ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス第48話 最終三部作 I「皇帝の君臨」レイゴ考察】

ウルトラマンメビウス第48話 最終三部作 I「皇帝の君臨」レイゴ考察ソフトバージョン

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太陽系の中心である太陽。表面温度およそ6000度、 表面全体が灼熱に燃え盛る中に紅炎がコロナ層に立ち上り、磁力でねじれフレア現象を起こしている。 だが、その一部に温度の低い黒点とは異質な黒い影が、コールタールを流し込んだようにゆっくり広がっていく。

サコミズは何を考えているのか、独りきりで、室内の照明を落とし、じっと一点を見つめていた。 外から差し込む光に、頬の辺りがゆららゆと照らし出されている。時を刻む時計の音だけが室内に響く。

テレクションルームで、広げられた雑誌を マリナが読み上げる「ウルトラマンメビウスの正体はこいつだ?」 リュウが次の帯見出しを読む「GUYSに宇宙人潜伏?」 テッペイが「一体、誰がこんな記事を?」と不機嫌そうに言う。

紙面の最後に記者の名前が、蛭川光彦 と記載されている。ジョージは「ヒルカワだ・・・」と気づく。 マリナが「あの、ゴシップ記者ね。」とあきれたように言う。

コノミが「ミライくん、ひょっとして?」と聞くとミライは頷いた。 ヤプールの魔手により、異次元に送られたミライ、ジングウジ・アヤ、ヒルカワの3人。 ミライは巨大ヤプールから他の2人を守るために、ヒルカワの目の前でウルトラマンメビウスに変身したのだ。

驚愕するヒルカワ「奴が、メビウス・・・」 ミライは、「メビウスに変身する瞬間を見られました。」と告げた。

ジョージは忌々しげに「ミライに助けてもらっておきながら!」 といい。マリナも「人間のクズね・・・」と吐き捨てた。

しかしイスにどっかり座り、腕を組みながらリュウは 「放っとけ。もし世間がミライの正体を知っても、ウルトラマンを悪く言う奴なんていやしない。」 と薄ら笑う。その言葉にガイズのメンバーも頷き、密かに笑みがこぼれる。

その時 トリヤマ補佐官がひよっこり姿を現した。 「やぁ、諸君。元気だったかね?」首を傾げながら、愛想がいい。 マルも「はーい!」と聞くまでもなく元気そうだ。

マリナは「トリピー!?」あわてて自分の腕の下に雑誌を隠して笑う。 テッペイも歓迎する「久々の登場。」

ミライが「補佐官は、各国GUYSの見物に行かれてたんでしたよね?」 と聞くと、マルが「見物じゃなくて、視察研修です。」と口を手で押さえて笑う。

トリヤマは大きく頷きながら 「私は世界を見てきた。留守中いろいろ大変だったようだが、もはや心配無用!どんな大事件でも、慌てず、騒がず。」 とその言葉が言い終わるやないなやアラームが鳴る。

それは非常事態を告げるアラーム音だ。トリヤマは慌てておろおろとその場で動き回る。 サコミズは館内に響く渡るアラーム音に、振り返るのだった。

宇宙空間。鮮やかなピンクに発光する複数の球体が次々、地球へ向けて飛来し始める。

ミサキがテレクションルームに 飛び込んでくると「GUYSスペーシーの防衛ラインを突破し、13体のインペライザーが地球に侵入しました。」 と報告する。ミライが「インペライザー?」と問う。

マリナは「たった1体でも、あんなに苦戦したのに・・・」 と顔をしかめる。

ジョージもだ「それが一度に13体も!」 トリヤマが厳しい顔つきでテッペイを振り返る 「どこに降りるつもりだ!?まさか、全部日本に?」

テッペイはモニターを覗き込みながら 「インペライザーは散開。それぞれの到達予測地点は・・・」 コノミが続いて報告する。 モニターには世界地図が表示されており、そこへ赤い点が次々に点滅して示される。 「ワシントン、モスクワ、北京、パリ、ロンドン!」 サコミズは黙ったまま苦渋の表情だ。

