴り始めた。 しかし、ケルビムがガンブースターに向かい火球を吐くのを見て、メビウスはどうにかアーストロンを振りほどき、ケルビムにも掴みかかって行く。 再び二匹に対峙しなければならなくなったメビウスだったが、サコミズはその隙にきっちり音響放射装置の破壊に成功した。

「あぁぁっ、勿体ないなぁ」苦虫を噛みつぶしたように呟くトリヤマの両側から、テッペイとコノミが何かー という表情で顔をぐいっと近づける。 「いや、何も・・・」 装置が停止した。

煽るケルビムを応援団に、メビウスに容赦ない攻撃を仕掛けていたアーストロンだったが、ふと、自らその手を止めた。 「・・・??」ワタシハ ダレ ここはどこ?の表情だ。

ケルビムは尚も闘いをけしかけようとするが、アーストロンは一声吠えて、ざけんなとばかり、その場を立ち去ろうとする。 慌てたケルビムはアーストロンを追いかけて行き、思い切り尻尾を踏んだ。 怒ったアーストロンは、ラデツキー行進曲にのり、ケルビムに突撃だ。

メビウスがケルビムに向かって行ったが、アーストロンにてめどけとばかりに、弾き出された。 そこでメビウスは左腕にナイトメビウスブレスを召還し、メビウスブレイブにチェンジ! メビュームナイトブレードで先ずはアーストロンの首元に緩やかなカーブを描くように斬りつける。 傷口と腹が赤く光を発し、アーストロンは静かに後方へ倒れた。

すかさずケルビムが耳を立てて火球を吐いてきた。 振り向きざまにメビウスはブレードから光線・ブレードオーバーロードを発射する。 ケルビムの腹の傷が、稲妻に打たれたように赤と青にビリビリと反応し、ケルビムはアーストロンに重なるように倒れ、そして2匹の身体は大爆発を起こした。

「やったー!」「よし!」サコミズやメンバーたちが口々に歓喜する。 「シュワッチ」メビウスは頷くと空へ飛んで行いった。

「しかし、何故総監は私に会いたいなどと?」頭に帽子のようにすっぽり包帯を被ったマルを従え、 後ろ手に組みニコニコ顔のトリヤマが廊下を歩いて来る。

「きっと補佐官の本当の思いが伝わったんですよ。」 「なるほどー。なるほど、なるほど!」上機嫌のトリヤマ。

「トリヤマ、入ります!」 勢い込んで入室した---トリヤマとマルの表情がこわばる。 ヒューーールル    総監席はやはりもぬけの殻だ。 そしてそのデスクの脇に、ミサキとサコミズが並んで立っている。 「・・・総監は・・・?」おそるおそる尋ねるトリヤマ。

「あいにく、急用が出来て・・・」ミサキが申し訳なさそうに答える。 がーーーん 「やっぱり・・・」がっくり肩を落とすトリヤマ。

「でも、メッセージを預かっています。」ミサキが笑顔でトリヤマに言い、続いてサコミズを見る。 頷いたサキミズは口を開く。

「あなたは大変素晴らしい部下を持っている。きっとあなたの人徳によるものでしょう。 トリヤマ補佐官、その豊かな経験と包容力を生かし、これからも若いクルーたちを、GUYS JAPANを支えてください。」 「ええっ?」トリヤマはサコミズの顔をまじまじ覗き込む。

「・・・と、総監がおっしゃっていました。」 「ははぁぁぁー・・・ははっ!」トリヤマはサコミズを押しのけ、空の総監席に向かい直立する。

「何というありがたいお言葉!」「この肝に銘じて、頑張りますっ!」 ドンと自らの胸を叩く。その姿を見て、マルもサコミズを押しのけ、トリヤマの後方に直立。

「失礼します!」深々と頭を下げ、トリヤマとマルは二人並んで総監室を退去した。 スキップを踏むトリヤマだったが、ふと立ち止まる。

「しかし、さっきの伝言、どーしてサコミズ隊長が?」 「さあ。でも、総監から励ましの言葉をもらえたことですし、細かいことはいいじゃないですか。」 トリヤマの肩に手を回し元気付けるマル。

