ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス 第39話「無敵のママ」レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス 第39話「無敵のママ」レイゴ考察ソフトバージョン

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雀がさえずるのどかな朝。平屋の決してこぎれいとはいいがたい1軒の家。 畳みの部屋に布団を隙間なく敷き詰め。あるものは誰かの体に乗っかり、布団からはみ出し、 雑魚寝のように寝る6人のこどもたちと、机の下しか頭をおくスペースがないところで眠るその父親。

温かい味噌汁の臭い、ネギをリズミカルに刻む音。

日の出家の表札は、似顔絵つきで、四角く大きく、そこに 日ノ出平太郎 サユリ フジオ タカコ ナスミチ オウギ モクヒコ ツルコと大家族が記されていた。

サユリは、フライパンをフライ返しでカンカンと音を立てて、けたましく叩く。 「さぁー起きた起きた!朝だよーー朝!フジオ タカコ ナスミチ オウギ ツルコ、」呼ばれたこどもたちは反射的に ガバッと起き上がる。「早く起きなさい!あんたもだよ!」「はい」父親も眠たげな顔で起き上がるとメガネをひょいとかける。

朝の食卓には、炊きたてご飯、小口ネギたっぷりのみそ汁、山盛りの幅広厚焼き卵焼き、きゅうりのぬ か漬け、梅干し、アジの開き、サユリの茶碗には、ご飯の上にでんと納豆が乗っている。

子どもたちは「ニンジンちょうだい」とほおばり「母ちゃん、おかわり!」 茶碗を勢いよくサユリに差し出す。「はいよー」と茶碗を受け取る。こどもたちは次々と茶碗を差し出す。 「おかわり。」「僕もおかわり。」 サユリは「はいよーご飯はね、しっかり食べるんだよー」きっぷよく返事をするとみんなに微笑みかける。 一同は「はーい!」と声を揃える。

引き戸の玄関を全開させると元気よく、次々に外に飛び出すこどもたち 「いってきまーす!」「いってきまーす!」自転車の後ろに末っ子を乗せて、出陣のお父さん。 サユリは「いってらっしゃーい。」とみんなを笑顔で、送り出す。

洗濯ものを干し終えて「よっしゃー!」腕をL字に上げて、力瘤を作るかのように見せて 「終わり!」と頷く、ボーンと柱時計が鳴る。時計の針は、9時30分過ぎを指していた。 サユリは「あ・・・ヤバ。」と慌てる。

サユリはガイズの食堂で働いていたのだ。 「はい!Aランチお待ちどお。」ミライの前に出されたAランチのご飯はてんこ盛り。 それを見つめてミライは目をぴよぴよと何度も早く、しばたく。

「あんた細いからねぇ、このくらい食べないとダメなんだよー」 ミライは「はい。」と素直に頷くと、トレーに乗ったランチの味噌汁をこぼさないようにそっと受け取る。

「次はBランチね。ほーい、お待ちどおさま。」テッペイの前に出されたトレーにはプチトマトが、 これでもかと、てんこ盛りである。 「少しは食べられるようになったみたいだけど、まだまだだぁよぉー」

テッペイは目を剥いた「いい加減にしてくださいよ。日ノ出さん。栄養ってのは、 バランスが大切で、やたら食べればいいってもんじゃ・・・」 サユリは「はいはい、へ理屈は全部食べられるようになってから〜〜しっしっ!」平然としたものである。

テッペイは「トマトを大量に摂取した時の悪影響を絶対に突き止めてやる。」 とてんこ盛りのトマトの飾られたトレーをもって しぶしぶ席につく。

マリナがいたずらっぽく「残したら怒られるわよー」 コノミも笑う「がんばって食べないと。」 リュウが「っしゃぁぁ!」と促すと

一同「いっただっきまーす!」と手を合わせた。その様子ににこにことうなづくサユリ。

横断歩道の信号が赤に変わったところで サユリは、「あぁ・・・」とがっかりとして、立ち止まる。 そのサユリを一人の男の子が後ろから走って追い抜くと、横断歩道を立ち止まることなく駆け抜けようと 車道に飛び出した。

サユリは車の音にハッとするとそのままこどものあとを追い、自らも飛び出すと、こどもの背負ったランドセルを後ろから 突き出した。激しい車の急ブレーキの音が響いた。

病院に駆けつける家族。 先に待合室に座っていたフジオが声を上げた「父ちゃん!」 平太郎は聞く「お母ちゃんは?」

フジオがうなだれる「今、中で手術を・・・」 手術室のドアが開いて、医師がでてきた。

平太郎の「先生!女房は?」の言葉に医師は、目線をはずし、うつむき、静かに首をふる 「・・・そんなぁ・・・・」平太郎は絶句した。

子どもたち「父ちゃん!」「父ちゃん!」と駆け寄る。 医師は「お気の毒な結果にはなりましたが、奥さんが助けた少年は、軽い打ち身だけで済みました。 奥様の勇気ある行動は、同じ人間として頭が下がる思いです。」と慰めた。

