ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス 第28話「コノミの宝物」レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス 第28話「コノミの宝物」レイゴ考察ソフトバージョン

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今から40年前、地球は怪獣や侵略者の脅威にさらされていた。人々の笑顔が奪われそうになった時、 遥か遠く光の国から彼らはやって来た。ウルトラ兄弟と呼ばれる頼もしいヒーローたちが。そして今、一人の若き勇者を地球へと送った。その名はウルトラマンメビウス。

ベース内の食堂でテーブルを囲んでいたガイズのメンバー。 ミライがカレーをすくったスプーンの手を止めてマリナの顔を見る。 「赤い幽霊?」 「そう、最近この基地の近くに出るっていう噂なの」マリナは覗き込むようにリュウの顔を見る。

リュウは、はらりと持っていた箸を手からすべり落とす。「マジかよ・・・」 すぐさまテッペイは口に食べ物をほおばったまま「はは・・・幽霊なんていませんって」と笑い飛ばす。 しかしマリナは「目撃者は一人や二人じゃない、きっといるわ」と力強く念を押す。 リュウは「俺は信じないぞ」と、から元気だ。

マリナは笑う「はぁービビッちゃってー」 ジョージも「俺も信じない」断言する。 「絶対いる!」マリナの応酬だ。その時そうめんをすくう手も進まず、うつむき加減のコノミにミライは気が付いた。 「コノミさん・・・どうかしたんですか?」 コノミは「最近リムが現れなくなっちゃったの」ため息まじりに言う。 ミライも「そういえば最近見かけませんね」同意する。

テッペイの「リムを構成する高エネルギー分子ミストは、ちゃんと供給されてるんですけどね」こともなげな説明に コノミは「私、嫌われちゃったのかなぁ・・・」表情を曇らせる。

食事が終わりベース内を移動するメンバーだが、 マリナはまだ言っていた「きっと出るわー」リュウの肩をつかみ「赤い幽霊」 「うわあぁぁーまだ言ってんのかよ」リュウはどうやらひたすらヒビッているようだ。 テッペイは「だから、幽霊なんていませんって。非科学的です」一笑に付すが、次の瞬間いきなりドンとミライが立ち止まり、 その背中にうつむき加減でいたリュウがぶつかった。

リュウは「わぁ!なんじゃー?」すでに驚きで、悲鳴交じりである。 「出た・・・」ミライの押し殺したような声に リュウは慌てる「ミライ、お前までバカ言ってんじゃねーや」 しかしミライはゆっくりと指差す。「でも、あそこに・・・」前方を凝視すると赤い影のような、 粒子状のてるてる坊主のような物体が、 ふわり、ふわり、と左右に不気味に移動しながら、揺れるようにこちらに迫ってくる。 テッペイ、マリナ、リュウ、ジョージは「わあああーーーー!!」同時に叫んだ。

叫ぶやないなや、くるりと回り右をするリュウ、ジョージ、マリナはうわわわわと悲鳴を上げながら全速疾走で逃げ出した。

ミライは「ちょっとリュウさん!」ものすごいスピードで先頭切って逃げていくリュウの後ろ姿に声をかけるが、 テッペイは「あり得ない・・・正体を確かめてやる」気丈に叫ぶと、赤い物体に向かって走り出した。

二手に分かれたメンバーの動向にミライは一瞬躊躇するが「テッペイさん!」すかさず、テッペイを追って走り出す。 どちらからも取り残されたコノミは「ちょっと置いてかないでくださいよーー」慌ててミライを追う。

基地の出口 付近を赤い幽霊は、左に曲った。 姿が消えた幽霊を追ってなお追跡のスピードを上げたテッペイは基地内に向かって走ってきた男と正面衝突をした。

テッペイは弾みで弾き飛ばされ「うおおーーー!痛ってーーー」ひっくり返った。 ミライが「テッペイさん!」慌てて駆け寄るが、 テッペイは「僕は大丈夫だから、ちょっとあの人」前方でやはり、追突して倒れている男性を指差した。

コノミが慌てて駆け寄るとペタリと側に座り「あ・・・あの、どこかお怪我は?」心配そうに声をかける。 倒れていた男が顔を上げた「アマガイ?」 男の顔を見たコノミは「スザキくん?」驚きの声を上げた。 スザキは嬉しそうに「うん・・・」と頷く。

基地内にスザキを招き入れると、コノミはスザキの怪我の手当てを行う。コノミに右手を消毒してもらいながら スザキは「驚いたよ・・・もう9年ぶりか・・・懐かしいなぁ」 という、コノミも「私も驚いた。でもスザキくん、ちっとも変わってない」と声に出して笑った。 スザキも笑い返す。「アマガイだって変わってない」 ソファーに並んで座る二人。

