ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス 第41話「思い出の先生」レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス 第41話「思い出の先生」レイゴ考察ソフトバージョン

ウルトラマンメビウス・ウルトラマン80・ホー怪獣画像
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透けるような青空、 そこは住宅街の一角。

ピンポーン、玄関のチャイムの音がなった。 母親と中学生とおぼしき学生が、ドアを開けて出て来たのは、白い扉の2階建ての家。 敷地には様々な和風の樹木が植えてある。

玄関からのスロープをおりていくと、白い装飾パネルの門扉。 門柱から外塀は和風の石のブロック作りで、 和洋折衷のような家である。

満面笑顔の塚本は「おはよっ!」と出てきた生徒に元気よく、挨拶をする。 こどもを促すエプロン姿の母親が「先生、今日はありがとうございます。」とお辞儀をする。

塚本は「あ、いえいえ。さぁ、みんな心配して待ってんぞ。じゃ、行って来ます。」 と詰襟の学生服姿の少年の背中を軽く叩く。 母親は「よろしくお願いします。」もう一度頭を下げた。

塚本と連れ立って歩く生徒はふと立ち止まった。 数歩先に進んだ塚本が、生徒の元に戻ってくる。

生徒は「今更学校行ったところで、しょうがないよ。」とうつむいた。 塚本はふっと吐息を漏らすと、「へいっ!」と倒立に掛け声をかけて、背広姿のまま、道路に逆立ちした。

「こうしてると、地球を支えている気分になるんだ。地球を背負って立つ!えっへへへ・・・ 先生も登校拒否したこと、あってな。」という塚本に生徒は驚いて、塚本の顔を覗き込む「先生も?」

「ああ・・・そのとき、迎えに来てくれた先生が、 こうして教えてくれたんだ。そんなに難しい事じゃない。」塚本は逆立ちを止めると 手を軽くはたいた。 「ほんの少し、勇気を出せばいいことなんだ。」と生徒に語りかけた。 生徒はうなだれた。

キーンコーンカーンコーンと学校の始業をづける鐘が校庭にも聞こえるように鳴った。 登校する生徒たちはそれぞれが「おはよー」そして、「おはようございまーす!」先生に朝の挨拶をすると 塚本は「おはよ!」と嬉しそうに返した。

校舎から、二人の男女の生徒が塚本たちを迎えにやってきた。 二人の生徒は笑顔を向けた「先生!」 塚本はその表情に「お前たち・・・」と言葉をかけて、笑顔で、言葉を途切れさせた。

「クラスを代表して迎えに来ました。」 男子生徒はきっぱりとそうづけると「カイ君、早く教室に行こう!」女子生徒もカイを促した。 男子生徒はもう一度「みんな、待ってるよ。」と念を押した。 カイの顔に笑顔が戻った。 クラスの女子生徒は「さぁ、行こ。」と笑いかけた。

登校する生徒たちは「おはようございます!」 と言葉を交わす塚本も「おはよっ!」と生徒に笑いかけるのであった。

宇宙空間を赤い発光体が速度を上げ、地球へ向かっている。 それを追いかけるように、白い発光体が後に続く。

大気圏に突入すると、白い発光体から光線が発せられた。 発射された連続する青いリングは、姿を露わにした赤い円盤に命中し、円盤は少し弾かれ、そこから急速に落下し始めた。 海に囲まれた島の少し手前の空中で、円盤は怪獣の姿となり、陸に着地した。

ヤシの木や赤い熱帯の植物が咲き乱れる南の島に地鳴りを轟かせ降り立った生物は、 かつてメビウスが戦ったロベルガーの姿をしていた。

しかし頭部の左右の触覚が片側2本の4本、甲羅の繋ぎ目は赤い色ではなく黄土色を呈している。 ロベルガー二世が雄叫びを上げ、続いて間もなくそこへ降り立ったのは・・・トォッ!ウルトラマン80(エイティ)! 着地の中腰からスックと背筋を伸ばし、戦意満々身構える。

80は相手に駆け寄り軽くキック! 続いてロベルガー二世の攻撃を前転、横転で身軽にかわしながら、掴みかかって投げ飛ばす。

ロベルガーの腹にチョップするとやや後退した相手は呻くように鳴き、続いて反撃を仕掛けて来た。 腕っ節の強いロベルガーの腕を取り、改めて回し蹴りをしたが空振り。ロベルガーは大きくジャンプして後退した。

そこからロベルガーは、手から紫の光弾を発射し始めた。キレたように容赦なく左右交互に連射される光弾は、植物の生い茂る地面のあちらこちらで爆発し、辺り一面煙幕で覆った。 その中で側転、転がりながらかわすのに懸命だった80は、 フッと目の前に降り立ったロベルガーの奇襲!