マルが悲痛な声を上げたる。 「世界の主要国の首都ばかりです!」 サコミズが指令す。「GUYS sally go!」 一同は「GIG!」と声を揃える。

ビル街の空間に突如湧き出た2つのオレンジの光の輪。 上下に激しくぶつかると火花が散り、それはかつてメビウスが対戦したおぞましいインペライザーの姿になった。 人々は歩みを止め、インペライザーを凝視する。

サコミズの力強い指令に 直ちに戦闘態勢に付くべく動く。と、そこへ何者かの声が、 一同は思わず足を止めた。

地の底から響くような不気味な声が「余は皇帝。この宇宙に君臨する者・・・」と告げる。 「何者かの声が世界各国に!」テッペイが言葉の合間に素早く皆に告げる。

ミライは皇帝と名乗る声に視線を泳がせる。 その声は告げた。 「地球人に余の意思を伝える。ウルトラマンメビウスを追放せよ!」

街の人々は声の響いてくる上空を見上げ、耳を傾ける。 「奴は人間に化け、ある場所に潜伏している。」

「ウルトラマンが人間の姿に?」スーツ姿の男が言うと、 「嘘だろ?」隣のフード付きコートの男が言い、にわかに群衆は自分の周囲の人間を見回しだした。 「奴を探し出せ!そして地球人自らの手で差し出すのだ。」

ミライは唇を噛み締めた。 「メビウスを追放しろだと?」ジョージが顔をしかめると、 「そんな要求呑む訳ないじゃない!」マリナが怒りを露にして叫んだ。

「皇帝だか殿様だか知らんが、わしは毅然たる態度で・・・」 トリヤマがそこまで言ったところで警報が鳴りだし、コノミが急を告げる。 「東京のインペライザーが起動し、進撃を開始しました!」

ビルの中央が膨れ上がり、内側から外へ外壁や窓が飛散した。 間髪入れずビル内部で激しい爆発が起き、反対側の壁から侵入したインペライザーがビルを割って 強行的にばく進を続ける。激しい炎と黒煙が立ち上る。

人々は慌てて走り出し避難を始めるが、 インぺライザーの緩まぬ進撃の足元には爆発が起き、頭部中央の砲台の左右から火球を発射しながら街を練り歩く。

「まずは日本を潰し、世界を脅す魂胆か!?行くぞ!」ディレクションルームでリュウは吠えた後、 クルーは出撃した。ミライもやや遅れて後を追う。

群集は、混乱しながら必死の形相で走っている。無表情のインペライザーは時に立ち止まり、 射程を左右に降りながら火球を撃ってくる。 放たれた火球はビルの腹に大きな穴を空け、爆発を起こす。

そこへメビウスが飛行形態から直接、インペライザーの後頭部にキック! インペライザーは前につんのめり仰向けに倒れるが、メビウスはその足元へ着地するや否や、 そのボディにチョップやパンチを喰らわす。 しかしメビウスは剛力のインペライザーの腕で弾き飛ばされた。

起き上がったインペライザーはメビウスに向かい左右2つの火球を放つ。 ひざまづいた姿勢のままメビウスディフェンスサークルで防御するメビウス。 4回、5回と火球の連続攻撃をしながら徐々にメビウスに近付いていくインペライザー。

「メビウスを援護する。」リュウが言うと、 「GIG!」ジョージ、マリナはガンフェニックスのそれぞれの機上から返事を返すと、直ぐさまビームを発射した。 その頭部に命中したインペライザーが怯んだ隙に、メビウスは駆け寄りキックの連打、そして左右の砲門の根っこを掴んだ。