コノミはなおも気遣う「あ・・怪我大丈夫?」 「大丈夫だよ、かすり傷だもん」 「でも、もうちょっと消毒しておこうか」 伸ばしたコノミの手の先で、スザキが「痛っ!」声を上げた。 「あ、ごめーん」 「嘘だよ」 「あーーもうーー」

ガイズのメンバーは、じゃれあうような 二人が見下ろせる階段の手すりにぶら下がり、あるいはまとわりつき、 ポカンと頬ずえついて並んで様子を見ている。

マリナがくちびを切った「すっかり、いい雰囲気ねー」 ジョージも嬉しそうだ「運命の再会かぁ、赤い幽霊のおかげだな」 リュウがふと我に返った。「そういや、あの幽霊どうした?」 ミライは首を傾げる「あ・・・さぁ・・・?」

司令室のドアが開き サコミズが「おはよ!」と声をかけて入ってきた。 一同は「おはようございます」すがすがしく挨拶を返す。

サコミズの横にコノミが「たいちょ!ハイ。モーニングコーヒーです」とにこにこコーヒーを注いだカップを差し出した。 サコミズは「ありがと!・・・・」とお礼をいいながら受け取り、ミライに聞く「どうかしたの?やけにご機嫌だけど・・・」 「コノミさん、運命の再会をしたんです」 マリナが「そう!初恋の相手と」補足する。 コノミはすかさず「違いますよー!スザキくんは私に、大切な宝物をくれた人なんです」 とそう言う言葉にミライが「大切な宝物?」聞き返す。

「小学校の頃、私、めがねの事でからかわれてて・・・」 ランドセルを背負うコノミの周りを 男子児童が口々に「めがね、めがね!」「めがねザル!」「紫めがね!」3人の男の子が取り巻きはやし立てる。 その時一人の少年が立ちはだかった「やめろー!弱い物いじめをする奴は、俺が相手だ!!」 子どもたちは「逃げろーー!」と散っていった。 少年はコノミの前に立った。「おい・・・大丈夫か?」 コノミは「うん」コクリと頷いた。

少年は「もっと自信持って!そのめがね、似合ってるぜ」 コノミにきっぱりと告げる「ほんと?」コノミの顔に笑顔が戻る。 少年はズボンのポケットから「シュワッチ!」ウルトラマンを取り出すと「正義の味方は、嘘をつかない」 コノミに見せた。

コノミはガイズメンバーに続けた「その日以来、どんなにめがねの事でからかわれても、 全然平気になった。スザキくんの言葉が私に勇気をくれたから。」 「でもある日、父の転勤で急に引っ越すことになって、見送りに来てくれた友達の中に、 スザキくんの姿は無かった。」見送りに来てくれた友達の中に少年を目で探すコノミ。

「でも・・・」コノミが窓の外に目を走られると 走り出した車に平行して土手を走る少年がいた。

少年は叫んでいた。手を大きくふりながら何か叫んでいた。 届かないその声は「ガンバレーー」と叫んでいるかのように見えた。 コノミは「声は届かなかったけど、私にはわかった」言い切った。

少年は走り去る車に向かって「負けるなーー」と叫んでいるように見えた。 「ガンバレーー、彼はそう叫んでいたの」

ミライは「いい話ですね」涙ぐむ。 ジョージも何度もうなづきながら「ウルトラマン好きに、悪い奴はいない」 マリナが「で、彼とはまた会う約束は?」おもむろに尋ねる。 コノミははにかみながら「実は、今日の夕方・・・」 一同「うおーー」と歓声をあげて拍手。

テッペイが真剣に「じゃぁ、バッチリおめかしして行かないとですねー」 リュウがすかさず「よし!マリナ、お前のセンスで、コノミを大変身させろ!」 しかしマリナは「あ、ごめん。私そういうの、まるっきり苦手だから」ジョージがズリとずっこける。 ミライは「困りましたね・・・じゃぁ、誰に頼めば?」その言葉に サコミズが微笑む「ほら、あの人がいるじゃない」 一同はいぶかしがって首を傾げて声を揃える「あの人?」

ミライとリュウは食事中のミサキ総監代行訪ねていた。 ミサキはいつもの笑顔を見せながら「ふーーーん、いいですよ。ちょうど今日の午後は、予定もないし」 とサンドイッチを持つ手を止めて了解した。

ミライは「良かったーーー」と喜ぶ。 「っしゃーー、これで鬼に金棒だなぁ」リュウもだ。

しかしその様子を観葉植物のベンジャミンの葉に身を隠すように盗み見ていたのはマルだった。すぐさま トリヤマを廊下に呼び出すと耳打ちした「何っ!ミサキ女史が?」 マルは頷く 「あれは極秘任務の打ち合わせに違いないです。最近ちまたを騒がす幽霊騒動に関係あるのかも!」 トリヤマは顔を膨らませ 「うーーー!!またしても、補佐官である私を差し置いてーーー!!」目を剥いてマルを振り返ると「追跡だ!」 頭からピューと沸いたやかんが噴く勢い。