ロベルガーの太い足で蹴られよろめき、掴み投げされ、両手の自由を奪われた至近距離から、 発光した真っ赤な口から強力な破壊光線を撃たれてしまう。

大きな火花が散り、80は地面に横倒しになった。 そこへ更に容赦なく、口と手の先から光線、光弾を浴びせかけるロベルガー。 80はそれをかわす術もない・・・。

勢いに乗ったロベルガーのボディに、不意にどこからかオレンジの無限大の光線が命中し、弾き飛ばされたロベルガー二世。

光と共に現れたのはメビウス!

80はメビウスに駆け寄り、お互い顔を見合わせ力強く頷いた。 80とメビウスは二人でロベルガーに立ち向かって行く。 80のキックに続き、メビウスの足蹴り!

ジワジワ後退させられるロベルガーに更に80が足蹴りし、 メビウスは空中で大きく身体をひねり、テヤッ!空を斬るキック! 続いて80も空中からキックを仕掛ける。

倒れはしなかったものの、よろけて怒ったロベルガー。 しかし2人のウルトラマンは間髪入れず、ロベルガーに近寄り攻撃を封じる。だが、 ロベルガーの腕っ節はなかなか強力で、メビウスは一旦足で弾かれる。

80がキックを決め、ロベルガーのキックを身を低くしてかわすと、ロベルガーは続いてメビウスにキック仕掛ける。 ところがメビウスも反撃する。ロベルガーの足を左脇で捉え、 パンチしたメビウスの右手を自らの両手で挟み込んだロベルガーの身体を、反対に抱え持ち投げ飛ばす。

だが!仰向けに倒れたロベルガーは、身体全体を直立不動のままムックリ起きあがると、そのまま空中に飛びあがった。 そして怒り狂ったように、手から紫の光弾を80とメビウスに向かい連射続けた。

爆発と白煙を避けながら避ける2人のウルトラマンたち。 その中で80は、両腕をカラータイマーに素早く当て、右手を上げ、青い光の槍=ウルトラレランスを高く掲げる。

80が投げた槍は、空中のロベルガーの腹に命中し、その身体を貫いた! 動きを止めたロベルガーの身体が数カ所赤く発光する

更にとどめに両者腕をL字にして、80はサクシウム光線、メビウスはメビュームシュートを撃つ。 2つのオレンジの強力な光線を浴びたロベルガーは、大爆発を起こし、空の藻屑と消えた。

戦い終えたメビウスと安堵の吐息を洩らす80は、静かに再度お互いを見つめ合い、勇者2人南の孤島にその戦歴を刻み込んだ。

デレクションルームで、 テッペイの側にミライは報告に歩み寄った「マイナスエネルギー?」テッペイは口をぽっかんとあけて聞き入る。 ミライは頷く「はい、再び地球に発生する可能性があるそうです。」

ジョージが「それを調査していたところ、円盤生物が出現して・・・」というと、 リュウは、イスを滑らせてテッペイに近寄ると、 なるほどという風に頷いてみせる「ウルトラマン80が駆けつけたという事か・・・?」

コノミがデータを叩き出したマイナスエネルギー怪獣 ギコギラー、 ガビシェール、 アブドラールス、 ズルズラー、 クレッセント、が画像表示される。 「マイナスエネルギー・・・ドキュメントUMGに記録を確認。」 マリナがデータを覗き込む。

テッペイもデータを確認しながら、補足する 「マイナスエネルギーは人間の心の暗い波動と言われていて、それが邪悪な怪獣を呼び寄せると言われています。ただ・・・」

マリナが立ち上がったテッペイをいぶかしがる「ただ・・・?」 テッペイは口元をひん曲げながら首筋をかく 「現在に至っても、未だに研究過程にあるもので、うーーん、はっきりとした結論が出ていないんだよなぁ・・・」

コノミも「人間の心ほど、難しいものはないですもんね。」と深く頷く。ミライはコノミの言葉に感心するすることしきりだ。

桜ヶ丘中学の校門から見渡せるグランド。

自転車で乗りつけた背広姿の男が、感慨深げに校舎を見上げている所に、白いワンボックスカーのボディーに 「ハラダストアー」と書いた車に乗った男が通り掛かり、クラクションを軽く 鳴らして停車する。

ブルーのエプロンを身につけた男が、車をおりると、背広姿の男に声をかける「おい、落語!」 落語と呼ばれた男は振り返った「この学校、無くなるんだってな。」 「あぁ・・・隣町の学校と統廃合されるそうだ。」

「寂しいよなぁ・・・」 二人は連れ立って校庭を歩く。

校旗がはためく、校庭では、軟式テニス部員が素振りをし、その向こう側では野球部員が素振りや キャッチボールをしている。 ランニングで汗を流す者などで、校庭は活気で溢れている。

そこに塚本がやってきた「すいません、あの・・・部外者の方は、立ち入り禁止なんですが・・・」 エプロン姿の男は「部外者なんて言われても、俺たち卒業生だよ。」と不満げだ。