平太郎は「そうですか・・・・」と深く医師にお辞儀をすると「子どもだけでも助かってよかったです。」 と必死に答えた。フジオが「当たり前だよ、父ちゃん。母ちゃんはGUYSなんだぜ!」と泣き叫ぶ。 平太郎はその背中を抱く。

タカコも「隊員さんたちのエネルギー補充係だったんだから」と訴える。 子どもたちはそれぞれ「お母ちゃーーーーーん!」と泣き声を上げた。

永眠するサユリの意識にふと何者かの声が呼びかける。 「日ノ出サユリ、」「私の声が聞こえるか?」 サユリの意識は聞き返した。「あなたは誰?私はどうしたの?」 「私はサーペント星人。日ノ出サユリ、今お前の命は尽きてしまった。」 「えーー!そんなぁ・・・」 「見ず知らずの少年を救おうとして、自ら危険に身体を晒したのだ。 少年は助かったが、君の肉体は深刻なダメージを受けてしまった。」

「子どもは助かったのね?良かったー」 「私はその行動に感動した。このまま君を死なせるわけにはいかない。」 「私だって可愛い子どもたちを置いては逝けないわよ。」

「ならば私に君の身体を貸してくれないか?私にはこの星でやらなくてはならないことがある。 しかしこの身体ままでは、長くとどまる事は出来ないのだ。」

「身体を貸すって・・・そうすれば助かるの?」 「私と同化することで、君は再び命を得る。」 「いいわ。また子どもたちと暮らせるなら。」 サーペント星人は「話は決まった。」というとサユリの 足元から、サユリの体に溶け込むように倒れ込んだ。

遺体にせめてもと、白カーネーション、白トルコ桔梗、かすみ草、レザーファンの花束をもって看護婦が入ってきた。 サユリはがバット起き上がりにっこりと「どうもーー」と笑った。 看護士は花を投げた「うわぁぁぁ!!」目をぱちくりとするサユリ。

サユリは今日も元気に働いていた。「はい!残さず食べるんだよー」ミライとテッペイに出されたランチは、やはりてんこ盛り。

テッペイは唸る「だからぁ〜〜〜」 サユリは却下とばかりに、「たべるぅ、男らしさを見せる、はいしっしっ!」と手で追い払う。 ミライとテッペイ「はーい。」と声を揃えた。

リュウは笑う「っしゃぁー!さすがGUYSの母ちゃんだよな。3日前に退院したっつーのに、もうあんな元気だもんな。」 マリナも「一時は生死の境を彷徨ってたっていうのにね。」と感嘆する。

ジョージが「いや、マードルが一度、本当に死んだって聞いたぜ。」とクルーを覗き込む。 テッペイはこともなげに 「ま、死亡診断された数時間後に蘇生した例はいくつもありますけど、さすがに日ノ出さんですよ。」 コノミが「さ、みなさん、いただきましょう。」と促す。

リュウは「っしゃぁー!」と頷き。 一同「いただきます!」と手を合わせて合掌する。

ジョージかパクリと食べてふと顔付が変わる。テッペテは飲んだ味噌汁で、コノミは小首をかしげ、 そして、一口食べたマリナが眉をひそめる「これは・・・・」 リュウが「味が・・・無い。」箸でつまんだハンバーグを見つめて、目がより目になる。

テッペイが「味が無いというより、塩が入ってないんじゃないですか?」と回りに聞く。 マルも首をかしげると「補佐官、今日のランチは、ちょっと味が薄くありませんか?」 とトリヤマに聞く。

メニューは、里芋・人参・椎茸の煮物、千切りキャベツ、レンコンのきんぴら 、唐揚げ、冷や奴、白飯、味噌汁などの豪華な和食だ。

トリヤマは「いや、時代はライト&ヘルシー。塩分控えめが一番だ。さすがに日ノ出君、 隊員たちの健康に気を使ってくれておるなぁ・・・」といいつつ、醤油をドバドバかける。

「あーー補佐官、そんなに醤油かけちゃったら、同じじゃないですかーー」 トリヤマは「あ・・・しまった。つい!やっぱり塩気が無いと、食欲が減るしー(ヘルシー)」とダジャレをかまし 「・・・・くっ・・・・」と自分で受ける。 あきれるしかないマル。

サユリが「ただいまー」と玄関を開けると。 パーンとこどもたちがクラッカーをうち鳴らす。 子どもたちは一斉に「お母ちゃん、おかえりー」

サユリは部屋に入って驚く「あーーどうしたの?誰かの誕生日でもないのに。」 部屋の天井、棚、たんすなど、 およそ考え付けるあらゆる所には、折り紙を繋げた輪飾りや、ミドリ、ピンク、銀色のモールで飾り付けてあり、 テレビの画面も真っ赤なモールで縁取りされている。

壁には『お母ちゃん 退院おめでとう』と書かれて白い紙で作った横断幕があり、 その縁にはオレンジや赤い薄紙で作った花が貼り付けてある。 平太郎が「子どもたちらがさー、お前のために退院祝いをやろうって、もう聞かなくってー」 サユリは「あーー!!」と嬉しげに声を上げる。