コノミを変身させるべく、ウインドショッピングにくりだすミサキとミライ。 ミライは半袖の袖口と襟の端の2本のストライプ、ジップアップ部が水色ポイント の紺色のポロシャツにグレーのズボン、コノミは水色開襟シャツにライトグレー のスカート、ミサキは通常勤務のスタイリッシュな黒スーツ。

ミライが案内する「ほら・・・コノミさん、あの店なんか、よくないですか?」 ミサキも同意する「うん」 ミライは嬉しそうだ「あっちもいい」 コノミは照れる「あんな服・・・」 ミライは微笑む「いや、全然似合いますよ」 ミライは嬉しそうだ「すごい!一杯ありますよ」

そこをカニ歩きで横切るアヤシイ男2人組。 画板のような白い布きれを被せたエセテーブルの紐を首から吊した、鼻ひげ茶色 着物姿の易者はトリヤマ。 そして赤ジャケットに目の覚めるような青いシャツ、黒ズボンに黒帽、先がクル ンと跳ねたもみあげ姿で双眼鏡を覗くのはマル。

オレンジのカットソー、緑のキャミソール、白いキャミソールを次々とコノミの体に当ててみる。 ミライはペパーミントグリーンのタンクトップを 着たマネキンの胸元を不思議そうにまじまじと見つめている。

試着室からいろんな服に着替えたコノミが出てくる。 白いタンクトップにショート丈のGジャン、ピンクのフリルのアンシンメトリーのスカート。 白いパンツに白と黒のボーダードルマンスリーブのセーター。 ベージュのシャツワンピース。

黒いローライズのパンツにグレーのタンクトップ、大き目のビーズのネックレス ミサキは後押しするように「大丈夫だから・・・」 ピンクフリルのキャミソールに白いショート丈のティアードスカート。

ミサキは「可愛い!」 ミライも「はい!」 ミサキがまた「ねぇ、ミライくん」 ミライも同意「すごく綺麗ですよ」

グリーンのカシュクール風デザインのワンピース。 ミサキが微笑む「とっても似合ってる!」 トリヤマが首をかしげた「気のせいか、極秘任務というより、ただ買い物を楽しんでるように見えるんだが・・・」 マルも「実は私もです」頷いたその時

二人の女子高生が警官を連れて来た「この人です!さっきから、あの3人をつけてました!」 女子高生はビシッとトリヤマを指差す「すごくイヤラシイ目で見てました!」

トリヤマは狼狽する「いや、私はだな・・・GUYS JAPANの補佐・・・」 警察官はじろりとトリヤマを眺めると「詳しい話は、交番で聞こう」 トリヤマはひたすら焦る「あ・・・いや・・・ちょ・・・あの・・・・」 止めに入ろうとしたマルを警察官が「ん!?」と睨む。 「おい、なんだよ。おい・・・マル・・・やめろ!」

マルは作り笑顔を警官に向けると、3歩下がって立てかけてあった黄色いボー ドへ片足を掛け、なりきりルパン3世を決め込む。 警官に腕をしっかり捕まれ、トリヤマは連行された。 「おいっ、何だよ、マル、マル!何とかしてよ!」 ファン ファン ファン ファン 行ってしまった・・・。

コノミが試着室から姿を現した。 袖口に清楚で小さなリボンのついた、可憐なレース使いのインナーと白い前開き のカットソー、黒いミニスカート。 胸元にキラリと光るペンダントにベージュの小さなバッグを持ったコノミ。

鏡を前にミサキが微笑む「とっても可愛いわ」 コノミは「そうですか?」とはにかむ。 ミサキはコノミの肩に優しく手をおいて「ただ、この服だとめがねははずした方がいいかも・・・」 コノミはかぶりをふると「あ・・・でも」 ミライも「今回はめがねが大切なんです」ミサキに教える。ミサキは「え・・・・?」不思議そうだ。

そのころデレクションルームでは、 リュウが「幽霊の正体がわかった?」テッペイに応答していた。 ディスプレーに表示させた点在する物体の位置画像を見ながら テッペイが説明する「はい!これはリムを生成する、高エネルギー分子ミストが放出されたポイント。 そしてこれが、赤い幽霊が目撃されたポイントです。」 サコミズが「確かに場所も時間も一致しているねぇ。つまり、リムは何らかの影響で、赤い幽霊に変質したと?」 確認する。テッペイは「間違いありません」頷く。