左右に振り回されながらも食い下がり、インペライザーの発射した火球は当てもなく飛んで行く。 だがそのうち、インペライザーの強力なパンチが2度3度メビウスの腹部を強打し、 インペライザー腰のジョイント部を180度捻ってのカウンターパンチにメビウスは奇しくも弾き飛ばされる。

しかし、メビウスは直ぐに立ち上がり2連続バック転でインペライザーを射程距離に捉え、 後ろ蹴りして相手を数歩後退させた。 その後も向かって来るインペライザーをジャンプして飛び越え、その背後に回り込んで回し蹴り! メビウスはすかさずインペライザーの腕、そして肩を掴んで振り回し投げした。 そしてメビウスはバーニングブレイブにチェンジ。

高くジャンプして下方に居るインペライザーに向かい、右脚を軸に高速回転し、メビウスがあみ出した 変形きりもみキックを仕掛ける。 炎に包まれたメビウスは、インペライザーの胴体を突き破り、着地。

腹部の風穴から炎がゆらめき。全身を陽炎に包まれたインペライザーが、 姿勢を低くしたメビウスの背後で大きなオレンジ色の大爆発を起こす。

「見たか!」ニヤリと微笑むリュウたちの搭乗するガンフェニックスが通り過ぎ、それを見送るメビウス。

だがその時! メビウスの背後に2つのオレンジの光の輪が上下にぶつかり、またもやインペライザーが現れた!

ジョージが「さらに2体だと!?」 と叫ぶ。 2体のインペライザーに挟まれ、 ファイティングポーズを保ちながら、左右を交互に警戒するメビウス。

2体は移動しないものの、両手をゆらゆらさせて、メビウスを両サイドから挟み撃ちする形となった。 テッペイは「空間転移だ・・・倒した瞬間に別のインペライザーが送り込まれる。これじゃキリがない。」 と当惑する。

メビウスの左のインペライザーの放った火球は逸れたが、右が撃った火球はメビウスの腹部に命中、メビウスは数歩後方に押し戻される。 そこへ左のインペライザーの堅い右手がメビウスを強打する。

更に右の火球が飛んでくるが、横転でかわしたところへ今度左からの火球が腹にヒットする。間髪入れず、今度は右が発射!前転で右種に近寄り太い剣を真剣白羽取りの如く両手の平で挟み、その動きを封じようとした。 しかし、インペライザーの剛力に弾き飛ばされるメビウス。地面に転がり立ち上がろうとするところを今度は左種に蹴られ地面に突っ伏すメビウス。 メビウスのカラータイマーが点滅し始めた。

追い打ちをかけるように、突っ伏した背中を左種のインペライザーの太い脚が踏みつける。苦痛に耐えるメビウス。

上空からガンフェニックストライカーの全砲門からバリアントスマッシャーが発射された。が! 右種の右手の剣の一振りで簡単に跳ね返され、空中で爆発した。

「メテオール、解禁!」サコミズの指示で、金色の輝きをまとったフェニックストライカー。 「バナードオープン!インビンシブルフェニックス、パワーマキシマム!」リュウが発令し、 金色に包まれた機体が右種の腹部に突撃して行った。

右のインペライザーは身体をスパークさせ、そして大爆発。機械の身体は木っ端微塵に散った。 左種もその爆風で少し後退した。

飛び込み前転で残ったインぺライザーとの距離を置いたメビウスは、肩に水平に上げた両腕をさっと内から外へ広げ、 ガッツポーズした両の拳に力を込める。

ハァァァァッ! メビウスの胸が、全身が、炎に包まれた。 全身ファイヤーボールとなったメビウスは、自ら突進して行く。

インペライザーの火球連続攻撃などものともせず、突っ込んで行く。 インペライザーの身体をがしりと下から抱え込むと、メビウスとインペライザーもろとも火の玉となった。 インペライザーが金管楽器の音色のような叫び声を上げながら、爆発し始めた。 十文字の光、そして高い煙幕の上がる大きな爆発が起きた。