塚本は当惑気味に「いやぁ、そうは言っても・・・」 と、その塚本の顔を「ん?」と落語はいきなり、近づいてまじかに見る。 塚本は一瞬たじろき、不機嫌そうに「な・・・なんですか?」と聞くが

落語の表情が急に崩れた「お前・・・塚本じゃねぇか?」 塚本はまだ憮然として「はい、そうですが。」

そして落語の顔を改めてまじまじと見つめると 「・・・・ああ!!お前、落語!」

その横でエプロンをひっぱって自己主張している男を指差し 「あっ!スーパー?」とすっとんきょうな声を上げた。

3人は驚きと再会の喜びに「なにやってんだよー」「懐かしいよぉ」「びっくりしたぁ。おぃ」 「あははは・・・!!」と声を揃えて笑いあった。

広い廊下を下校する女子生徒が、シルエットで見える。 ベランダに通じるガラス扉の前では、女子生徒が2人、楽しそうにしゃべっている。

教室の中に入った塚本たち、綺麗に並べられた机には 、書道の道具や給食袋がかけられている。

塚本は話す「先月赴任して来たばっかりなんだよ。そしたら早速、登校拒否に出くわしてね。」 旧友は返す「バチがあたったんだよ。矢的先生を困らせた。」 塚本は「そうだな。」と苦笑する。

落語が教室を見回す「懐かしいなぁ・・・」 塚本も頷く「博士、ファッション、真一はどうしてるかな?」 スーパーがしみじみと「早いもんだよな。時が過ぎるのは。」 落語も同意する。「すっかりオジサンだよな。俺たち。」 塚本は遠くに視線を泳がす「矢的先生、どうしてるかなぁ・・・」

教壇に立つ塚本と生徒の席に座る落語とスーパー。 黒板には、 明日のテスト科目 1限目 こくご 2限目 数学 3限目 地理とかかれ、黒板の上には、一致団結 我らE組 と一文字づつ書いた色画用紙が貼られ、 その横には『誠実 努力 勤勉』と書かれた額が飾ってある。

スーパーが言う「ある日突然、俺たちの前からいなくなっちまったな。」 落語は再び強く頷く「なのに、どの先生よりも思い出に残ってるよ。」 スーパーもだ「うん・・・」

塚本はふいに教壇から、身を乗り出すようにすると「矢的先生はウルトラマン80だったんだ。」 スーパーと落語は「ぷっ・・・はははは!」噴出した。 スーパーは「言ってるよ・・・」 落語も「お前さ、まだそんな事言ってんのかよ。はははは・・・・」

ふたりは膝を叩いて笑う。 しかし 塚本は一人真剣に「笑われたっていい。俺は確信している。」

スーパーが立ち上がった「よし!この学校壊されちまう前に、みんなでクラス会やろうぜ!」 落語も同意した「おっ、いいなぁ、クラス会。」 スーパーが力を込める「出来る限り人数集めてな。」 落語も頷く「ああ!」

スーパーが塚本を振り返る「あ・・・この教室、貸してくれるだろ?」 塚本も笑顔だ「ああ、掛け合ってみるよ。」 落語は嬉しそうだ「よし、決まりだ。あははは・・・」 塚本は遠くに想いを馳せた「矢的先生、来てくれるといいなぁ・・・」

リュウはデレクションルームにウルトラマン80のフィギアをもって入ってきた。 「ミライ、お前のお兄さんの人形持って来てやったぞ!あれ?・・・ミライは?」 マリナは書類にペンを走らせながら「あーー、さっき都内でマイナスエネルギーに似た波動が確認されたの。」 とリュウに背を向けたまま答える。

テッペイも「とは言っても、ほんとに微量なんで、怪獣なんて呼ぶ力は無いって言ったんですけど。」補足するが、 コーヒーを飲みながら書類に目を通すサコミズは顔を上げないまま、 「それだけお兄さんからの忠告は重たいものなんだよ、彼にとって。」 といった。その言葉をふーんと感慨深げな表情で無言で頷くリュウ。

教室の外に探知機を持ち立っているミライに 塚本は気づいた。 「あなたはGUYSの?」 ミライは「はい、何か変わったことはありませんか?」 と聞くが落語が「いや・・・別に。」と答える。

ミライは「そうですか・・・失礼します。」と頭をさけで去ろうとするが、 塚本が呼び止める「ああっ!待ってください。あの・・・かつてUGMの隊員として働いていた、 矢的猛さんをご存知ではないでしょうか?」 ミライは当惑する「え・・・」 落語は慌てる「おい!UGMって・・・・」