その時マリナが「あっ!!」大きな声を上げた。 幽霊にビビってたリュウは「なんだぁ!?びっくりさせんなよ」あいかわらずびくっとその体を震わせる。 マリナは「ごめん・・・でも、これ見てよ!」リュウに雑誌を差し出す。 覗き込んだリュウは「えー、これってコノミの幼馴染?」驚く。

ジョージも覗き込み「あいつ、役者だったのか・・・」 テッペイが「でも、出演作はわずかに1作。期待の新人として世間に騒がれた直後、障害事件で逮捕!」雑誌の見出しを読み上げる。 リュウはメンバーを見回す「このこと、コノミは知ってんのか?」

カクテルバーのカウンター。 スザキは言う「驚いたなぁ・・・すっかり綺麗になっちゃって」 「・・・そう?」 「めがねははずしたら?」 コノミはスザキの言葉に驚く「えっ!?」

「ほら・・・こっちの方が全然可愛いよ」スザキは、コノミのメガネをはずす、思わずうつむくコノミ「・・・・どうしたの?」 「ううん、あのね、3年くらい前なかぁ。スザキくんがテレビに出演してるの、偶然見つけて・・・」 「ああ・・・」 「すごく嬉しかった。夢をかなえたんだなぁーって」 「事務所、すぐにクビになったけどな」 「知ってる・・・あの事件のことよ。スザキくん、酔っ払いにからまれてる女の人を助けて、 暴力振るっちゃったんでしょ?昔私を助けてくれたみたいに」 「理由はどうあれ、相手に怪我をさせればマスコミの餌食さ」 「やっぱり、そうだったんだ・・・」

「でも、俺は夢を諦めたわけじゃない。もう一回、返り咲いてみせるさ。必ず。」スザキはコノミを見た。 「うん、それでこそスザキくんだよ。私も応援する!」コノミはにっこり微笑んだ。 スザキ「実はさ」ふいにコノミから視線をそらしながら「一つ頼みがあるんだけど・・・」「え」 「俺の友人にGUYSの大ファンがいて、君にあっていろいろと聞きたい、言うんだ」

警察から解放され、ぶつくさつフェニックスネストの駐車場を歩く、トリヤマ補佐官とマル秘書官。 「どうして私が、チカンに間違わられなければならないんだ!だいたいだなぁ・・・」トリヤマはカンカンだ。 突然マルが足を止め、顔が凍り付いた。

「どうした?お化けでもみたような顔しおって・・・」不思議そうにトリヤマがマルが見ている方向を見やると、 赤い幽霊はトリヤマとマルの側に寄るとガット口が裂けたように開き、無数の白い牙を見せて笑った。 トリヤマとマルは「あーーーー!!出たーーーー!!」絶叫した。 赤いてるてる坊主のお化けが、2人の方に向かって飛んでくる。二人は思わずしりもちをついた。

ガイズの食堂に通されたスザキが連れて来た男は「はじめまして」遠慮なくコノミに握手を求める。 「はじめまして」コノミも応えて手を伸ばすが 「いやぁ、感激だなぁ・・・」男はコノミの手を握って放さない。コノミはその手を振りほどくように離すと、 「あ・・・あのーースザキくんとは?」と上目使いに尋ねた。しかし男はそれには答えようとはせず、 「楽しみにしてたんですよ。GUYSには個人的に興味がありましてね。・・・」とニヤニヤと薄笑いを浮かべる。

少し離れた席で、その様子を見守るリュウ、ジョージ、マリナ、ミライの4人。 「なんだ、あいつ。ずっと一人で喋ってんじゃん」とスプーンをもてあそびながら、リュウが不満そうに口にする。 「あの男の顔・・・・どっかで・・・」喋り続ける男の顔を見ながら、記憶の糸をたどり顔をしかめるジョージ。 「ヒルカワだ!」ジョージは何か思い出した。

「知り合いですか?」じっと様子を見ていた心配そうな表情のミライが聞く。 「ゴシップ週刊誌の記者だ。スクープのためなら、どんな汚い手段でも使う、ハイエナ野郎だ!」 「そんな人間がどうしてコノミちゃんの彼氏と一緒に?」慌てたようにマリナが聞く。

やおら、「理由なんてどうだっていい!」手にしていたスプーンをテーブルにガシャンと叩きつけるように置くと、 リュウは勢い立ち上がった。「たたき出してやる」 ジョージも無言で音を立てて、立ち上がった。コノミのテーブルに向かう2人の後に続く、マリナとミライ。

リュウがドン!とテーブルを叩き、ジョージがヒルカワを問いただす。「おい!こんなとこで、何してる!?」 ヒルカワはさして慌てる様子もなく「どちら様でしたっけ?」顎に手をあて顔をそむけると、とぼけて見せる。

