ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス 第43話「脅威のメビウスキラー」レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス第43話「脅威のメビウスキラー」レイゴ考察ソフトバージョン

ウルトラマンメビウス・ メビウスキラー怪獣画像
当サイトページ上のサムネイル画像を取得される場合は、リンクをお願いいたします。

暗黒の異空間に円を描くように向かい合って立つ4人の宇宙人。 グローザムは問う「異次元人ヤプールだな?」 ヤプールは「いかにも」と頷く。

グローザムは「しかし、貴様のような奴が、我ら四天王の一人とはな・・・」とせせら笑う。 メフィラス星人は「グローザムよ、皇帝の気まぐれは今に始まった事ではありませんよ。」と丁寧に制止する。

ヤプールはややムキになると 「いずれお前たちも超獣に改造し、我が支配下に加えてやる。 ウルトラマンメビウスを倒し、地球を皇帝に献上してな。まぁ、見ていろ。」と宣言する。

デスレムは「待て!抜け駆けは許さんぞ!」と気色ばむが、ヤプールはぐにゃりと固体を光の粒子に変形させて、いずこかへ消えた。

デスレムは「ヤプールめー!」といまいましそうに一歩踏み込むが、 メフィラスが「待て、デスレムよ。ここはお手並み拝見といきましょう。」としごく冷静に言う。

ミライは「え゛ー!お孫さん?」とガイズスペーシーの屋上に立つ、サコミズ、タケナカ、ミサキを前に、素っ頓狂な声を上げた。 アヤは「そっ!ね、おじいちゃん。」とタケナカに微笑みかけると、タケナカと腕を組んで見せた。

リュウたちガイズのメンバーはミライたちの紹介の場からすこし後ろに離れて、 「あの人の事、前にミライが神戸で助けたんだって?」と腕を前で組むと聞いた。

テッペイは「ミライくんがそう言ってました。でもびっくりしたなぁ。 噂の天才海洋学者ジングウジ・アヤ博士が、タケナカ最高総議長のお孫さんだったなんて。」という。

ジョージが不思議そうに後ろで腕を組みながら聞く「そんなに有名な人なのか?」 マリナがあきれたように、「あ゛・・・海洋自然科学の分野で、ノーベル賞級の研究をいくつも発表してる ジングウジ博士の事くらい、知っときなさい。」という。

ミライは続けてアヤに聞く「学会のついでに最高総議長に会いに?」 アヤは「うん、おじいちゃん、普段はニューヨークだしね。」と総議長のタケナカの顔を見る。

サコミズが「ミライ。アヤさんを来賓室にご案内して。」と促すと、アヤはサコミズの前に進み出て手で、押しとどめると 「STOP!」そしてすばやくミライの腕に自分の腕を絡ませて、 「そんな事よりサコっち。ミライくん、借りていい?」と聞く。

タケナカは当惑すると「アヤ・・・いつまでもサコっち呼ばわりが失礼だぞ。」 とたしなめるが、アヤは「だって・・・おじいちゃんのがうつっちゃったんだもん。仕方ないでしょ?ね。」といたずらっぽく 笑う。

ちろりとタケナカに視線を走られるとサコミズは軽く咳払いする。 タケナカは「いや、すまん。」サコミズの顔をちらりと見返して、 焦るように謝った。

アヤはなんのくったくもなく、「ミライくん、今日何んか予定ある?」 と聞く、ミライが「いえ、特に・・・」 と答えると、アヤはまた「だったら、付き合って。」とミライの腕をとる。 ミライはもう一度「へっ?」とアヤの顔を覗き込む。

アヤは「いいでしょう?」と今度はタケナカたちを見る。 タケナカはサコミズと顔を見あわせながら「・・・・うん・・・」と歯切れ悪く返答をする。

アヤは嬉しそうに「よかったいきましょ」とミライを促す。 ミライは「え・・・ちょっとアヤさん?」とアヤに引っ張られていく、その後姿に サコミズが「いいんですか?おじいさま?」とからかうようにタケナカに聞く。

アヤは「いいから、いいから。」とやや強引に引っ張り、 ミライは「ちょっと、アヤさん。」と付いていく。

タケナカは「複雑・・・」とぼそっと声に出した。 サコミズはそんなタケナカに「あはは・・・・」とすこし声を立てて、笑うのだった。

アウトレットパークでは、全身を黒いマント服に身を包んだ男が、子どもに風船を手渡していた。

白い前ボタンのついたカットソーとベージュのカジュアルパンツ、Gジャンのミライと 薄紫のタートルネック、グレーのスラックス。短め丈の薄いピンク色のジャケットは、 袖の部分が折り返ししなっていて、折り返しのところにはピンクのサテン地がのぞいている。 茶色のウエスタン調のベルトに、バッグはファーで出来た焦げ茶の小ぶりのものを肩から下げているアヤの二人は、 階段を並んで下りてくる。