子どもたちは「さぁ、母ちゃん座って座って。」そして、「ちゃんちゃちゃーん、これ、みんなから」 それは、金色の台紙に、右手にお玉左手にフライパンを持ち、チェック柄のエプロンをつ けた笑顔のサユリが描かれていて、「おかえり おかあちゃん」と書かれた、赤い リボンのついた手描きのメダルだった。

サユリは「みんな、どうもありがとう!」とこどもたちの顔を満面笑みを浮かべて見る。 子どもたちは「母ちゃん、似合うよー」「素敵ー!」と拍手喝さいだ。

豪華なメニューは、すき焼き(牛肉、シラタキ、白ネギ、白菜、人参、焼き豆腐)、海苔おむすび、 卵焼き、漬け物。

平太郎が「では、乾杯いたしましょう!」とジュースとビールをお盆に乗せて持ってきた。 サユリは「あ・・・私、お水ちょうだい。」と頼む。 子どもたちは「お水で乾杯するの?」と不思議そうだ。 サユリは「うん、なんだかここんところ、妙にお水が欲しくってねー」 と笑う。 一同「乾杯ーー!」とサユリはコップいっぱいの水をおいしそうに飲み、口元を拭った。

平太郎は「よっしゃ!すき焼き解禁!」と声をかける。 サユリは笑う「あー豪華!奮発したわね?」 平太郎も笑う「がんばっちゃいました!」 サユリはおいしそうに水を飲み続けるのだった。

家族の2枚の写真に並べてメダルを飾り、家族が寝静まった。ふと、サユリが無表情に起き上がった。 庭にサンダルを突っかけてパジャマ姿のまま仁王立ちになると 夜空に向かって 「計画は順調です。突撃隊の派遣を願います。」 と言った。すると青い光が真っ直ぐにサユリの足元に落下してきた。 それは地面に突き刺さって白い煙を上げた。

サユリは、引き抜き、30センチメートル ほどの細い筒状、両端が円錐状に尖った機器を掴みにやりと不気味に笑った。 その時「お母ちゃん・・・」ツルコの声がした。表情を取り繕って 振り返る サユリ。「どうしたの?ツルコ。」 ツルコは「それはなあに?」とサユリの手にもつものを不安そうに見つめた。

サユリは「さぁ・・・何かしらね?」といつものサユリの表情にすっかり戻って、両手で抱えたものをしげしげと見る。 ツルコは「おトイレ・・・」と小さく訴えた。 サユリは「あ・・・ごめん、行こ行こ、おトイレ行こー」とツルコをつれて部屋に戻っていった。

「こんなの食べられないよ!」「どうしたの、おばさん。昨日からおかしいよ。 」フェニックスネストの食堂。受け渡しカウンターにグレーのGUYS作業服姿の職員男 女が数人が詰めかけた。

殆ど口を付けていない、おそらくチャーハンであったであろう、いかにも味のつ いていないような真っ白な白飯にグリーンピースや肉などの食材の混じった皿を のせたトレーを突っ返し、怪訝な表情で訴える職員たち。

「えっ!?」「前はすごく美味しかったのにさ。」「作り直してよ。」 「ええーっ!?」口々に訴える職員たちにサユリは戸惑いうろたえる。 「時間がないんだよ、時間が!」「早くしてー!」

サユリは騒ぎが収拾した直後、放心状態でロッカールームの椅子にドカッと腰を 降ろした。

2Lペットボトルの水を容器から直接勢いよく飲み、ボトルをテーブルにドンと置くと同 時に大きな溜息を漏らす。

全身白い調理服、ズボン、三角巾、靴姿のまま、自分のロッカーを開けた。 扉の裏には、ハイキングでリュックを背負った家族8人の笑顔の写真が貼ってある 。

「あたしどうしちゃったんだろう。この間から自分が自分じゃないみたい。」そ う呟くとふと、ロッカー内部下の棚の物体に気付き、拾い上げた。 「これは…夕べの…。あたしが持って来ちゃったのかしら…」30センチメートル ほどの細い筒状、両端が円錐状に尖った機器を眺め持ち替えながら、記憶のない 自分に当惑の笑いを浮かべる。

『・・・サユリ・・・』その時自分を呼ぶ声がした。「?」『・・・サユリ!』 やや強い口調に振り返ると、そこには姿見に自分の姿が映っているだけ。

にやり。突然鏡の中の自分が笑いかける、ヒッと慄き、肩をすくめるサユリ。 「はぁーっ、やっぱあたし変だわ。とうとうこんな幻覚まで。」右の手のひらを 額に当て、その手で軽くパチッと頬を叩き、やれやれと頬を撫で笑ってみる。

『幻覚ではない。私お前でであり、お前は私だ。忘れたのか。』 唖然と鏡を見つめると、鏡の中のサユリは不敵に笑いこちらを見つめている。

はっ!“私と同化することで、君は再び命を得る”そう言って自分に倒れ込んで 来た白い影。そして一面が光った・・・。

「はっ!あれは夢じゃなかったのね!?」 『夢ではない。私はサーペント星人。今、お前は私と同化しているのだ。』 そう言いながら、鏡の中のサユリはゆっくりと近づいて来た。