ジョージは怒りを露にするとヒルカワに詰め寄る 「ふざけるな!俺がGUYSに入った時、根も葉もない捏造記事ばっか書きやがって!今度は何を企んでる!?」 ヒルカワはうっすら伸ばしたあごひげを触りながら相変わらずそっぽを向き、意にも介さない様子だ。

コノミは驚いたようにジョージに尋ねた。「え・・・捏造記事って・・・?」 リュウは「コノミ、お前の幼馴染は、こいつを何て紹介した?」コノミの顔を見て問う。 「古くからの友人だって・・・」 思い当たった風にジョージが「なるほど・・・この詐欺師とは、例の傷害事件で知り合ったわけか・・・」 スザキの顔を一瞥した。

ヒルカワは薄ら笑いを浮かべて、無言である。 「黙ってないで何とか言えよ!お前もグルだったのか!最初っからコノミを騙すつもりで!」 ヒルカワとスザキを睨みつけ、リュウが大声を上げる。

コノミは立ち上がった「詐欺とか、グルとか、何の話ですか?スザキくんが一体、何を・・・」 コノミの言葉を断ち切るかのように「その通りだよ!」スザキが居直ったように、叫んで立ち上がった。 「え・・・」コノミは言葉が出てこない。

「全部演技だったのさ!」スザキの言葉に、ヒルカワは呆れたように声を漏らす「はぁ・・・・?」 かまわずスザキは続ける。「俺の幼馴染が、GUYSにいるってヒルカワさんに教えられて、偶然を装って近づいた」 あの幽霊騒動の日、テッペイとぶつかって、派手に転んだスザキ。そのスザキに、心配そうに駆け寄るコノミ。 「あの・・・どこかお怪我は?」「アマガイ?」「えーーーー!!」

「だいたい、アマガイのことなんて、とっくの昔に忘れてたしさ・・・」スザキは叫ぶように言葉をぶつけた。 その言葉に怒りをあらわにするミライ。切れたリュウが、スザキの胸倉を掴むと怒鳴った。「何でコノミを利用した!」 ヒルカワはこのやりとりに、ニヤリと笑うと持ち込んだ黒いバックをメンバーに向けた。

「もう一度有名になるためだ!文句あるか!」スザキはリュウに怒鳴り返す。 かすかな音に気がついたマリナ。 テーブルの上に置かれたこちらに向けられた黒いバッグからは、隠し撮りのレンズがのぞいていた。リュウは拳を振り上げた。

「待って!」マリナが制止した。「この人、ビデオ回してるわ!」 それを見てジョージも叫ぶ。「リュウ!これは罠だ!」「罠・・・?」 「わざと俺たちを怒らせ、暴力を振るう写真を撮影するつもりだ!」 「危うく・・・」リュウが自分を押しとどめた時、スザキに掴みかかって行ったのは、ミライだった。

「どうしてコノミさんを騙した!!」ミライは叫んでいた。 リュウ、ジョージ、マリナがミライを羽交い絞めにするが、ミライはスザキを放さない。 ヒルカワは堂々と、ビデオカメラをバッグから取り出して「いいねぇ・・」 ファインダー越しに、スザキにくって掛かるミライを撮影し始める。

「コノミさんはあなたと会えて、すごく嬉しそうだった!なのに・・・なぜ裏切ったーー!!」ミライは絶叫していた。 「時間が経てば、人は変わる。いつまでも思い出にすがっているから、簡単に騙されるんだ」 スザキは叫び返した。

ミライは激怒し、こぶしを固めた。 「やめろ!」リュウとジョージがミライの腕を掴む。 その時、「やめて!」とミライの前に立ちはだかったのは、コノミだった。

「コノミさん・・・」ミライは驚く。 「わかってた。彼が昔と違っちゃってた事」「だったら、どうして?」 コノミはうつむきながら涙をこらえて必死に続けて言う。 「でも、信じたかったの。時間が人を変えるとしても、変わらないものだってあるって! だって・・・彼がくれた言葉は、ずっと変わること無いもん・・・私にとって、宝物だったもん!」 ミライはその言葉に、呆然となり動きを止めた。 「その言葉のお陰で、保育士にもなれたし、子どもたちにもいっぱい勇気、伝えられたし・・・」 スザキ自身も、コノミの言葉に呆然と立ち尽くす。

「いやぁ・・・いいものを撮らせてもらいました」ヒルカワはにんまりと笑いながら、 そそくさとビデオを折りたたみ「じゃ!」出て行った。

「おい、待て!」リュウとジョージがヒルカワを追いかけようと走り出したその時、 アラーム音がフェニックスネストに鳴り響いた。 リュウは苛立たしげに、メモリーディスプレイを左胸から取り出す。メモリーディスプレイには、ミサキの顔が映っていた。