周りはカップルや家族連れでにぎわっているが、 そのほとんどが、色とりどりの風船を手に持っている。 こどもはためらいもなく、配っている黒ずくめの男から、風船を受け取る「ありがとう!」

ミライは階段を下りながらアヤに問う「タカトくん、元気ですか?」 「ん?弟なら、大きくなったらGUYSに入るって、相変わらず張り切ってるわ。」 「そうですか?良かったーー」

「あ・・・本当はおじいちゃんに会いに来たわけじゃないんだ。」 ミライは「え・・?じゃぁ誰に?」といって思わず立ち止まった。

アヤはいたずらっぽく笑った「決まってるじゃない。」 ミライは戸惑いながら、自分を指差す「え?・・・僕?」

アヤは前に向き直り「確かめたい事があるから。」とつぶやくように言う。 ミライは「確かめたい・・・事?何ですか?」とそれが、思いつかないという風に問う。 アヤは笑うと「内緒・・・デートしてくれたら話す。」と返す。

アヤの言葉にミライは「デ..・デート?」と、どぎまぎする。 アヤが、「ミライくん、彼女とかいるの?」とずぃと近づくと ミライは即座に「いません!」と答える。

アヤの「素直だねーミライくん。じゃぁ、好きな人は?」 という問いに、ミライは嬉しそうに指を立てて数えながら 「好きな人はいっぱいいます。リュウさんに、サコミズ隊長。それにGUYSの皆さんは大好きですし、 アヤさんだって・・・・」

アヤは「そういうんじゃなくて、なんて言うかな・・・大切に想ってる人・・・いない?」とミライにまたしても、 ずぃと近づく、ミライは「大切に想ってる・・・人?」アヤの期待に溢れんばかりの顔を見つめながら 「アヤさん・・・とか?」としろもどろに返す。

アヤは大きく頷くように微笑むと「よろしい。だったら今日は、とことんまで付き合ってもらうからね。」とミライと 腕を組むと ミライは「あーーちょっと、アヤさん。待ってください、ねぇアヤさん、ちょっと・・・」と引きづられ、 アヤがミライの手を引っ張っていくそのすぐ後ろに、黒づくめの男は、たくさんの風船を持って立っていた。 その男は、じっと2人の後姿を横目で見送っていた。

デレクションルームで、サコミズは「時空波の発信源が、判明した?」と立ち上がった。 マリナも驚く「本当ですか?!」 ミサキがモニターの向こうから「はい。」と頷く。

テッペイは「ありえない。・・・・時空波はこれまで、どんな手段を使っても、計測出来なかったのに・・・」 と驚きが隠せない。 リュウが「発信源の場所は!?」と問うと、 ミサキが「日本最南端、沖ノ島近海です。直ちに殲滅作戦の立案に入ってください。」と指令を出した。 ガイズ一同は「GIG!」と姿勢を正し声を揃えた。

デートを続けるアヤは「今日、天気いいから、きっと楽しいよー」とミライににこやかに微笑みかけ、ミライも 「ええ」と答え、アウトレットパークの中を歩く2人。

ミライがふと、大きなバケット型のコップに入れられた、こぼれんばかりのポップコーンに目を留めた。 アヤがミライの反応に「どうしたの?」と聞く。ミライは「あれはなんですか?」と聞く。 アヤは「あー・・・」と笑うと「はい」と買って来たポップコーンをミライに手渡した。

ミライは、鼻を近づけて、くんと匂いをかぐと「これ食べ物なんですか?」と聞く。 アヤは「当たり前じゃない。食べてみて。」というと、 そのポップコーンに手を伸ばすと、一つを手に取って、ポイと口の中に入れた。

ミライもアヤをまねて、一つを口に中にいれ、ポップコーンを味わうと、「美味しい・・これ本当、美味しいです。!」 嬉しそうににっこりと笑った。

そんな2人の姿を見つけたのは、レストランの青い壁にもたれて競馬新聞らしいものを読んでいた、記者のヒルカワだった。 「あの男・・・あん時の、GUYSの奴だ。」 以前、フェニックスネストの食堂で、ゴシップネタにコノミを利用しようとしたヒルカワにくってかかってきた ミライを思い出したのだ。

噛んでいたガムをクチャクチャ鳴らしながら、ヒルカワは薄ら笑いを浮かべると、ミライとアヤの後をつけて歩き出した。

サコミズはタケナカに 「時空波の発信源破壊には、フェニックスネストでのみ発射可能な、 メテオールカートリッジ、フェニックス.フェノメノンを使います。」 と説明する。 タケナカは「フェニックス・フェノメノン?」と聞き返す。