サユリは、モップの柄を相手に向け身構えた。 「冗談じゃないわ。今すぐ、あたしの身体から出て行ってちょうだい!」少し震 える声で鏡の中の自分に呼びかける。

「忘れたのか。私がお前の身体から出ていけば、お前は死ぬ。」姿勢を正し、無 表情でこちらを指さす鏡の中のサユリ。『ひとつの命を二人で使っているのだか らな。』またニヤリと笑いながら言った。

「そんなぁ・・・」 『このまま私に身体を貸すなら、ずっと子どもたちと一緒にいられるぞ。ただし 、私の命令通りに動いてもらうのだ。』

「アンタ、何するつもりなの?」声をわななかせて、恐る恐るサユリは、 冷酷な笑みの己の顔を持つ相手に尋ねた。 『偉大な計画の遂行の為、GUYSは邪魔だ。我々の手で壊滅する。』

ガチャン!サユリは、顔の部分をモップの柄で勢いよく叩き、鏡に大きく割れ目が入った。 「ふざけんじゃないわよ!悪い宇宙人のいいなりになんか、なってたまるもんか !」 『お前の意識を使った方が、身体を動かし易いのだが。」割れた鏡の向こうで声がした「…やもう得ん。』 割れ目の隙間に見える薄ら笑いを浮かべた口元が言った。

「うっ!」モップで戦闘態勢に構えていたサユリが、突然苦しみだし 、ロッカーにもたれた。 心臓あたりを抑えながらも懸命に堪えようとしている。

「フジオ、タカコ、マスミチ、オウギ、モクヒコ、ツルコ…ごめんね…アンタ… 頼む…」朦朧とする意識の中で喘ぎながら家族全員の名を呼んだが…ついに力尽 き、床に倒れ込んだ。

一瞬の静寂の後、閉じられた眼と口がニヤリと開いた。

フェニックスネスト地下通路を、岡持を持ったサユリが静かに歩いて行く。 「?…あぁ、出前?誰か頼んだのかな?」

動力室隅のデスクに一人座っていた職員が、ふとサユリの来訪に気付くが、見知 った顔に油断し後方を見やる。

サユリの姿をしたサーペント星人は、黙って例の機器を出し、職員に向かい青い 光線を浴びせかける。 「うわぁぁぁ!」電気ショックを受けたように、全身を震わせた職員は椅子から 床に倒れ込んだ。

続いて同時に複数の動力機器に光線を撃った。 まず照明が落ちたが、破壊するため何度も光線を撃つ。

ディレクションルームでコーヒー片手にくつろぐCREW GUYSメンバーたち。 「ここ‘オムライス’?」クロスワードパズルを解くマリナ、それを覗き込むジ ョージとコノミ、椅子で反り返って眠るリュウ。

突然、照明の光度が揺らぎだし、緊急警報が鳴り響く! テッペイの手ほどきを受け小さなパーツを補修していたミライ、自分のデスクで 作業中のサコミズらがハッと身構える。

「動力室で異常発生!基地全体のパワーが30パーセントダウンです!」持ち場に 戻ったコノミが叫ぶと同時に、モニターに映像が映し出された。 破壊活動を続ける白い影が、ズームアップされた。

「おばちゃんじゃねえか!?」リュウの叫びが聞こえたかのように、モニターご しにこちらを見る無表情のサユリが、黙ったままカメラに光線を撃ち、映像が途 切れた。

動力室中央に歩み進んだサユリが、機器を胸の高さに掲げると、それは発光し両 端に伸び1メートルほどの長さになった。 両端が赤く発光した黒い棒を地面にそっと置き、数歩後ずさりした。

すると、その棒に一筋の白い発光体が走り、やがて上に向かい、ドアのような青 白い光のカーテンが出現した。

サユリの姿のサーペント星人は、無表情にじっとその光のカーテンを見つめる。 間もなく、その中から、濃グレーの縦に幾重にも層を重ねた甲冑のような頭部を 持つ異星人が現れた。

CREW GUYSメンバーは一同武器を装備して急行し、地下動力室入り口前で一旦立ち 止まる。 リュウがメモリーディスプレイを差し出しロック解除を試みるが、ドアは開かな い。

「仕方ない。ロックを破壊しろ。」サコミズの指示でジョージがトライガーショ ットを一発シュート。 内部に入り込み前進しようとすると、敵の青い光線が襲って来た。 「後退!」先頭のリュウが叫び、突破した入り口まで避難し、その左右に分かれ 待機する。

サーペント星人は、光のカーテンから次々に出現し、その数は今や10体ほどに増 えていた。 「そうか。あの棒みたいのが、空間転移装置ですよ。」様子を垣間見たテッペイ が囁くように説明する。