塚本は落語たちを振り返り「先生は教師やりながら、UGMの隊員としても働いていたんだよ。」 スーパーが進み出る「そんな・・・本当か?」

塚本は「ああ、前の学校で、元UGM隊員の子どもがいたんだ。そうですよね?今、 矢的先生がどこにいらっしゃるか、教えていただけないでしょうか?」とミライに真剣に詰め寄る ミライは「いやぁ・・・それは・・・」と言いよどむ。

ミライはベランダに立つと遠く夜空に思いを馳せる「ウルトラマンとしてだけではなく、 教師としても慕われていたんですね?25年も経った今でも、まだ・・・ 桜ヶ丘中学で最後のクラス会をしようとしています。出席してあげてください。矢的猛先生として。」 ミライは目を閉じた。

80の声が答えた「それは・・・・出来ない。」 ミライは聞く「どうしてですか?」

ミライと80は異空間に立った。80は「元々私は、地球にはマイナスエネルギーの調査のために訪れた。 そして人間と触れ合ううちに、人間の持つ限りない可能性を感じた。それはメビウス、君も同じだろ?」 と手をさし伸ばした。ミライは「はい。」と頷く。

「しかし人間は、」と80の手は地球を形どってイメージすると。 「その可能性を間違った方向にも向けかねない事もわかった。その事によって生まれるのが・・・」 ミライは繰り返す。「マイナスエネルギー・・・」

「そうだ。そして私は考えたのだ。教育という見地から、 マイナスエネルギーの発生を抑えられるのではないかと。私は勉強を重ね、 思春期といわれる不安定な時期の中学生の教師になった。しかしマイナスエネルギーの 発生を食い止める事は出来なかった。

80の脳裏に、硫酸怪獣 ホー(第3話) 月の輪怪獣 クレッセント(第1話) 羽根怪獣 ギコギラー(第2話) 変形怪獣 ズルズラー(第10話) が現れては消えた。

私は次々と出現する怪獣に立ち向かうため、 教師である事を捨てねばならなかったんだ。

遠く離れたとはいえ、私の心には、常に彼等がいる。 メビウス、君の口からみんなに伝えて欲しい。矢的猛が謝っていたと。」

落語が「塚本!塚本!」と叫びながら、桜ヶ丘中学に自転車で突っ込んできた。 塚本は「危ないなぁ、なんだよ。登校中なんだぞ。」と注意するが、 落語は焦って「悪い悪い。これ・・・これ、見てくれよ。」 新聞記事を広げた。

大見出しには『ウルトラマン80現る』とあり見出しは『メビウスと共に・・・・ 』 その横は『太平洋上無人島 円盤生物ロベルガー・・・』 80の顔写真のには『27年ぶりに現れたウルトラマン80』とあった。

塚本は驚愕する「これは・・・ウルトラマン80。」

そしてスーパーが経営するスーパー前でも「ウルトラマン80?塚本の言葉が正しければ・・・」 スーパーは思案にくれていた。

落語は「矢的先生は、地球に来てるのかもしれない。」 塚本に訴えた。塚本は頷いた。「・・・ああ!」

スーパーは空に向かって叫んだ「先生ー!明日、クラス会なんだ!桜ヶ丘中学で、最後のクラス会なんだ!」 時を同じくして、塚本は空に向かって叫んだ「絶対!絶対、来てくださーーーーい!」 落語も叫んだ「俺たちは、ス−パー、博士、ファッションに真一も、とにかくみんな来るから!」 塚本も繰り返した「みんな、会いたがってます!必ず来てください!」

その様子をそっと見守るにミライは「ごめんなさい、僕には伝えられません・・・」と呟くのだった。

デレクションルームのテッペイが声を上げた「まぁただ・・・・」 マリナが聞く「例のマイナスエネルギー?」 テッペイはデスプレィを見ながら「ほんとに微量なんですけど、時々現れては消えちゃうんですよね。」 リュウが聞く「またあの中学校か?」 テッペイは頷く「はい。」

ジョージが「聞けばもうすぐ廃校になるって言うじゃないか、その学校。」というと、 コノミは「少子化ですもんね。・・・・もしかして学校が、 取り壊される事を悲しんで、マイナスエネルギーを発生させてるんじゃないですか?」と思いついた。リュウはそれだとばかりに、 指をパチンと鳴らすが、 テッペイは「はっ・・・そんな、無生物がマイナスエネルギーを発生させるなんて、考えられませんよ。」一笑にふした。

その時、ミライは「はぁ・・・」ウルトラマン80のフィギアを手に取って、深いため息を漏らした。リュウがいぶかしがる 「ミライ?」ガイズクルーもそれぞれの顔を見合わせる。 ミライは呟いた「板ばさみって、辛いですよね・・・?」ガイズのメンバーは言葉なく立ち尽くした。