ミサキが「太陽内部で発生するエネルギー放逸と同じ原理で撃ち出す、一億ボルトのイオンビームです。」 と補足すると、タケナカは「了解した。」と頷く。

サコミズが「既にカートリッジの、フェニックスキャノンへの装填は完了。作戦決行は、一時間後を予定。」 と作戦を口にした時、 ピーピーピーピーと時空波を監視していた装置の警告音が鳴り響いた。

テッペイが「大変です!時空波の発信源が動き出しました!」 と報告する。ジョージの「まさか・・・・」という言葉を受けて、 マリナが「逃げようとしてるの?」と問う。

サコミズが「すぐにフライトモードの起動準備に入ります。」と緊急を促すと タケナカは「頼む。」と頷く。 リュウが「コノミ。ミライに連絡を。」と指示し、 コノミが「GIG。」と交信を試みるが「ミライくん、こちらディレクションルーム。」 《ザーーーーー》というノイズが入るだけである。

コノミは「ミライくん?ミライくん?」と続けざまに呼ぶ、 リュウがコノミを覗き込む「どうした?」 コノミは「ミライくんと連絡が取れません!」と顔を上げた。 マリナは、ジョージを振りかえった。

リュウは「隊長!俺たちだけで行きましょう。今、この機会を逃がしたら、 時空波は発信され続けます。宇宙人や宇宙怪獣の襲来も、途絶えません。」 と告げる。

ジョージは「けどな、アミーゴ。このタイミングで、ミライと連絡がつかないって事は・・・」 というとマリナが「罠の可能性だって・・・」と続けた。一瞬の間のあと、

サコミズは「だが、発信源を叩ける、絶好の機会には違いない。」 と言い切る。決断を迫られ最高議長のタケナカは深く頷いた。

総員、ヘルメットを着用し、フェニックスネストは発進体制にスタンバイされた。 サコミズが「ヘッドブリッジ、前進。」と指示するとブリッジが正位置に進み。

マリナの「セントラルブロック、発信位置へ正位開始。」の声に、 フェニックスネストの頂上にあったセントラルブロックが、キリンの首のように前に倒れて一番前にせり出し、 フェニックスキャノンが前進する。 サコミズの「リフレクターブレード、ホールド・アップ」により、リフレクターブレードが開かれた。 そして「主翼展開。」

マリナの「主翼延伸、開始。」号令で、主翼が大きく、その翼を広げた。 そして、ジョージの「リフトモーター、出力最大。」で、フェニックスネストは雄々しく上昇をはじめ、

リュウの「バーナー点火。」で、4機のエンジンが同時に音を立てて、点火され、 フェニックスネストの後方からエンジンの轟音が響く。

サコミズの「フェニックスネスト、発進!」の声に、ついにフェニックスネストは真っ白に輝く排気煙 をたなびかせて再度、大空に飛翔した。 タケナカが「頼むぞ。GUYSの諸君!」祈るように空を見上げた。

アヤは「はい。」とミライにアイスクリームを渡す。 ミライは「ありがとうございます。」と受け取り、深々とお辞儀をする。 アヤが「そんな大げさにお礼言わないでよ。」とやや戸惑う。

「でも、アヤさんとデートしているこの時間が、僕はすごく嬉しいんです。地球では・・・じゃなくて、 誰かに何かをしてもらって嬉しかった時には、ありがとうって。」とミライが言うと、 アヤは「不思議だね・・・君って。」と笑う。 「僕が、不思議?」

アヤは「なんて言うのかな・・・?ちょっと他の誰かには無い優しさを持ってるって言うか・・・」と一言一言を 考えるように言う、 ミライは「優しさ・・・」と問う。

その時、街頭テレビから アナウンサーが「番組の途中ですが、ここでニュースをお伝えします。 先ほどGUYS JAPANベース施設から、フライトモードに変形したフェニックスネストが発進しました。 目的は公表されていませんが、専門家筋の話では「日本領海における作戦行動と見られる」とのことで、 関係各機関は対応に追われています。」と伝えた。

驚いた ミライはすぐさまメモリーデスプレィを取り出すと「ミライです。ディレクションルーム。」 と通信を試みる。

しかし、そのデスプレィには、《ERROR》の点滅が。 後ろにたたずむ黒づくめの男が不敵に笑った。 ミライは戸惑う「どういう事なんだ・・・」

ミライは気配を感じてすばやく振り返った。 そこにはヒルカワが立っていた。

ヒルカワは「そんな怖い顔しなさんな。」と薄ら笑う。 ミライは「あなたは・・・」と言いよどむが、ヒルカワは悪びれた様子もなく名刺をミライに差し出す。 そしてボイスレコーダーをミライに突きつけて。