「うん、細かいことはいいっかー。」 「・・・って何でお前が言うんだよお!?」ビシッマルの胸を叩き、続いて 「こんにゃろめ!えへへ」頭を叩く。 「ここ痛いんだってー」

賑やかに去って行く二人の後ろ姿を、呆れながらも笑顔で見送るサコミズ。ミサキも微笑みサコミズと顔を見合わせる。

管理人のここが考察ポイント

カイズの隊員間の横の関係ではなく、縦の上下関係をテーマに描いた1作。 コミカルにユーモラスにそして怪獣も可愛らしく描いているが、ウルトラらしい。奥の深い作品である。 久しぶりに、娯楽性がうまく凝縮されたエンタテインメントものの長谷川圭一氏の脚本に嬉しい限りだ。 本領発揮というところではないだろうか。

組織というのはどうしても上下の関係が発生する。とくに危機管理に対応する組織は、 命令系統の統一に重点が置かれている場合が多い。

今回の上司に対して部下というテーマは、どこにでも見られる日常的関係である。 昨今のパワーハラスメントに見られるようなある意味ヘビーな問題を扱い、 いきなり我々を現実に引き戻してしまうのではなく、 この状況をどうファンタジーとして消化するのかと興味津々で見ていたが。

カイズの活躍により、コントロール機能が破壊され、ケルビルにコントロールをされなくなった アーストロンの、アホらしい。やーめたという戦意喪失ぶりの演出には、 まさに日常がふっとぶファンタジーの一瞬であった。

さきほどまで頭の上がらなかった上司に、尻尾を踏まれてブチギレて、殴りかかりにいくアーストロンの さま、 このシーンの発想は素晴らしく、我々の日頃のウップンをフィクションが与えてくれる擬似体験で晴らしてくれたと言える。

凶悪なもの醜悪なものには倒せと本能が叫ぶが、 何故利用されて倒されねばならないのか、 アーストロンに対して、小さな痛みを感じるかもしれない。 世の理不尽さをどこかに感じるのではないだろうか

世の中は、自分の意志以外の指示や命令でやむ得ずしなければならないこともある。 しかしその結果の責任は、指示したものや、上司が必ずしも被ってくれるものでもなく、 人に指図されたからという理由で自分の罪が、軽減されるわけでもないのである。

対して、責任は被ると発言してくれるサコミズ。そして、上下関係にありながら、トリヤマと深い信頼関係にあるマル。 マルは誰よりもトリヤマのよき理解者であった。

戦地において現実問題の一つに、背を向けたら撃つのは敵だけではないという。味方や部下から撃ち殺された者もいるであろう。 自分のいないところで自分を庇い、評価してくれる。そんな理想の部下。 その関係を築けたのは7やはり、ケチで器は小さいが、いつも悪気のないトリヤマの人徳であるともいえる。

そしていつも腰巾着のようだったマルがミサキを守るべく、 天高くメビウスの登場テーマに乗って、立つ姿はまさにヒーローである。人は誰でもヒーローになれる。

何かを守りたいという強い気持ちがあればだ。ただし油断大敵。1つの試練を通過してもそれはゴールではない。 また新たな試練が襲い掛かる。ヒーローとは、困難や試練と永遠に闘う戦士なのかもしれない。その他、頭上注意などの 日常の用語、ことわざとうまく結びつけて分かりやすく誘導されている。

部下を想い初の出陣を決めたサコミズ。尋常ではない宇宙人らしい空気の読めなさが、彼の魅力のポイントでもあるミライのトリヤマへの心配。 上から下に下から上に、それぞれが相手を思いやっているということがよく描かれている。