サコミズとミライは連れ立って歩いた「なるほど・・・そういう事か。」 ミライは「はい。どうしていいやら・・・」と打ち明けた。

サコミズはすこし声を立てて笑うと「君が何かしなきゃいけないことじゃないんじゃない?」 ミライは「そうなんですけど・・・」そういいながらついて歩く。

サコミズは「出会い、別れ、喜び悲しみ、人間って面倒くさい生き物なんだ。でもね 、時が来れば、それが思い出というものに変わる。」と語る。 「思い出?」 「そう、その思い出が何も無いことが、一番人間にとって悲しい事かな・・・」

一人のメガネをかけたグレーの背広姿の男が桜ヶ丘中学の下駄箱で革靴を脱いでいた、そこに「あなた・・・もしかして?」 女性は、薄黄色のカットソーと黒い二重仕立のフレアスカート、淡いピンクのカーディガ ンと白いローヒールのパンプス。 茶色のバッグを肩から下げて、髪はアップにまとめて髪留めでとめてある。 お洒落な母親といったファッションの女性だ。「あ・・・ファッション?」 ファッションは「博士ーー!?」と叫んだ。

博士は大笑いである「あはははは」 ファッションは「やっぱりそうだー!」と口に手を当てる。 博士は満面笑みだ「懐かしいなぁーー」 ファッションは聞く「元気だった?」

スーパーが声をかける「おー来たな、みんな。」 博士は笑う「おー、スーパー。」 ファッションもだ「懐かしいー」

スーパーが「おい、お前真一じゃないか?」 真一に声をかける「・・・スーパー?」 「あははは・・・やっぱりそうだ!ほら、失恋して怪獣呼び出した・・・」真一は頭をかく。 博士もからだをのけぞらせながら、「あはは、覚えてる。懐かしいからって、今日は怪獣呼び出さないでくれよ?」 ファッションが「それがね、最近若い奥さんもらったらしいのよ。だから大丈夫。」 と笑う、真一は「もう勘弁してくれよー」と照れる。

スーパーが「もうみんな集まってるぞ。」とクツを履きかえながら屋上のドアを開けた。 真一は「屋上でやるのかーー」とあとに続く。

屋上には、テーブルが数台用意され、白いテーブルクロスがかけられてある。 その上には、瓶ビール、 ペットボトルのジュース、銀のアルミ皿に盛られたおつまみ類、大きな桶に入ったお寿司が並べられていた。

周囲の柵の上には、『1980年度 1年E組 クラス会』と書かれた看板があげられ、 看板の周りには赤やピンクの薄紙で作られた花でぎっしりと飾られている。

そして看板の下からは、色とりどりのモールが放射線状に伸びている。 看板の下の左右には、机の上に黄色系の花がアレンジされて飾られていた。

博士が聞く「だけど、なんでわざわざ屋上で?」 スーパーが答える「矢的先生にメッセージを送るためさ。」 ファッションは驚く「え?矢的先生、いらっしゃるの?」 スーパーは「まだ、わからないけどな・・・」と答える。

桜ヶ丘中学学校の門の前に立てかけてある、『1980年度 1年E組 クラス会』 の看板を見つめミライは心で思った《やはり伝えなくてはならない。80兄さんの言葉を・・・》 その時、学校全体から蒼いオーラが蜃気楼のように凄まじい勢いで、立ち上った。ミライは「この光は?」と驚き。

テッペイが叫び、デレクションルームに危険を知らせるブザーが鳴り響く 「これは・・・桜ヶ丘中学校のマイナスエネルギーが、急激に上昇してます。」 そしてその蒼い塊は学校から飛び出した。ミライは「あれは・・・?」驚愕する。

ウゥゥゥゥ・・・ウワァァァァ・・・低く呻く声がどこか寂しげな怪獣ホー出現。 「か・・・かっ・・怪獣だぁ!」 尖った両耳をピンと立て、茶色で細身のボディ、周囲がギザギザで葉っぱのように見えるものが、両手の甲を覆っている。

「真一、お前また!?」スーパーが真一の腕を引っつかみ、身体を揺さぶる。 「知らん!俺は怪獣など呼んでいない!」 1-Eメンバーたちは、屋上の手すり付近に集まり、今は唸っているだけの怪獣を心配そうに見守る。

テャア!∞の光の中からメビウスが登場した! ホーの背後に真っ直ぐ走り寄ると、そのまま後ろから腹部を押さえ込むように掴まえようとするが、 反対にホーが半回転して振りほどかれてしまった。

ホーの背後に立ったメビウスは身構えたが・・・ ホーは、左、軽く右側を見回すも、背後のメビウスに気が付かない。

腰に手を当て余裕のメビウス。 ホーが不意にぐるーり右に180度廻った。 そして目の前に立つメビウスにやっと気付き、慌てた素振りを見せる。

動揺した相手の懐に潜り込み、そのまま力ずくで押し足下をスライドさせ、ホーを学校から遠ざけるメビウス。 その間、ホーの両手で自分の背中をバシバシ叩かれるメビウスだったが、移動を停めたところでバシンとはたかれた。