「ご無沙汰してます、ヒルカワです。その節はお世話になりました。 早速ですけど、この緊急時にGUYSの隊員さんが、何故のうのうとデートをしてられるのか、聞かせていただけませんか?」

アヤは憤慨すると「ちょっと、失礼じゃない!」とヒルカワのミライに向かって、突きつけられた手を下ろさせる。 ヒルカワはアヤを見ると「あんた、確か海洋学・・・・」

アヤは最後まで言わせず、「彼には出動出来ない、立派な理由があるの。」 と言い切った。 ミライは「え・・・?」とアヤの顔を見る。

アヤはミライに微笑んだ「そうでしょ?」 ヒルカワはなおもしつこく「その立派な理由とやらは? 聞かせていただきたいもんですが・・・」 と笑いかける。

アヤは「おあいにく様、GUYSの機密事項を部外者にバラす訳にはいきませんから。行こ!ミライくん。」 とミライを連れてヒルカワから離れる。

アヤは不機嫌に「誰?あれ・・・」とミライに耳打ちする。 ヒルカワは足早に離れていく二人の後ろ姿をにやけた顔で見つめながら、 「ああ、俺だ。面白そうなネタ、見つけた。へっ・・・原稿料はいつもの倍額で頼むぜ。」と編集者へ電話を入れた。

テッペイが、報告する「時空波の発信源、依然浮上中です!」 サコミズが問う「フェニックスキャノンは?」 コノミが答える「発砲準備は既に完了、すぐに撃てます。」

しかしその時《ピーピーピーピー》時空波発生源、監視装置からの警告音が鳴り響いた。 テッペイが声を上げた 「発信源が加速を開始。しかも、この角度で浮上し続ければ、フェニックスネストに衝突してしまいます。」

その瞬間、海面が大きく盛り上がり、海面に白い水しぶきを立て何かが勢いよく飛び出した! 白く細長い物質はそのまま上空目指して突き進んでいく。

「緊急回避だ!」 サコミズが叫び、掴んだ操縦桿を右に倒す。

左のエンジンのみ緊急噴射し、フェニックスネストの機体は大きく右に傾いだ。 寸でのところで機体よりやや全長の長い物質を回避した。

ジョージが「何だ!今のは?」と驚く、 テッペイが「あれです!時空波はあれから発信されてます。」と報告すると、 リュウが「逃がすか!隊長!!」とサコミズを振り返る。

サコミズが指示を飛ばす「全速で追尾!」 一同「GIG!」と声を揃える。

石柱を追って、フェニックスネストは雲間へ姿を消した。

タケナカは「今の上昇軌道を維持すれば、大気圏を離脱するのは確実だと言うんだな?」デスプレイから サコミズに答えた。サコミズは「はい。」と応答する。

テッペイが次の報告を告げる「発信源さらに加速、離脱軌道に乗ります。」 リュウが訴えた「最高総議長、追跡続行の許可を!」

タケナカは頷くと、 「わかった。GUYSスペーシーには、私から連絡しておく。充分に警戒してくれ。」 一同は再度声を揃えた「GIG!」

リュウが大声を上げる「最大加速で行くぞ!パワーマキシム・ゴーギミット!」 機体は加速し上昇を続ける。 フェニックスネスト・フライトモード周辺の青空が群青に変わり、やがて宇宙の闇へ突入した。

ミライの「とにかく一度、ベースに戻らないと。」という言葉に アヤも「そうね・・・」と同意する。 その二人の後ろを ついてくるヒルカワを振りかえる二人。

ヒルカワは白々しく、歩道橋の手すりに足をかけ、そしらぬそぶりを決め込む。 アヤは憮然と「行きましょ!」とミライを促す。

その時、声がミライの脳裏に聞こえた『しばらくだなぁ、メビウス。』振り向くと風船をもつ男が正面に立ちはだかっていた。 ミライは「お前は・・・」と言いよどむ

男は『我々は執念深い性格なんだ。』そしてその瞳が血のように赤く染まる。 ミライは叫んだ「ヤプール!!」

『異次元からのゲートは完全に封鎖されたはず。なのにどうして?!』 ヤプールは『我々の怨念をはらすまでは、幾度だってよみがえる!』というとてにもつ、 赤い風船を空にむけて放った。

風船が割れそして、ガラスが割れるように赤く、空が割れた。 ヒルカワは驚愕する「えっええっ!空が割れた!」

ヤプールは、「復讐しろ、エースキラー!メビウスを地獄へ引きずり込めーー!」ミライに向かって 指差し、そして手を高々と差し上げると消えた。

空を破って空中回転し地上に降り立ったエースキラーは、 まず首をまわし骨を鳴らし両手を大きく拡げながら威張って街を闊歩し始めた。

ビル街でサラリーマン、OLが悲鳴を上げながら逃げまどう。 エースキラーは両手を思い切り振り下ろし、蹴り上げながら素手でビルをひとつ、あっと言う間に崩してしまった。