「東姫山山中に、異常な電界を補足。怪獣出現の可能性があります。調査に出動してください」、 ミサキの冷静な声が、そう告げた。「GIG!・・・おい、行くぞ」 メモリーディスプレイを胸にしまうと、クルーに向かって声をかけた。「はい」全員が走り出す。

一番遅れて走り出したコノミに向かって、スザキが声をかける「アマガイ!・・・・俺・・・」 何か言いたげのそんなスザキにコノミは「ごめんなさい!」と頭を下げると「私、行かなくちゃ」と、 今まではずしていたメガネをかけてみんなの後を追った。

ガンフェニックスが、電界異常を示した現場に向かう 。あたりは赤いガスに覆われていた。そのガスを回避しようと、 あわててガンフェニックスを傾けるリュウ「なんじゃ?あれは・・・」

そのガスの中から、赤い幽霊の正体が現れた。 「昨日見た、てるてる坊主のお化けだ!」トリヤマはメインディスプレイを見て叫ぶ。 テッペイが思い当たったように言う「そうか・・・赤い幽霊は円盤生物ノーバだったんだ・・・」 「円盤生物?」とマルが問う。 「アウトオブドキュメント、防衛チームMAC壊滅後に記録された宇宙怪獣です」

ガンフェニックスはガンスピーダーとガンローダーに分離し、 ノーバに攻撃を開始する。ノーバは赤いガスを吐き出し、2機を襲う。 「油圧駆動系に異常!高度が落ちてる!」マリナが叫ぶ。「く・・・この赤いガスのせいか・・・」 ジョージが悔しそうにつぶやく。 リュウが「着陸して地上から攻撃だ!」と指示を出す。

リュウ、ミライ、ジョージ、マリナは揃ってトライガーショットでノーバを一斉狙撃する。 怒ったノーバは、4人に向けて赤いガスを噴射。 赤いガスは吸った人間は気管支に影響を与えるのか、苦しく咳き込み始めた。 ミライはそっとその場を抜け出し、背の高い草の陰に隠れると、メビウスに変身した。

「メビウーーーース!」 いきなりノーバの左頬にパンチを叩き込む。 「メビウス・・・」嬉しそうにリュウがつぶやく。 メビウスがノーバに掴みかかろうとした瞬間、ノーバの身体が金色の粒子となって消えた。 一堂は唖然と、その光景を見つめている。

「消えおった・・・」トリヤマもディスプレイを見て、驚いていた。 「今のはマケットノーバだ・・・」テッペイが分析する。 「マケットノーバ?」サコミズが聞き返す。 「ノーバはリムを構成するための高エネルギー分子ミストを奪い続け、巨大な分身が作れるまで溜め込んだ」 「つまり・・・」トリヤマは結論を促すようにテッペイに問う。 「今、メビウスが闘ったノーバは囮ということです」サコミズが代わって答えた。トリヤマとマルは驚愕している。 フェニックスネストに、またしてもアラーム音が鳴り響く。基地の近くにノーバが現れたのだ。 「あーー」「来た!」トリヤマとマルは、怯える。

「こいつが本体か・・・」サコミズが冷静に判断する。 「裏をかかれた・・・」悔しそうにリュウが言う。 メビウスはテレポートし、ノーバ出現ポイントに向かう。そこにはスザキが立っていた。 メビウスの姿を見上げて、つぶやく「ウルトラマン・・・メビウス」

ノーバがメビウスに向かってくる。メビウスは体をかわして避けた。 するとノーバは回転をし、巨大なてるてる坊主となって飛行し始めて、メビウスを襲う。 メビウスはバック転でこれをかわすが、通り過ぎたノーバは急旋回で方向を変え、 メビウスに向かって来た。今度は避けきれず、メビウスは後ろ向きに吹っ飛んだ。

「すでにメビウスはかなりの体力を消耗している」テッペイは、そう分析した。 メビウスのカラータイマーが点滅を始める。 「そうか、これがノーバの狙いだったんだ」テッペテが手を組んで顔をしかめる。

エネルギーの残り少ないメビウスの攻撃は、精彩を欠いていた。ノーバに倒され、捕まえられ、ボディに打撃をくらい、かなりのダメージを受けていた。

そのとき、スザキの目に飛び込んで来たのは、戦地へと向かうコノミの姿だった。「アマガイ・・・」 「隊長!ミクラスの使用許可を!」「メテオール解禁!」サコミズの言葉が飛ぶ。

メモリーディスプレイにカプセルを装着すると、コノミはノーバに向けて発射した。 《REALIZE》「ミクラスーーーメビウスを助けてーーー!!」 コノミの指示を受け、ミクラスは振り向き、ノーバに体当たり。 メビウスはようやくノーバから開放された。メビウスとミクラスは顔を見合わせてうなずき、ノーバに立ち向かう。