大きく弾き飛ばされ、前転して止まったメビウスに、ホーは口から光線を吐き、それをまともに胸に受けたメビウスは弾かれ、仰向けに倒れた。 更に光線を浴びせかけるホー。光線が照射された地面はまぶしく輝き、白煙が立ち込める。

倒れたまま上体を起こしたメビウスに向かい、ホーは陸上部員のウォーミングアップのように膝を高く上げる。 ウッ! そこへホーの前進を割って入って来たのは、ガンフェニックス! 方向転換してホーの腹の真ん中にビームを照射した。

「どういうことだ?」リュウは首をひねる。確かにヒットしたはずなのに、ホーの体は通り過ぎ、ダメージはない。 仲間の協力を得たメビウスは果敢にホーに掴みかかって行き、巴投げしてホーを地面に転がした。

空中からキックを仕掛けるメビウスだが、ホーは軽くかわし空振りした。 勢い余って着地の際に身を低くしたメビウスの背後から、ホーが覆い被さって来た。 「がんばれ!」屋上の同窓生たちは、手すりから身を乗り出し、メビウスに声援を送る。

ホーは仰向けになったメビウスの胸を数度手ではたくと、溢れるように涙を流し始めた。 しかしそれはただの水分ではなく、触れたものがジュッと溶ける硫酸の涙だった。 メビウスの胸の一部から水蒸気が立ちのぼる。

ポロポロ・・・間もなく取り壊しになる、突き当たりがサッシ吐き出し窓の学校の廊下。
ポロポロ・・・「誠実 努力 勤勉」、貼られた模造紙の時間割。
ポロポロ・・・・・・ たくさん並んだ手洗い場の蛇口の一つから水滴がしたたり落ちる。チャプン・・・と音がする。

フッとホーが動きを止めた。メビウスはホーを見やる。 ホーは空を見上げた。飛行音が近づいて来る。 立ち上がるホー。メビウスはその隙に身を起こし前に転がり逃れる。

地上に降り立ったのは80! 「あぁ!」「あれは」「ウルトラマン」「80!」「俺たちの」「ウルトラマンだ!」 1-Eメンバーは嬉しさで表情を輝かせ、口々に言葉を繋いだ。

「矢的先生…やまとせんせーーーぇ!!」塚本は、我を忘れて大声で叫んだ。 80と対峙したホーは、腰をくねらせ体側に付けた両手をパタパタさせ、耳をピクピク動かし、 何だかしきりと嬉しそうに見えた。

「マイナスエネルギーによって出現した怪獣ならば、私が倒す!」80はメビウスと伝えた。 「ウーーーァーーーーー・・・」ホーは変わらす低い声で鳴くと、 80を見つめながら両手を胸に当て、そしてゆっくり青空に向かい両腕を拡げた。 返事を返すようにゆっくり頷いた80。

左腕を天に向け、右腕を水平に精神を集中させる。 続いてサッと両手を腰のウルトラバックルに当てると、そこから青い光のシャワーが、ホーに向かって注がれた。 ホーは全身をオレンジ色に輝かせながら、ウゥゥゥ・・・昇華されるように、青空へ吸い込まれるように消えてしまった。 戦い終えた80とメビウスはじっとホーが消えたあとを見た。

塚本が叫んだ「先生ー!先生に憧れて、僕は教師になりましたーー!」 ファッションもだ「私は、結婚して3人の子どものお母さんでーーす。」 落語も「僕は地元の信用金庫に就職しましたーー!」 そして博士「大学で研究する日々を送っていまーーす!」 そしてスーパーも「親父のスーパー継いで、がんばってるぜー!」

メンバーは 横断幕をみんなで手にすると『矢的先生 思い出をありがとう 1980年度1年E組クラス会』横に大きく広げた。 塚本が号令をかける「みんな、先生には感謝しています。本当にありがとうございました!」 元生徒達は、自然と 『仰げば尊し』を口ずさみだした。

仰げば尊し、わが師の恩。 教えの庭にも、はや幾年(いくとせ)。 おもえば、いと疾(と)し、この歳月(としつき)。 今こそわかれめ、いざ、さらば。 」
※『仰げば尊し』作詞・作曲:不詳(スコットランド民謡) 著作権:不詳(曲・詞)》

歌を聴き終えると、80は空を見上げ、空へ飛び立った。 全員直立不動のまま、姿が見えなくなっても恩師の飛んで行った空を見上げていた。

桜ヶ丘中学校校庭に、ミライがそっと姿を現した。 屋上の横断幕と1-Eのみんなをじっと見上げた。 そんなミライの背後から、静かな足音が近づいて来た。

「教え子たちに逆に教えられてしまったな。」 教え子と同じ歳月を重ねた、矢的 猛その人だった。

沈みかけた太陽を背に受け、逆光の中、ベージュ系の落ち着いたジャケットに白いワイシャツの上のボタンを外し、 ラフに着こなした紳士。 「感謝しているのは、私の方だ。」「兄さん。」