「じょ、冗談じゃねぇ!」その様子を見上げていたヒルカワは、戦線恐々とすると 2・3歩後ずさりし身をひるがえし、慌てて逃げだした、勢い、ヒルカワは アヤを肩で突き飛ばした「キャアーーッ!」アヤは地面にうつ伏せに倒れた。

「大丈夫ですか?アヤさん。」ミライはアヤを助け起こした。 「早く避難してください!」「ミライくんはどうするの?」 「・・・戦って来ます。」「戦うって?」 その間にもエースキラーはビルを破壊し続け、土煙の中からミライたちの目の前に異様な緑の目の姿を現した。

「ミライくん、さっきあたし言ったよね。確かめたいことがあるから来たって。 」「その確かめたいことってね…」「早く安全なところへ!」ミライたちの間近で暴れるエーキラー。 アヤの言葉を遮るようにミライは語気を強めて言いきると、立ち上がり、腰を落とした姿勢のアヤの場を走りだす。 しかし、その直後アヤも立ち上がり、ミライの後を追う。

エースキラーはその間も破壊を続け、高架道路を蹴破って前進を続ける。 角を曲がって未舗装の道で立ち止まるミライ。その後ろには、ミライを追って走るアヤの姿があった。 ミライは立ち止まり、左手を上げる。 ∞の印が、まばゆく光った。

破壊され火の手の上がったビル群を背景に、メビウスとエースキラーが対峙する。 「やっぱりそうなんだ。」アヤはメビウスを見つめた。

エースキラーは左手のかぎ爪を前に突きだし威嚇し、身軽にひとっ飛び、メビウスに攻撃を仕掛ける。 メビウスがカギ爪の攻撃を阻止すると、エースキラーは蹴って相手を突き放す。 打撃を受け身でかわす両者。投げ技を掛けると軽くかわされ、大きく突き飛ばされる。 エルボ、弾き飛ばしで好戦するメビウス。

その戦いの様子を陸橋からじっと眺める黒い服の男。 色とりどりの風船の束を持つヤプール人間体だった。 その中から紫の風船を右手に取り出した。

「行け、ガディバよ!」男の手を離れ、空中に解き放された風船は、上昇途中で止まった。 みるみるうちに内部に黒い物質が充満して、大きく膨れあがりそして破裂した。 黒紫の煙は一旦拡がったが、その塊は縮まりながらそこから一筋の煙の帯が伸びて行った。

幾重かのつづら折りを成し、塊が筋となってしまうと、その先端に赤い目を持つ顔が浮かび上がった。 レッドキングとゴモラを再生させた、あの怪獣だった。

その顔は蛇のように大きな口を開き、吠えた。 メビウスはハッと振り返る。

「教えてやろう、ウルトラマンメビウス。ガディバと貴様を戦わせた意味を。」 黒服の男がそう言うと、黒い煙の帯はエースキラーの周囲をぐるり取り巻いたかと思うと、 胸のクリスタルから身体の中に入って行った。

エースキラーの目や身体全身が妖しく赤く発光し、紫のもやを一瞬身体から放つと、 次にそれを払うように自ら大きく両手を拡げた。 ハッ!メビウスは身構えた。

「メビュームシュートを。」男が右の親指から3本を立てた手を振りかざし、静かに指示する。 すると、メビウスキラーとなった超人は、右腕を立て左腕を横にかざしたポーズを取った。

一旦両腕を離し頭上に掲げると、メビウスがシュートを撃つ際のオレンジの煌めきが起こる。 次に左腕を立て右手を添えたポーズを取ると、そこから強力な光線が発射され、メビウスの肩先をかすめる。 思いがけない攻撃に弾かれるメビウス。光線は後方のビルを弾き黒煙が上がる。

ハッ!アヤは大きく息を呑む。 「かつてエースキラーが、ウルトラ兄弟の技を吸収して強くなったように、今やこいつはメビウスキラー。 その力はウルトラマンメビウス、お前の力だ。 お前はお前自身を相手に戦うのと等しい。 その結果がどうなるか。ははははは、はははははっ!」

「もう一度、メビュームシュートだ!」 メビウスの右の白色発光するオレンジ色のメビュームシュートと、 メビウスキラーの左の黒みがかったシュートが両者の中間地点でぶつかる!