爆風の収まった青空に光の粒子が集まってくると、メビウスの姿になった。 必殺技、タロウ伝授のメビウスダイナマイトによる消耗で、 カラータイマーの点滅速度も早まり、メビウスはもはや立っていることすら容易ではなかった。 よろけ、地面に膝を付くメビウス。

ところが! その背後にまたもやインペラーザーが出現! 機械音を轟かせメビウスに近付き、火球を撃つインペライザー。 地面を転がり避けるメビウス。その脇で2度の爆発が生じた。

再び立ち上がろうとするメビウス、 しかしメビウスのパワーは限界にきていた。 立ち向かおうとしたメビウスは前につんのめり倒れた。

もはや信じられない速さと音でカラータイマーは限界を告げる。メビウスはついに力尽き、両手で地面に手をつき、 自らの体を支えた姿勢のまま、次第に透明になり消滅した。

エンペラ星人は「見ての通り、メビウスを倒す事など造作もない。即座に地球を滅ぼす事も可能だ。 メビウスを地球から追放せよ。要求を呑むならあらゆる驚異から、余は地球を守ると約束しよう。 タイムリミットは3時間。それまでに地球人の賢明なる答を持とう。」と通告した。

テレビ番組にヒルカワが出演していた。 「ヒルカワさんは、メビウスの正体を知っていると?」 ヒルカワは司会者の質問に腕を組み顎に手をやると

「GUYSクルー、ヒビノミライです。」と言い切り、身を乗り出すように 「もちろんGUYSの連中もグルですよ。奴の正体を知りながら、ずっと隠してたんです。」

ガイズのデレクションルームに、 背広姿の男が3人で、ズカズカと入室してくると 「国家安全保障局のシキです。」と身分証を見せ「 GUYSジャパンは、ヒビノミライがウルトラマンであることを知りながらその事実を隠蔽し、 防衛チームの一員に加えていた。」とおもむろに口にした。

トリヤマは目を剥くと「そ、それは本当ですか?」と聞くが、 シキは「質問してるのは私の方です。」とトリヤマを手で制止した。

その時ドアが開いて、ガイズクルーが姿を見せた。 トリヤマは「あ・・・やっと来た。この人たちが、 ミライくんがメビウスだなどと言うのだが、そんなことはないよねー?」 と聞く。一瞬の間のあと、リュウが「本当です。」と答えた。

その言葉に、トリヤマはあわや卒倒しかけ、マルに抱きとめられた。

シキは「地球は我々人類自らの手で守り抜かなければならない。かつての防衛チーム隊長が残した言葉です。 ご存知ですね?」とリュウに聞く。 リュウは「はい。」と答える。

シキは「ウルトラマンといえども宇宙人です。未知なる存在に地球防衛の一翼を任せる事に、 疑問を感じなかったんですか?」と聞く。

リュウは「疑問なんてありません!メビウスは・・・いや、ミライは俺たちの仲間ですから!」 と思わず叫んだ。

シキは「仲間?GUYSはいつから、仲良しグループになったんですか?」というとリュウから目線をはずしながら、 「ウルトラマンメビウスの引渡しを要求します。」と無感情に告げた。

リュウは「今、ミライは動ける状態じゃありません!」と悲痛な面持ちで言った。 収容されたミライのバイタルを テッペイが報告する。「脈拍360、血圧400、熱は90度近くある。 今のミライくんは、人間の身体を維持することすら難しくなって来ている。」

リュウは「無理に連れて行けば、死んでしまいます!」と訴える。 シキは冷酷に「残念ですが、時間がありません。」 と言い放つ。

突然トリヤマがシキの前に立ちはだかった。 「私は知っている。ヒビノミライという青年を。彼は不器用だが、誰よりも一生懸命だ。誰よりも優しく、誠実だ。」 トリヤマは毅然として言い放った。