「彼らと一緒に過ごせた時間は、私にとってもかけがえのない思い出だからなぁ。」 「さあ!みんなが待っています!」ミライは微笑みながら矢的に呼びかけた。 「メビウス、私は自分の言葉で謝ってみるよ。大切な、私の生徒たちだから。」矢的はややはにかんで、 ミライに語った。 二人は黙って頷き合い、矢的はその場を離れ、校舎へ近づいて行く。

「あ!矢的せんせーー!」屋上で声が上がった。 「矢的先生ー!」「先生〜!」全員がフェンス沿いに立ち、手を振った。運動場から矢的も左手を振り返した。

残されたミライの元へ、出動したGUYSクルーたち、ジョージ、マリナ、リュウが集まった。 「きっとあの怪獣は、桜ヶ丘中学が呼び出したんです。」 「コノミが言っていたようにか?」ヘルメットを抱えたジョージがミライに聞き返した。

「はい。でもちょっと違うのは、桜ヶ丘中学が壊されてしまうから悲しいからじゃなくて、80兄さんと生徒さんたちを合わせてあげたくて、怪獣を出現させたんです。」 「思い出の人!」しんみり笑顔で言ったマリナだが「…と言うか…」 「思い出の、ウルトラマンか。」という。ミライは微笑んだ。 「思い出って、ほんとに大切なものなんですね。」

夕陽に照らされた学校の屋上。 矢的先生がかつての教え子たちの満面の笑顔と拍手で迎えられる。

塚本は湧いてくる涙を堪えきれず、左手で口元を押さえたまま、右手で矢的先生と握手を交わす。 真一と、あの時は大変だったなと思い出話をする仕草の矢的。 クラスメイトたちの温かい笑顔が彼らを囲んでいる。

握手しながら、左手を小柄なスーパーの肩に置き、親愛の念を込めて揺らす矢的、深々と頭を垂れるスーパー。 今更ながら落語を訴えかけるような素振りの博士、恩師を挟んで3人で肩を組む。

ファッションは笑顔の矢的の肩に抱きつき、胸に顔を埋めた。 生徒たちに別れを告げられずに戦いに身を投じて行った矢的 猛と1-Eの生徒たちとの、 25年ぶりの同窓会と卒業式が、オレンジ色から薄暮へ色を変える町で、本日、執り行われたのだった。

管理人のここが考察ポイント

ウルトラマン80ことウルトラマン先生に会いたくて、会いたくて、みんなのその思いが、怪獣ホーの出現によって聞き遂げられた。 人のマイナスエネルギーによって、生まれていた怪獣。その怪獣がマイナスの力をつかって、人々の願いを聞き遂げた。 ホーが、メビウスじゃないんだ、メビウスではダメなんだと泣いている姿に、感無量となった。

ウルトラマンはみんなのもの

今回の作品は「俺達のウルトラマンだーー」 この台詞が、作品を包み込んでいた。

恐らく、クリエイターとして、自分達の生み出すオリジナルウルトラマンへの想いのたけはあったであろう、 しかしそれを見事に、ウルトラマンを愛する者への感謝と自らの持つ、ウルトラマンへの愛へと形を変えて表現してみせた。 ここまで、潔い作品を披露したスタッフは実にあっぱれである。

これはファンに媚びているわけでも、 昔のウルトラマンを見せておけばファンは喜ぶなどというような 過去作品のコラージュなどという程度のものではなかった。

80が当時、表現し切れなかった部分を見事なまでに昇華して、 ウルトラマンという存在にロマンを持たせたこの作品は、ウルトラ世代による1つの到達点であるとも言える。 当時こどもだったものが抱いた疑問や探究心。それらを丁寧に問い。明かし、解説し、そしてありがとうと感謝をこめた。

今回の作品は、ウルトラマン80という番組をよく視聴していなかった者でも、深く感銘を受けたエピソードであった。 何故ここまで、すんなりと浸りそして、感動したのか、それはこの作品に「愛」があったからである。

素晴らしい思い出をもてたことへの喜び、そしてそんな過ぎ去った思い出ともう一度、再会できたらという憧れ、 こんな同窓会が開けたら素敵だろうと思えるような心のこもった丁寧で優しい描写や演出。

そしてウルトラマンを愛する人々が見たいもの、それを創るのがスタッフの心意気だと 関わった一人一人が、堂々と胸を張った愛情の詰まった渾身の作品であったからだと思う。

これこそ、大人の視聴に耐えられる作品であり、怪獣であるホーが硫酸の涙を流したほどの会いたかった80への再会を 実現させた。夢と希望のファンタジー。 40年前のウルトラマンから感銘を受けた人々が、 次世代に伝える絆であり、真心からあみ出した、センス・オブ・ワンダーだったと絶賛したい。