押しつ押されつ中央で大きな爆発が起こり、大きなドーム型に一瞬空気が膨らんだ。 「メビュームブレード!」男は今度は同じ形でサッと右手の先を左に倒す。 するとメビウスキラーの右の手の甲からオレンジの剣が出てきた。 伸びた剣は一瞬黒みを帯び、メビウスもメビュームブレードを出して構えた。

向かって来たメビウスキラー。光の剣がぶつかり、火花が散る。お互いの攻撃を剣で受け、激しい戦いが展開する。 大きく剣を振りかぶったメビウスをかわしたメビウスキラーは、 その背後から鍵手で首根っこを掴まえ、背中を一筋斬り付けた。

アァァッ!だが、メビウスは 再びメビウスキラーに掛かっていくが、斬り付けられ蹴られ、メビウスは地面を転がった。

「メビュームバースト!」今度は男は、右手をゆっくりパーに拡げた。 メビウスキラーの胸のV時が赤く発光し、メビウスの∞の煌めきの中から芯の黒い火の球が繰り出された。

身体に命中し、メビウスは一瞬炎に包まれ身もだえる。 白煙の収まった中のメビウスは、立っていることさえ容易ではなく、ひざまずいて地面に突っ伏した。

「ミライくん!」アヤは堪らず駆け出した。 「ははははは、お前の負けだ、ウルトラマンメビウス。」男は手を広げ不気味に笑った。

ノシノシと近づいてくるメビウスキラー。 だが、メビウスはさっと身をひるがえし、ライトニングカウンターを繰り出した。 ムゥゥッ メビウスキラーの胸に命中し両手を踊らせ2〜3歩後退した。

メビウスは立ち上がり、数歩前に進むが、戦いで傷付き思いのほか体力を消耗していた。 呻きよろめいて再び地面に腕を付く。

「ミライくーーん!」アヤの大声での呼びかけに、ミライはハッと声のする方向を見る。 見つめ合うアヤとメビウス。 「やっぱりミライくんなのね。」メビウスは肩で息をしながら、ジッとアヤを見つめる。

「前に助けてもらった時、ものすごい優しさに包まれた感じがして、そうじゃないかと思ったの。」 「そして今日確信できた!あの時の優しさは、ミライくんの優しさと同じ。」 メビウスの姿のミライは、右手を地面に付き、左手を軽く腹に当て、見下ろす格好でアヤの言葉を静かに聴いていた。

「教えてくれたよね、ミライくん。人間が好きだから、ウルトラマンは命がけで戦うって。 だったら絶対に死んじゃダメ!」「優しさのせいで死ぬなんて、おかしいもん。」

「だからお願い、立ち上がって!」 ハッ!アヤをもう一度見つめなおし、ゆっくり頷いたメビウス。

メビウスはすっくと立ち上がった。 ウッ!ウゥゥゥゥゥッ!! メビウスキラーと双方同時に駆け寄り、キックで弾かれあう。 数度またキックで果敢に責め立てる。

振りかざされた鍵手を反対に掴み返し、その腕を押さえ更に圧迫をかける。 メビウスキラーは呻き、今度はメビウスの右肩を掴み振りほどいた。 メビウスキラーはメビウスにキックし、重心を低くしてメビウスの腹を掴み体重をかけ押していく。 望ますして後退させられるメビウス。

だがメビウスは足を踏ん張り、相手の動きを止め、右の拳を強く握った。 改めて拳を見つめたメビウスは、かつてタロウが敵にかけた技のように、相手を取り押さえたまま、 自らの身体を炎で満たし炎上させる。

相手もろとも炎に包まれ、その温度を上げていく。 メビウスキラーは苦しそうに呻いている。 ウーーーッ、ハーーーッ!!やがてオレンジの炎の中に幾筋かの白い発光が起こった。

炎がドーム状に膨れあがり、続いてその形に火花が散る。 それは激しい炎の塊となり、閃光が四方に弾け、オレンジの大きな爆発が起きた。

眼前が真っ赤に照らされ、アヤの表情は凍り付く。 すると間もなく、何もなくなった空間に光が集まってきた。 そしてメビウスの姿になった。カラータイーマーが点滅している。

「今のはウルトラダイナマイト、いや、さしずめメビウムダイナマイトと言うところか。 だが、お前のダメージも相当なはず。」黒服のヤプールはニヤリ笑いながら言った。

メビウスはアヤを見た。アヤは喜びと安堵で崩れそうな微笑みを返した。 しかし、メビウスの体力は本当に限界に来ていた。 ウッ!立ち姿が大きく揺らいだ。 「ミライくん!」アヤは駆け出した。 アァ・・・・メビウスの姿は透明になりながら、身体を半回転ねじり仰向けにゆっくり倒れて行った。