「ジョージ!」サコミズが素早くジョージに視線を送ると、ジョージは直ぐに照 準を合わせトライガーショットを撃つと、地面に置かれた装置に一発命中した。

棒が電気を帯びて光り、続いて転移途中で身体の一部を覗かせた状態のサー ペント星人の動きを止めたまま、光のカーテンが消滅した。そして棒状転移装置 自体も消失した。

周りを取り囲んでいたサーペント星人たちに動揺が走る。 「シャッ!」見事なシュートに軽く湧くクルーだったが、すかさず相手も光線を 撃って来た。 一旦身を隠したクルー。ミライがトライガーショットを構えて飛び出した。

そこへ居並ぶサーペント星人たちを押しのけるように誰かがクルーの前に進み出 た。 「日ノ出さん!」ミライは思わず叫んで、銃口を下へ向けた。 「さすがに対応が早い。しかし我々を阻止できるかな。」 「おばちゃん!一体どうしちまったんだよ?」リュウが表情を崩し訴えかける。

「私は日ノ出サユリではない。」右手を調理服のポケットに入れ、何かを取り出 し胸の高さに差し出した際、子どもたち手作りの、サユリの似顔絵が描かれたメ ダルが床に落ちた。

「M9(エムナイン)球状星雲からやって来た、サーペント星人だ。」 サユリが右手を開くと、シルバーで小さな楕円球状の物体が掌で溶け出し、その 手を銀色が覆い、間もなく全身に拡がり、サーペント星人の姿になった。 「わっ!」テッペイが声を漏らした。

『ただし、身体は日ノ出サユリのものだがね。』それは男の声に変わった。 「アイツ!マードレの身体を乗っ取っているんだ!」ジョージが悔しげに言い、 「それじゃ撃つ訳にはいかないじゃない!?」「チクショー!」マリナ、リュウ も悔しがる。

「さあ、今の内にメインシステムを破壊するんだ!」 サユリに憑依した者が指揮をとる、周囲の者は頷き、直ぐに攻撃を始めた。

地下空間にそびえ立つ、見上げるほど巨大なガイズのメインシステムに向かい、星人たちは青い光線 を放ち始めた。

「やめろ!メインシステムが爆発したら、お前たちだって無事では済まないぞ! 」サコミズは大声を上げる。 「我が身がここで滅びようと、大いなる目的の礎となれるのなら!」 強い口調で叫んだサーペント星人だったが、言い切るや否や様子が一変した。 呻き、胸の辺りを苦しそうに押さえている。

「どうしたのかな?」コノミは思わず誰に聞くでもなく口にした。 「ウッ!何だ、この力!?意識が遠くなりそうだ…」頭部と胸を押さえるサーペ ント星人。

メインシステムの破壊を試みていた仲間たちも、以外な事態に驚き、攻撃の手を 休め様子を見守る。 《あんたなんかに負けるもんか!》サーペント星人の意識の中で、サユリが挑発 してくる。

「日ノ出サユリか。お前の意識は完全に消滅させたはずなのに…」 《フジオ、タカコ、マスミチ・・・》 「人間ごとき!俺の意識を乗っ取ろうと言うのか。」 《オウギ、モクヒコ、ツルコ!母ちゃんは…母ちゃんはー…》 落ちたメダルを、自己葛藤中のサーペント星人の手が拾い上げた。 《絶対に負けなーーーいっ!》《お母ちゃん!(子どもたちの声が響く)》「わぁぁぁぁ っ!」

姿勢を正した星人の甲冑頭部が、発光し三分割され裂けて散り、その中からサユ リが顔を覗かせた。 「おっ!」テッペイがまたもや目を丸くして声を上げる。

「よっ!」サーペントの鎧を身につけた状態のサユリは、威勢の良い掛け声と共 にメダルを首にぶら下げた。 「ハッ!」間髪入れず同時にサーペント星人の肩を掴んで投げ飛ばす。

「どりゃあ!」一人掴んでまた一人!「よしっ!」「ハァーッ!」お次は左パン チ、右パンチ。「ウーーン、トヤーッ!」超人の力を手に入れたサユリは相手を 振り飛ばす。「オイチョーーッ!」右腕を上、左腕を突き出したポーズも決まり !リュウたちは、ただ目を見張るばかり。

「シャーーッ!」連続回し蹴り、「ハッ、ハッ!」後ろ蹴りも完璧なまでに決ま り、「トアッ!」構えにも隙がない。 掛かって来る敵が次々と宙を舞い、「オチョーッ!」「カーーッ!」凄まじいキ ック力にGUYSクルーもただ感心するばかり。

「すごい!」「日ノ出さなんが逆に宇宙人を乗っ取ったんですよ、きっと。」テッペ イは感心することしきりだ。

サコミズが無言でリュウに目配せする。 「シャー!よし。おばちゃんに続け!」サーペント星人の左手の先から発射され るビームを避けながら、クルーたちは動力室へ飛び込んだ。 トライガーショットで、まず一体弾く。

「オリャー!」サユリは両手に抱えた二体の頭部をぶつけ合い、続いて星人の持 つビームも駆使し戦い続ける。 サユリに感化され、勢いづいたクルーたちも難関を突破して前進を続ける。

動揺した星人たちに変化が見られた。 サーペント星人が胸で腕をクロスすると身体が発光し、その次の瞬間溶けて崩れ ていくようだった。残った五体は皆、同じ形状の変化を遂げる。

「どうしたんだ、急に?」とリュウ。 地階床でキラキラ光るアメーバ状の発光体になった星人の身体は、次に勢いよく 宙に飛ばされ、空中で一つの塊となり、そのまま地面から噴出されるように青空 の下へ飛び出して行った。

更にその塊はうごめき続け、ついにフェニックスネスト脇にそびえ立つ、一体の 巨大サーペント星人の姿となった。 その腕を交差して生み出されたパワーが、星人の右手の拳に集中され、何とフェ ニックスネストへのダイレクトアタックとなるのか---!?