過去の作品をうまく展開させながら、かけがえのないエピソードを刻んだウルトラマンメビウスは、 我々にたくさんの思い出を作ってくれた。 これも一つの作品の新たなあり方ではないだろうか。

桜ヶ丘中学が25年の歳月を経て、本当に時を刻み、そしてウルトラマン80を一つの形に完結させるという形は、当然 当時ではありえなかった、当時の作品に疑問を持たなければ、謎は生まれない。謎が生まれるから探求する喜びを得る。 ウルトラマン80の攻略だ。

ウルトラマン80の攻略は、当時のこどもがいく年つきを重ね。あらゆる経験を経て、大人になったからこそ、 時間の経緯 と空想だけではない。本物の重さのある25年後のシーンを表現できのではないだろうか

感銘を受けた我々は、ウルトラマンメビウスを忘れることはない。 たくさんの大切な思い出を作り上げたウルトラマンメビウスは、過去の作品の愛し方を手ほどきし、 それは塚本が子どもの頃、当時の担任に迎えにきてもらい、 「地球を支える倒立」という夢のたすきをまた、自分が教師になって次の迷っているこどもに伝えたように、

これからも深まる混沌とした時代への 一つの道しるべとなるであろう。

そしてウルトラマンメビウスもまた、 25年後に誰かの手によってその、愛を表現されるだろう。

ウルトラマンメビウスは、ここに新たな作品のあり方を示したのだった。

ウルトラマンメビウス 第41話「思い出の先生」

硫酸怪獣 ホー / 円盤生物 ロベルガー 登場

《キャスト》ヒビノ ミライ 五十嵐隼士 / アイハラ リュウ 仁科克基 / カザマ マリナ 斉川あい / イカルガ ジョージ 渡辺大輔 / アマガイ コノミ 平田弥里 / クゼ テッペイ 内野謙太 / サコミズ シンゴ 田中 実 / 塚本 吉見一豊 / スーパー 浅木信幸 / ファッション 奏谷ひろみ / 落語 金と銀 / 博士 中村良平 / 真一 紀伊修平 / 藤崎世璃子 / 田中充貴 / 佐藤祐一 / 木内友三 / 渡辺直樹 / 十川史也 / 川口舞華 / テアトルアカデミー / 劇団ひまわり / 宝映テレビ / 早川プロダクション 矢的 猛 長谷川初範

《スーツアクター》山本 諭 / 丸山貢治 / 永田朋裕

《シリーズ構成》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《脚本》川上英幸 《特技監督》鈴木健二 《監督》佐野智樹 《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一 《企画》岡崎剛之 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》岩佐芳弘 / 渋谷浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシエイトプロデューサー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》倉持武弘 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》楠本龍巳 《操演》上田健一 《助監督》石川 整 《装飾》大藤邦康 《衣装》宮崎みずほ 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《製作主任》戸村章 《編集》矢船陽介 《VFX》田代定三 《デジタルエディター》柳生俊一 《VE》高田秀雄 《スクリプター》吉岡華子 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》新井 毅 《照明》高野和男 《美術》佐々木朋哉 《操演》根岸 泉 《殺陣》岡野弘之 《助監督》伊藤良一 《スクリプター》吉岡華子 《スチール》橋本賢司 《制作主任》菊池英次 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キャラクターデザイン・イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》鶴田幸伸 《CGIモーションディレクター》板野一郎 / 円谷CGI-ROOM 《CGIスーパーバイザー》早川哲司 《CGIディレクター》祖父江成則 《CGIデザイナー》大坪隆仁 / 上田和彦 / 澤田元春 / 小嶋律史 / 森 裕二 / 高松玲子 / 小杉淑美 《CGIマネージャー》小田達哉 《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトアニメーター》増田英和 《デジタルマットアート》有働武史 《カラリスト》高田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD担当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製作デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝一 / 武藤博昭

《協力》松下電器産業 / ドゥカティジャパン / クリエイティブ・オフィス ヤップ / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インターナショナル / 日本照明 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米プロダクション / 亀甲船 / スワラプロ / スリーエススタジオ / 富士通 乾電池 / ヒルマモデルクラフト / ハルジン / グレイショコラ / 宗特機 / コダック / ムーンスター / 日本エフェクトセンター / IMAGICA / クレッセント / AdobeSystems / ボーンデジタル / D.A.S.T / スタジオ・バックホーン / パンチライン / ワンダリウム / RECARO / 岡村製作所 / ナナオ / レイト商会 / K2JAPAN / 富士グローブ / KENNETH COLE / Zoff 《撮影協力》埼玉県ロケーションサービス / 多摩市 経済観光課 / 味の素スタジアム / 原田ストアー

《制作協力》電通 《製作著作》中部日本放送 /円谷プロダクション 《提供》BANDAI

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