黒服の男は笑った。

その頃、フェニックスネストは目標を追いながら月まで来ていた。 「もう、月まで来ちまったのか。」リュウが腕組みしながらテッペイに近づいて来た。

「この付近で、時空波の発信は停止しています。」 「前方、月面上に何かがあります!」コノミが大声を出した。 モニターには、デコボコの月の表面に氷柱のようなものが映し出されている。

拡大するモニターの電波が乱れた。 ガーーーン!続いて機体が揺れ、数カ所の照明がダウンした。

「どうした?」リュウの問いにジョージがパネルのスイッチを操作しながら叫ぶ。 「メインエンジン、いや、全エンジン出力低下!」

「リアルターも稼働停止!」マリナも焦りを隠せない。 ガンッ!機体が大きく傾いでショートした配線から火花が散る。 失速し降下し続けるフェニックスネスト。

「ぜ・・・全エンジン停止!!」ジョージが叫び声をあげる。 「何が起きてるんだ!?」立ちあがって事態を掌握しようとするリュウ。テッペイが叫び返す。 「解析不能なフィールドが、リアルターの稼働に干渉!動力伝達を不可能にしています!」

「まさか!あの石柱の仕業か!?」サコミズはこの原因となる強力な可能性を示した。 「ウァァーーッ!」「キャーーッ!」クルーの叫び声と共に強い衝撃が走った。

フェニックスネストが月面に到達し、機体がバウンドしながら、しかしその推進力で未だ停まらずに月面を滑っていた。

「キャァァァァァーーーーッ!」「ウワァァァァァーーーッ!!」機内は非常事態でパニックの様相を呈し、 クルーの叫び声だけが響く。

機体は蛇行しながらも更に月面を滑る続ける。 「ウワーーーーーーーーーーーーーーーッ!」着席したリュウも耐えきれ絶叫する。 ヘルメット着用したリュウの顔がクルクル廻り続ける・・・・・。

「ミライくん!?ミライくん!」アヤは意識を失い仰向けに倒れたミライの傍に駆けつけた。 「ミライくん!」肩を軽く揺すると、「アヤ・・・さん・・・」ミライはかすかに笑みをこぼした。 アヤは安堵し優しく微笑んだ。

「いやーーぁ、ひでー目に遭ったぜ。」 アヤの表情が固まった。 「あぁーーっ、ウルトラマンが命がけで怪獣を倒してくれたってのに、 GUYSの隊員さんはビビって気を失ったっていうのか?」

アヤの介助を受け、ゆっくり上体を起こしたミライを、小馬鹿にした態度で上から覗き込むヒルカワ。 「ちょっとアナタ!」アヤはヒルカワに近づき、肩のあたりをグイと押す。

ゴォォォォォーーーーッ その時、地面が激しく揺れた。 揺れは収まることなく続き、中腰になったヒルカワ、アヤの表情がこわばる。

「ア・・・」ヒルカワもアヤも周囲を見回す。 ミライ、アヤ、ヒルカワの周囲を取り囲むように、公園のレンガ敷きに赤い亀裂が入った。

3人に間にも亀裂はどんどん拡がっていき、間もなく裂け目が割れ、赤い空間にレンガの破片が落ちて行く。 「あぁ!?」「えっ!?」足下を見回す3人。 「うわーーっ!」「キャーーッ!」

ヒルカワに続いてアヤも赤い空間に落ちて行く。 「アァァァーーッ、アッアーーーーッ!!」「キャーーーーーーーーーーッ!!」「ウワーーーーーーーーーーッ!!」 ミライも堪らず、絶叫しながら異様な未知の空間に落下して行く----------。

管理人のここが考察ポイント

今回のポイントは、映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟の」映画とテレビシリーズのウルトラマンメビウスが 連鎖していることをまず知らしめたということになるだろう。 ヤプールの怨念はこれも、ウルトラの歴史とともに執拗に脈々と続いていたということになる。

これだけのものを飛ばしたあとは、大変だからなかなか飛ばせないと冗談半分、本気半分で語っていたフェニックスネスト が再度飛翔した。 これは、これからの闘いは、手持ちの切り札のオンパレード、死力を尽くした総力戦になることの宣言と取れる。

ガイズの友情のパワーにより、その無限の可能性を引き出していた、無垢のウルトラマンメビウスはその最大の弱点は、 パワーの源であるガイズでもあるということだ。 ガイズと一時的に孤立した状態でのメビウスのピンチを今回は、アヤが救った。

アヤとミライは映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」で、ともにヤプールの魔の手と 闘った経験を持っていた。

これは、メビウスがガイズ以外の人間の力であっても、 自身の心に響き共鳴するものを得れば、それがパワーの源として変化させていくことが可能である ということの証明ともいえる。