シキは冷ややかに「どいてください!」というが、さらに トリヤマは「彼は私のかけがえのない部下だ!!」と怒鳴った。

リュウが「トリヤマ補佐官・・・」と嬉しげに言う。 シキは「それは、GUYSジャパンの補佐官としての言葉ですか?それともあなた個人の言葉ですか?」 と淡々と聞く。トリヤマは「うっ・・・・」と言葉に詰まる。

そこにミサキを連れ立って サコミズが入室してきた。「今のは、GUYSジャパン総監の意志を代弁した言葉です。」サコミズの言葉に 振り返るメンバー。

シキはサコミズの前にずいと進み出ると 「理由はどうであれ今までの行為は、GUYSジャパン全体の意志として理解されます。」 というとサコミズは「そう、理解してもらって構いません。」と返した。

シキは「お久しぶりですね。サコミズ総監。」と語尾を強めた。 トリヤマが「そ...総監?」と叫ぶと驚愕のあまり、マルと抱き合った。

リュウが「まさか・・・」と口にしガイズメンバーの驚きの中、 サコミズは「GUYSジャパンの総監は、私なんだ。」とメンバーを見回した。

ミサキが「サコミズ隊長は、総監としての立場を隠し、現場指揮官として戦って来ました。」 と補足する。

リュウが「どうして・・・・今まで。」と聞くと、 サコミズは「うーーん・・・、」と額に手をやり「 一緒にいたかったからだ。私もウルトラマンと一緒に戦いたかった。君たちとともに。それだけだ。」 と答えた。

リュウは「マジかよ・・・」と微笑んだ。 みんなも嬉しそうに微笑んだ。

シキが「よろしいですか?政府として、ヒビノミライの引渡しと、あなたの辞任を要求します。」 あきれたようにそういういと、 リュウが「ちょっと待ってください!」と食って掛かるが、それをサコミズは手で制すると

「その前に、総監として、最後の仕事をさせてください。」といった。 「最後の仕事?」シキは聞き返す。

ウルトラマンヒカリが太陽を前に立ち太陽の変化を観察すると、 太陽の片隅から、じわじわと黒い部分が、太陽を蝕むように拡がっているのが発見された。 「やっぱりただの黒点ではない。このままでは、太陽が・・・まさか!」

アメリカ・ワシントンDC、ホワイトハウスの芝生の庭の照明に浮かび上がるインペライザーの巨大な脚。 中国・北京、天安門広場に違和感を感じさせるインペライザーの造形、

そして、フランス・パリ、ルーヴル美術館の建物の背後。イギリス・ロンドン、 時計塔ビッグ・ベンの横に照らし出される。オーストラリア・シドニー、 昼間のオペラハウスを背景にした海辺に。

ロシア・モスクワ、 クレムリンと赤の広場の聖ワシーリ聖堂を奥に臨み、右手前にトロイツカヤ塔、 更に手前には戦車の砲台がインペライザーを狙っている。

ミサキが「総監、会見の準備が整いました。」と声をかけた。 サコミズはタケナカが預けていったカードケースを白いデスクの上に置く、 そして、タケナカ最高総議長の「これをお前に預けたい。」という言葉を思い出していた。

サコミズはいつもの隊服姿ではなく、トリヤマ補佐官、マル補佐官秘書と同型の服の上下を身につけていた。左胸にCREW GUYS JAPANのエンブレムのついた身ごろとズボンが淡いグレー、スタンドカラーと前立て、肩ヨークの縁とボタンの色が黒で引き締まった印象の総監服を着用していた。

カメラに向かいサコミズは言葉を発した。 「みなさん。クルーGUYSジャパン総監、サコミズです。 タイムミリットまで一時間。 まず最初に伝えるべきことがあります。 メビウスはクルーGUYSの一員です。