それを察知したミライはメビウスに変身した。 星人が撃った青白い光弾は、すんでのところでメビウス変身時のオレンジの光に 弾かれた!

サーペント星人はメビウスの出現にたじろぐ。 ファインティングポーズを決めるや否や、メビウスは半回転して後ろ蹴り! 星人は叫びながらうつ伏せに倒れ込んだ。

ディレクションルームに、ヘルメットを小脇に抱えたサコミズ、サーペント衣装をまとったかの風貌でサユリが駆け込んで来た。 「日ノ出くん、その格好は一体!?」「説明は後で!」トリヤマの質問を却下して、 まずは戦闘対策を講じなければならない。 テッペイ、コノミも素早く配置に付いた。

対峙するサーペント星人とメビウスはお互いに駆け寄り、星人のキックは外れ、メビウスのパンチは、 硬い甲冑に守られたボディに効果はないようだ。

メビウスは、再度向かって来た星人の腕から肩を掴み、送り込んで投げ飛ばし、星人は地面を転がった。 メビウスはメビュームナイトブレードを左腕にかざし、星人の目前で高くジャンプし、上段から真っ直ぐに斬りかかる。 「おぉっ!」ディレクションルームの面々は立ち上がり、「やったー!」コノミは一足先に歓喜する。

ところが! メビウスの光の剣は、サーペント星人の眼前で重ねた両腕の鎧にガードされ、激しい火花が散る。 メビウスは数回、ブレードで切り込んだが全く歯が立たない。 「そんな馬鹿な!何て硬い鎧なんだ!」テッペイは頭を掻きながら困惑して叫んだ。

「大丈夫よ。あいつらにも弱点があるの。」「弱点を知ってるんですか?」サユリにミサキが尋ねる。 「宇宙人を乗っ取って、初めて判ったんです。あいつらの弱点は、塩です!」「お塩、ですか!?」 コノミがすっとんきょうな声を上げる。

「そうか!わかったぞ!」テッペイが立ち上がった。 「やつらの本当の姿は、体組織の90パーセント以上が純度の高い水分で出来た、ナメクジのような生き物なんだ。」 そう言うとテッペイは、モニター操作で何かを確かめた。 「やっぱり。基地周辺の水分が、すごい速さでなくなってる。」

モニターの青い部分が、水色→黄緑→黄色→オレンジに変わって行き、 その中心のオレンジ色の占める部分が急速に拡がって行く。

「何の関係があるのかね?」「あの鎧は、空気中の水分を絶え間なく取り込んで、 破壊される側から再生しているんですよ。」 メビウスの斬りつけた傷が、瞬時に塞がっていくサーペント星人の腕。

「ナメクジみたいな生き物だとしたら!」「そう!お塩で溶ける!」コノミからサユリへと、笑顔のリレー。 「リュウさん!ジョージさん!」テッペイが呼びかける。 メビウスはブレードで攻防を続けている。

「そんなこと言ったって、塩なんか積んでねぇだろう?」 「あるわよ。金属火災用の消化弾でしょ、テッペイくん。」割り込むようにマリナが自信ありげに言った。 「その通りです、マリナさん。金属火災用消化弾の主成分は塩化ナトリウム。」 「つまり、食塩ってわけだな、アミーゴ!」ジョージが言った。 「なるほどな。よし!」軽く微笑んだリュウの搭乗するガンウィンガーと、ジョージ&マリナのガンローダーが、 目的のポイントに急行する。

ウワッ!メビウスがサーペント星人に弾き飛ばされ、地面に転がる。 ハッ!! 星人を見上げると、今まさに光球を投げつけんと、右手を上げて構えていた!