ノーバの口から発射された火炎がミクラスのボディに当たって爆発し、 飛び散った火炎はコノミの近くでも爆発した。爆風に倒れるコノミ。ミクラスも横倒しとなっている。 メビウスはノーバに向かっていくが、ノーバの左腕のムチに足をかけられ倒される。 立ち上がった所を、またもや羽交い絞めにされた。

ようやく立ち上がったコノミは、メビウスの窮地を目の当たりにする。このとき 「ガンバレーーーアマガイーーー!!」という叫び声が耳に入ってきた。 「負けんなーー!負けんなーー!ガンバレーー!立てーー!!」その声の主は、スザキだった。 「アマガイ!アマガイ!アマガイ!ガンバレーー!!」その叫ぶ姿は、自分が小さい時、 引越しの車の中から見た、子どものスザキの姿と重なった。

「アマガイ!負けるな!諦めるな!アマガイーー!」あのとき聞こえなかったスザキの声は、そう叫んでいた。 「スザキくん・・・」コノミはにっこり笑うと、立ち上がりミクラスにもう一度力の限りの指示を出す。 「ミクラスーーがんばってーー!」

それを聞いたミクラスは、電流が走ったように震えて立ち上がり、ノーバに掴みかかって電流を放出する。ノーバは思わず、メビウスを放した。 「すごーーい!」コノミが喜ぶ。「よし」スザキもこぶしを握って応援している。 ミクラスが、あとひと攻撃しようと、ノーバに対峙したとき、メテオールの1分が過ぎてしまった。

気力を振り絞り、メビウスはノーバに立ち向かう。 ノーバの腕を掴み引き倒したメビウスは、メビュームシュートを放ち、ノーバは爆発、消滅した。

「やったーーやったーーやったーー!」とコノミは飛び上がって喜んでいる。 メビウスは親指を立ててコノミに合図を送る。コノミも同じように合図を返す。メビウスはシュワッチ空に向けて飛び去った。

コノミが振り返って見ると、スザキの姿はもうそこには無かった。コノミは少し寂しげな表情をしたが、やがて晴れやかな笑顔が戻る。

フェニックスネストで、コノミがミライに何かを渡していた。 「これ、昨日スザキくんから送られて来たんだ」「あの日、撮られたディスクですね?」 「それから、これも」コノミは手紙をミライに渡した。「読んでもいいんですか?」「うん」

『夢を諦めず、もう一度やり直す。 その勇気を、君がくれたから   追伸、そのメガネ、似合ってるぜ』

「彼、コノミさんとの思い出、ちゃんと覚えてたんですね」「うん・・・」嬉しそうに微笑むコノミ。

そのとき、ミライの中に何かが触れた。 振り返り空を見上げるミライ。 いぶかしげにその様子を見ているコノミは、同じように空を見上げるが、そこには何も無い。

ウルトラサイン・・・・ミライは驚愕する。 「光の国への、帰還命令・・・・?」

管理人のここが考察ポイント

幼い頃のマリナが登場した「時の海鳴り」に対してコノミの幼年期を 描いた今作の「コノミの宝物」二人が勇敢に地球を守るガイズ隊員に入隊した基盤になったともいえる 幼年体験が描かれていた。幼年期の体験はその人の将来の方向を示す一つの大切なキーワードになるのだろう。

幼い頃メガネをからかわれるということから、コンプレックスを抱いていたコノミ。 そのコノミをコンプレックスごと包み込んでくれた幼いヒーロー。

しかし幼きヒーローであった彼は、大人の世界では正義としてふるったとしても暴力は必ずしも勝つものではないという 体験をした。

その経験は彼の心をすさませ、人に殴られるような卑劣な行いをして、 殴られたことを逆手に取って相手を貶めるような生き方をするものと同調してしまった。

最後に勝てばいいと思ってしまったのだろうか、勝てばそれはどんなプロセスでも、どんな手段でもいいと。 何故自分が苦しめられた方法でまた、世に返り咲こうとしたのか。 自分が貶められた時と同じ方法を選択したスザキはすべてに憎しみをぶつけていたのかもしれない。

人は変わる。しかし変わらないものもある。コノミの言葉はそんなスザキの憎しみの刃も、 そしてどんな時にも人間を理解をしようと努めていた ミライがはじめて振り上げた拳をも止めた。

スザキが自ら否定し、捨てようとした過去の思い出の1コマをコノミは捨てなかった。 変わらないものを信じたいという一念はそれを捨てさせなかった。

どんなに未来が変わっても変わらない過去の時間。 その過去の時間は自分が生きてきた人生の証であり、今ここに存在する自分を支えているものである。 無力で小さかった自分を救ってくれた存在。励まし、 認め守ってくれた存在。頑張れ、負けるな、諦めるな。自分にとっての永遠の ヒーローの存在。それは我々のウルトラマンへの想いと同じかもしれない。 子どもの頃ヒーローから貰い受け継がれた変わらないメッセージ。