人の情はいくつかの形があるが、アヤの場合は、友情というより、ミライへの愛情だったのかもしれない。 異星人と疑うミライにほのかに恋心を抱いていたアヤ、異星人への愛情もいつか伝わる日がくるのであろうか

メビウスが共鳴する人の心とはなんであろうか、メビウスに届く人の想いとはいったいなんであろうか、 それが、真のメビウスへの攻略の鍵となるであろう。

声優に初代キャラの加藤精三さんを人選したり、メビウスの師匠であるタロウの荒業を体得されたりと、 過去作品とうまくリンクさせようとする一つの「連鎖」への想いは、 ウルトラマンシリーズ40周年記念作品ならではのこだわりといえる。

そして、ついにカードは配られた、そのカードを引き、開き、一つの答を導く。 まるでタロット占いのように、ある運命に向かってメビウスは突撃していくだろう。 怒涛の展開の封は、ここに切られたのである。

ページのTOP

メビウスベルト

ウルトラマンメビウス 第43話「脅威のメビウスキラー」  

宇宙同化獣 ガディバ / 異次元超人 巨大ヤプール / 異次元超人メビウスキラ ー 登場 

《キャスト》ヒビノ ミライ 五十嵐隼士 / アイハラ リュウ 仁科克基 / カザ マ マリナ 斉川あい / イカルガ ジョージ 渡辺大輔 / アマガイ コノミ 平田 弥里 / クゼ テッペイ 内野謙太 / サコミズ シンゴ 田中 実 / ミサキユキ  石川紗彩 / ヤプール 清水紘治 / ジングウジ アヤ いとう あいこ / ヒルカワ  加藤厚成 / アナウンサー 重松和世 / タケナカ最高総議長 佐原健二

《声の出演》玄田哲章 / 加藤精三 / 郷里大輔 / 江川史生

《スーツアクター》岩田栄慶 / 山本 諭 / 丸山貢治 / 岩崎晋弥 / 相馬絢也 / 福田大助 / 寺井大介

《シリーズ構成・脚本》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《特技監督》菊地 雄一 《監督》小原直樹 

《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一 《企画》岡崎剛之 / 江藤直行 / 中村理一郎 

《プロデューサー》岩佐芳弘 / 渋谷浩康 / 山西太平 《制作プロ デューサー》小山信行 《アソシエイトプロデューサー》小掛慎太郎 《ライン プロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》高橋義仁 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也  《録音》楠本龍巳 《操演》上田健一 《助監督》黒木浩介 《装飾》大藤邦康  《衣装》宮崎みずほ 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《製作主任》 熊本白仁 《編集》前嶌健治 《VFX》田代定三 《デジタルエディター》柳生俊 一 《VE》高田秀雄 《スクリプター》森永恭子 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》新井 毅 《照明》高野和男 《美術》佐々木朋哉  《操演》根岸 泉《殺陣》岡野弘之 《助監督》伊藤良一 《スクリプター》湯澤 ゆき 《スチール》橋本賢司 《制作主任》菊池英次 《キャラクターデザイン 》丸山 浩 《キャラクターデザイン・イメージボード》酉澤安施 《キャラクタ ーメンテナンス》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》鶴田 幸伸 《CGIモーションディレクター》板野一郎 / 円谷CGI-ROOM 《CGIスーパー バイザー》早川哲司 《CGIディレクター》祖父江成則 《CGIデザイナー》大坪 隆仁 / 上田和彦 / 澤田元春 / 小嶋律史 / 森 裕二 / 高松玲子 / 小杉淑美 《CGI マネージャー》小田達哉 《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェク トアニメーター》増田英和 《デジタルマットアート》有働武史 《カラリスト 》高田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD 担当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《 製作デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川 勝一 / 武藤博昭

《協力》松下電器産業 / ドゥカティジャパン / クリエイティブ・オフィス ヤッ プ / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インターナショナル / 日本照 明 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米プロダクション / 亀甲船 / スワラ プロ / スリーエススタジオ / 富士通 乾電池 / ヒルマモデルクラフト / ハルジ ン / グレイショコラ / 宗特機 / コダック / ムーンスター / 日本エフェクトセ ンター / IMAGICA / クレッセント / Adobe Systems / ボーンデジタル / D.A.S.T / スタジオ・バックホーン / パンチライン / ワンダリウム / RECARO / 岡村製作 所 / ナナオ / 日本光電 / レイト商会 / K2JAPAN / 富士グローブ / KENNETH COLE / Zoff

《撮影協力》味の素スタジアム / ラ・フェット多摩 《制作協力》電通  《製作著作》中部日本放送 /円谷プロダクション  《提供》BANDAI / セイカ

          

管理人レポートページ(1) ⇔マニアレポートページ(2) ⇔レポメニューメニュー(3)

メビウスベルトTOP▲