その時、星人の背後から2機がミサイルを撃った! サーペント星人の光球は消滅し、動きの止まった星人の金属の身体が、瞬時に赤茶色に錆びていった。

仲間の援護を受けたメビウスは、すかさず再びメビュームナイトブレードをかざし、 星人のボディにZ型の切り込みを入れた。

サーペント星人の四肢は、空中でバラバラに分解したが、間もなく粉塵となって空中に散った。 「よっしゃーーっ!」「よーしっ!」「やったーきゃはっ」機上の3人、デレクションルームも歓喜の渦が湧く。

「サンキュ!」サユリはトリヤマと握手をかわしたが、グキッ!まだ星人の怪力をコントロール出来ず、 「アタタタタ!」「あっ、ごめんごめん!ヨシヨシヨシ」痛みで歪んだトリヤマの頭部の上下に掌を当て、 バキッ!軽く当てたつもりで今度は首の骨を鳴らしてしまう…。

シュワッ! メビウスは空へ飛んで行った。

「行ってきまーーす!」「行ってきます!」いつもの慌ただしい日ノ出家の朝だ。 「お弁当、お弁当!」中高生には手作り弁当。 父親も末っ子を自転車の後ろに乗せ出動。

サユリは山のような洗濯物を、マッハで片付ける。「ヨッシャー!」ガニまたに足を開いて、 これまでにも増した気合い入れ。

ふと、ちゃぶ台を見ると、給食エプロンの忘れ物。 「あらこれナスミチのじゃないのしょうがないわねぇ」サユリはエプロンをひっ掴むと表へ飛び出した。

いくつもの路地を、目にも止まらぬ高速で駆け抜け、起きたつむじ風は、白いコートの女性のスカートごと巻き上げる。「いやっ☆」 「ファイトー!」「オーッ!」公園を走るトレーニングウエアのGUYSクルーたち。 ふと、ただならぬ気配に立ち止まる。

「ちょっと、ごめんよー!」二列縦隊の間をすり抜けるように、サユリが高速移動で駆け抜ける。 公園の落ち葉が一気に巻き上がる。

「あんなのアリか?」リュウが唖然とする。 「ゆっくりとは無くなってくみたいですけど、しばらくは宇宙人パワーが使えるようです。」 テッペイの言葉に呆気に取られたガイズクルーたちがサユリの後ろ姿を見送る。 「母は強しだな。」腕組みしたジョージが、ニッコリ微笑む。

その時「遅刻したーー!」男の子が道路へ飛び出した。 そこに車が! 道路の真ん中で立ち止まり、迫り来る車の前で身動き出来なくなった! 「あぁーーっ!」口をあんぐり開けたドライバーも為す術もなく、急ブレーキを力いっぱい 踏みながら思わず頭を下げ顔をそむけた。 キキーーッ!ガシャン!!・・・・・・

「ん?」 車のフロント部分が大きく傾いで、子どもを脇に抱えたサユリが、重い車を軽々と片腕で支えていた!! わーー、すごーい! 通勤、通学の男女の拍手喝采。みんなの顔に感嘆の表情と笑顔が溢れていた。

「道に急に飛び出しちゃダメだよ。」 サユリは車を支えたまま優しく子どもに言い聞かせると、ウンとこっくり素直に頷く。 車をゆっくり降ろすと、エプロンの汚れを軽く払いながら、 「みんなも車には気を付けるんだよ!」 そして、そのまま上空を仰ぎ見た。 「シュワーーッチ!」右手をグーで天に突き上げ、左は腰に拳のウルトラマンポーズ!

管理人のここが考察ポイント

人は、時に高い評価を受け、称えられることがある。しかしもし、 その称えてくれた相手の根底が、邪悪な意識の持ち主であったらという。ウルトラマンが、光の存在なら、 反対に、サーペスト星人という影の存在から評価されたサユリを描き、影に見初められたものが、自らの強い意志で、 自分の人生を切り開いていく様を 庶民感覚で、コミカルなファンタジーとして描くという心温まるエピソードである。

サユリは、子どもを事故から救うために我が身を省みず、勇敢な行いをした。 その行いを素晴らしいと評価してくれた者がいた。なんと相手の目的は、ガイズ壊滅のための目的集団であった。

帰りマンの主人公、郷秀樹への憑依シーンと似ていることなどを考慮すると、 神に近い意志をもったウルトラマンに評価されたものと、 自分の目的のために、道具として役に立つと評価された場合との差を描いたということだろう。

評価された方はいずれも、勇敢な行いをしており、これは、評価する側も大事、人格者の必要があるという事例でもある。

誰かを師と仰ぎ、または主君としてついていくということは世の中にある。 しかしその自分が信じている対象が、世の正義ではないかもしれない。

サーペント星人は、そのためには自らの死をも省みない、 つまるところそれは、特攻意識である。それだけの忠誠心を掲げるものを上に立つものの示す方向によっては、 下のものの未来を守るどころか、見殺しにしてしまう。そんな世のリーダーになって欲しくはない。

もし、サーベスト星人のもつ真っ直ぐに前進する意志が、自分たちの目的だけのものではなく、 そして、勇敢な行いをしたものをこどもを残して、 このまま死なせるわけにはいかないといった。

そのサーベスト星人の心が、偽りの優しさだけではなく、その人のもつ本当の優しさとして、 変えることができたら、サユリのように強い 精神力を持っていたら、心を浄化することができたていたら、それは素晴らしいことだっただろう。

サユリの強い精神力を支えたのは家族である。 愛するものそして、守るものがあるから人は強い。 それは迷いのない強さである。

ガイズは食事シーンが多いが、「同じかまの飯を食う」という言葉をよく、修行の世界では口にする。 一つの釜で炊いた飯を分け合って食べた親しい仲間。

相手と寝食をともにして分かることもあり、それが絆を強くするというものである。 隊員たちのメニューがここにきて、それぞれバラバラなオーダーが、ついに同じランチを食べていたことに注目したい。