植物は太陽に向かって花を咲かせる。 自分に光のエネルギーを供給してくれるものに向かって大輪の花を咲かせる。

人もそうなのかもしれない。自分を応援してくれ人に応えたい。 期待に応えたい。その想いがその人に向かって大きく才能を開花させる。 ヒーローがいるから人はヒーローを応援したくなり、 またヒーローも応援してくれる人がいるからヒーローでいられるのかもしれない。

自分をずっと見ていてくれる人がいる。それは人を強く大きく、たくましくする。

ノーバは幽霊扱いであったが、屈強のガイズのメンバーが恐れるということではやはり奇抜で脅威の存在といえる。 ノーバの不可思議な動きに加えて、最後に現れたウルトラサイン・・・。ミライは、 メビウスはいったいどうなっていくのだろうか、ここに大きな伏線が投下されたのだった。

ウルトラマンメビウス 第28話「コノミの宝物」

円盤生物 ノーバ 登場 

《キャスト》ヒビノ ミライ 五十嵐隼士 / アイハラ リュウ 仁科克基 / カザ マ マリナ 斉川あい / イカルガ ジョージ 渡辺大輔 / アマガイ コノミ 平田 弥里 / クゼ テッペイ 内野謙太 / サコミズ シンゴ 田中 実 / トリヤマ補佐 官 石井愃一 / マル補佐官秘書 まいど 豊 / ミサキ ユキ 石川紗彩 / スザキ ジュン 河合龍之介 / ヒルカワ 加藤厚成 / 小学生のコノミ 山口愛 / 小学生 のスザキ 佐藤勇輝 / 足立 学 / 田中栄一 / 森川桂子 / 小山真理亜 / 小林美 鈴 / 荻原真治 / 羽斗樹希 / 藤田洸斗 / テアトルアカデミー / 早川プロダクシ ョン

《スーツアクター》和田三四郎 / 山本 諭 / 永田朋裕 / 西村 郎

《シリーズ構成》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《脚本》長谷川圭一 《 監督・特技監督》小中和哉 《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一  《企画》岡崎剛之 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》岩佐芳弘 / 渋 谷浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシエイトプロデュ ーサー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサ ー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》高橋義仁 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》岩岡勝徳  《操演》上田健一 《助監督》黒木浩介 《装飾》高橋 光 《衣装》塚田亜矢子  《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《製作主任》戸村祥章 《編集》前 嶌健治 《VFX》田代定三 《デジタルエディター》柳生俊一 《VE》佐々木彰司  《スクリプター》飯塚美穂 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》新井 毅 《照明》高野和男 《美術》佐々木朋哉 《操演》根岸 泉  《殺陣》岡野弘之 《助監督》日暮大幹 《スクリプター》飯塚美穂 《スチー ル》橋本賢司 《制作主任》菊池英次 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キ ャラクターデザイン・イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス 》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》池田 整 《CGIモー ションディレクター》板野一郎 / 円谷CGI-ROOM 《CGIスーパーバイザー》早川哲 司 《CGIディレクター》祖父江成則 《CGIデザイナー》上田和彦 / 小杉淑美 / 林 秀則 《CGIマネージャー》小田達哉 《CGI協力》笹倉秀信 / 水石 徹 / 三宅 仁 / 姜 千明《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトアニメータ ー》増田英和 《デジタルマットアート》有働武史 《カラリスト》高田 淳 《 音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD担当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製作デスク 》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝一 / 武 藤博昭

《協力》松下電器産業 / ドゥカティジャパン / クリエイティブ・オフィス ヤッ プ / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インターナショナル / 日本照 明 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米プロダクション / 亀甲船 / スワラ プロ / スリーエススタジオ / 富士通乾電池 / ヒルマモデルクラフト / ハルジ ン / グレイショコラ / 宗特機 / コダック / ムーンスター / 日本エフェクトセ ンター / IMAGICA / クレッセント / AdobeSystems / ボーンデジタル / D.A.S.T /

スタジオ・バックホーン / パンチライン / シネボーイ / RECARO / 岡村製作所 / ナナオ / Panasonic / レイト商会 / 富士グローブ / CASIO / KENNETH COLE / Zoff / SKAGEN DENMARK / FREAKS OF GO GO SPEC TATORS / FILA / e.a.p NEN

《撮影協力》ラ・フェット多摩 南大沢 / INTERPLANET two / Bar金魚 / 国土交 通省 江戸川河川事務所・三郷出張所 / 味の素スタジアム / 日野自動車21世紀セ ンター / 八王子市 上柚木公園

《制作協力》電通  《製作著作》中部日本放送 /円谷プロダクション  《提供》セイカ/ BANDAI

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