最後に総監の肩書きのない。 サコミズを突き飛ばし無人の席に頭を垂れる トリヤマの姿は、高齢化社会に向かう日本社会がやがてぶつかる心の問題を示唆しているともいえる。

自分は、肩書きを離れたあとでも、ともに歩きたいと人から思われている人物なのだろうか・・・と。

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メビウスベルト

ウルトラマンメビウス 第20話「総監の伝言」

宇宙強険怪獣 ケルビム / 凶暴怪獣 アーストロン 登場 

《キャスト》ヒビノ ミライ 五十嵐隼士 / アイハラ リュウ 仁科克基 / カザ マ マリナ 斉川あい / イカルガ ジョージ 渡辺大輔 / アマガイ コノミ 平田 弥里 / クゼ テッペイ 内野謙太 / サコミズ シンゴ 田中 実 / トリヤマ補佐 官 石井愃一 / マル補佐官秘書 まいど 豊 / ミサキ ユキ 石川紗彩 / オトワ 主任技師 野口雅弘 / 石原 誠 / 唐沢大介 / 西崎果音 / 黒田志保 / 早川プロ ダクション

《スーツアクター》山本 諭 / 岩田栄慶 / 横尾和則 / 永田朋裕

《シリーズ構成》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《脚本》長谷川圭一 《 特技監督》鈴木健二 《監督》小原直樹 《監修・製作》円谷一夫 《製作統括 》大岡新一 《企画》加藤直次 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》 岡崎剛之 / 渋谷浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシ エイトプロデューサー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音 楽プロデューサー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》高橋義仁 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》楠本龍巳  《操演》上田健一 《助監督》黒木浩介 《装飾》遠藤雄一郎 《衣装》塚田亜 矢子 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《製作主任》戸村祥章 《編集 》前鳶健治 《VFX》田代定三 《デジタルエディター》柳生俊一 《VE》佐々木 彰司 《スクリプター》木川景子 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》新井 毅 《照明》高野和男 《美術》佐々木朋哉 《操演》根岸 泉  《殺陣》岡野弘之 《助監督》日暮大幹 《スクリプター》木川景子 《スチー ル》橋本賢司 《制作主任》菊池英次 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キ ャラクターデザイン・イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス 》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》池田 遼 《CGIモー ションディレクター》板野一郎 / 円谷CGI-ROOM 《CGIスーパーバイザー》早川哲 司 《CGIディレクター》祖父江成則 《CGIデザイナー》上田和彦 / 小嶋律史 / 森 裕二 / 小杉淑美 / 田口小夜子 《CGIマネージャー》小田達哉 《CGI協力》 水石 徹 / 三宅 仁 《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトア ニメーター》増田英和 《デジタルマットアート》有働武史 《カラリスト》高 田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD担 当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製 作デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝 一 / 武藤博昭

《協力》松下電器産業 / ドゥカティジャパン / クリエイティブ・オフィス ヤッ プ / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インターナショナル / 日本照 明 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米プロダクション / 亀甲船 / スワラ プロ / スリーエススタジオ / 富士通乾電池 / ヒルマモデルクラフト / ハルジ ン / グレイショコラ / 宗特機 / コダック / ムーンスター / 日本エフェクトセ ンター / IMAGICA / クレッセント / Adobe Systems / Autodesk / ボーンデジタ ル / D.A.S.T / スタジオ・バックホーン / パンチライン / RECARO / 岡村製作 所 / ナナオ / Nikon / アピドレックス / レイト商会 / K2JAPAN / 富士グロー ブ / CASIO / KENNETH COLE / Zoff

《撮影強力》味の素スタジアム / 東京下水道局 / 南多摩水再生センター / 北多 摩一号水再生センター

《制作協力》電通  《製作著作》中部日本放送 /円谷プロダクション  《提供》BANDAI/バンダイビジュアル / バンプレスト

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