そしてそのランチの量が、さらりと、それぞれの個性を表しまた、同時にてんこもりの食材で温かい笑いを狙うという、ここら あたりは実に 旨い。ガイズの絆が最終局面に向かってよりいっそう確かなものなっているようだ。

サユリの人間を超越したスーパーガールぶりは、「母は、強し」の表現であり、 実際にはサユリは事故で、一度死亡したわけだが、 結果的には、サーベスト星人は命をくれた。

こんな奇跡はやはりあるものではないかもしれない。 しかしファンタジーの世界では、助かって欲しい命というのはある。 そしてそれが元は、闇の力であったとしてもそれは光の力に代えることができる。

こうありたいという強い意志と、愛するものとともに生きたい。という願いが、届いたということだろう。

「みんなも車には気を付けるんだよ!」と登場人物に言わせるあたりは、こどもへの導きとして、40年間、 ウルトラシリーズが愛されている一幕として感じた。

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メビウスベルト

ウルトラマンメビウス 第39話「無敵のママ」

憑依宇宙人 サーペント星人 登場

《キャスト》ヒビノ ミライ 五十嵐隼士 / アイハラ リュウ 仁科克基 / カザマ マリナ 斉川あい / イカルガ ジョージ 渡辺大輔 / アマガイ コノミ 平田弥里 / クゼ テッペイ 内野謙太 / サコミズ シンゴ 田中 実 / トリヤマ補佐官 石井愃一 / マル補佐官秘書 まいど 豊 / ミサキ ユキ 石川紗彩 / 日ノ出サユリ 美保 純 / 日ノ出平太郎 遠山俊也 / 佐藤慶季 / 日高里菜 / 吉井克斗 / 南雲有紗 / 杉浦冬真 / 石井みずき / 鹿出俊之輔 / 荒木 誠 / 矢代和央 / 村田尚史 / 嶋田 豪 / 阿部能丸/ 藤村ともこ / 工藤 拓 / 足立和優 / テアトルアカデミー / 早川プロダクション

《スーツアクター》和田三四郎 / 福田大助 / 永嶋美佐子

《声の出演》坂口哲夫

《シリーズ構成》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《脚本》朱川 湊人 《監督・特技監督》小中和哉 《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一 《企画》岡崎剛之 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》岩佐芳弘 / 渋谷浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシエイトプロデューサー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》高橋義仁 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》楠本龍巳 《操演》上田健一 《助監督》黒木浩介 《装飾》大藤邦康 《衣装》宮崎みずほ 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《製作主任》高橋誠喜 《編集》前嶌健治 《VFX》田代定三 《デジタルエディター》柳生俊一 《VE》高田秀雄 《スクリプター》島貫育子 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》新井 毅 《照明》高野和男 《美術》佐々木朋哉 《操演》根岸 泉《殺陣》岡野弘之 《助監督》伊藤良一 《スクリプター》島貫育子 《スチール》橋本賢司 《制作主任》菊池英次 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キャラクターデザイン・イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》鶴田幸伸 《CGIモーションディレクター》板野一郎 / 円谷CGI-ROOM 《CGIスーパーバイザー》早川哲司 《CGIディレクター》祖父江成則 《CGIデザイナー》大坪隆仁 / 上田和彦 / 澤田元春 / 小嶋律史 / 森 裕二 / 高松玲子/ 小杉淑美 《CGIマネージャー》小田達哉 《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトアニメーター》増田英和 《デジタルマットアート》有働武史 《カラリスト》高田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD担当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製作デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝一 / 武藤博昭

《協力》松下電器産業 / ドゥカティジャパン / クリエイティブ・オフィス ヤップ / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インターナショナル / 日本照明 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米プロダクション / 亀甲船 / スワラプロ / スリーエススタジオ / 富士通 乾電池 / ヒルマモデルクラフト / ハルジン / グレイショコラ / 宗特機 / コダック / ムーンスター / 日本エフェクトセンター / IMAGICA / クレッセント / AdobeSystems / ボーンデジタル / D.A.S.T / スタジオ・バックホーン / パンチライン / ワンダリウム / RECARO / 岡村製作所 / ナナオ / フジコーワ工業 / 前田製作所 / パラマウントベッド / レイト商会 / K2JAPAN / 富士グローブ / KENNETH COLE / Zoff / FILA

《撮影協力》横須賀市上下水道局 / 横須賀市西浄化センター / 横須賀ロケサービス / 日野自動車21世紀センター / 横浜市みなと赤十字病院 / 横浜フィルムコミッション / 長峰ローレルヒルズ

《制作協力》電通 《製作著作》中部日本放送 /円谷プロダクション 《提供》セイカ/BANDAI

残念ながら本編「津波注意報」のため、画面が見えません。 スタッフの一部は、以前のクレジットを予測掲載いたしました。 ゲスト俳優さんにつきましては、文字数予測で●マークを表示しています。ご了承くださいませ。

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