民衆は口々に「えー、なんだよ、それ。」 「ほんとかよー」と騒ぐ。

「今多くの人が驚き、動揺しているでしょう。 ですが少しだけ、わたしの個人的な話を聞いてください。 昔わたしが亜光速で宇宙を飛んでいた時、 侵略者から地球を守るため、人知れず闘っている ウルトラマンを目撃しました。 そのとき彼は言いました。

『いずれ人間が自分達と肩を並べる日がくるまで、我々が侵略者の盾になる』と。 彼らは人間を愛してくれた。そして人間を命がけで守りつづけてくれたのです。 わたしたちはその心に応える責任がある。」

サコミズの言葉をミライは診療のベットの上で聞いていた。

「『地球は我々人類、自らの手で守りぬかなければならない』 ウルトラ警備隊 キリヤマ隊長が残した言葉です。 この言葉はウルトラマンが必要でないと言っているわけではありません。 彼らの力だけに頼ることなく、わたし達も共に戦うべきだと伝えているのです。 」

リュウは「隊長・・・!」と頬を紅潮させた。

「最後まで希望を失わず、ウルトラマンを声援する。 それだけでも彼らと共に戦っていると言えるのです。 彼らに力を与えることができるのです。

ヒルカワは緊急報道を見ながら「へへへ・・・声援して勝てりゃ、苦労しないぜ」 とうそぶいたが 「静かに!」と司会者に一喝された。

サコミズは瞳を潤ませて続けた。「お願いします。今こそ勇気を持ってください。 侵略者の脅しに屈することなく、人間としての意思を示してください。 ひとりひとりの心の声に従い、最後の答えを出してください。」

カメラがじっとサコミズを覗き込んでいる。 サコミズは1礼をすると 「お時間を取らせました。少し、外の空気を吸って来ます。」 と出て行こうとする。シキが「総監。」と声をかけるが、 サコミズは「大丈夫です。私は逃げません。」と言い残して部屋をあとにした。

民衆は「どうする?やっぱりウルトラマンを引き渡すのか?」 「バカ言うな。さっきの放送見ただろ!」 「でもあのロボットが一斉に暴れだしたら?」 「メビウスもGUYSも負けてしまったら?」 と口々に不安や恐怖を口にしはじめる。

その時、一人の男の子が「そんなこと、ないよ!」 とまっすぐな視線を民衆に向けた「え・・・?」

「ウルトラマンは負けないもん!そうだよね?ママ。」 母親は「そうよ、」とこどもの目の高さにしゃがむと「ウルトラマンは負けない。」と凛とした笑顔を 向けた。

子どもたちが「ウルトラマンを追い出さないでください!」 「メビウスを信じてます。私も、弟も。」と携帯電話で次々と電話をはじめた。

ついに民衆もこどもたちに応えるかのように「娘が、最後までメビウスを応援すると。」と携帯を握り締めた。 電話のオペレーターはたくさんの「メビウス、がんばれ」という電話を受けとっていた。

ファックスにも次々と 「ガンバレ メビウス! マケルナ 人類!!」「希望」「正義は負けない!」「メビウス がんばれ!」 「GUYS! ガンバレ! 負けるな! メビウス!」「ともに戦おう!メビウス!ガンバレ!」 「メビウスと共に」「人間の平和はウルトラマンと共にあった 彼らは私達の希望」 「メビウス いままでありがとう これからもおうえんするよ」 滝のように流れてくる。

受信される大量のメール。

侵略者の要求になんか、負けないで!メビウスを追い出さないで!
最後までメビウスを応援します(><)
俺も一緒に戦う!だからメビウスを追い出さないでくれ!
メビウスは人類最後の希望なんだ!

負けるなメビウス!がんばれメビウス!
もう俺たちは迷わない。ウルトラマンと一緒に闘うんだ。
彼らと共にこの地球を守る!だからメビウスを追い出さないでくれ!
要求になんか負けない。それが人類の出した答だ!

メビウスを追い出さないで!
ウルトラマンが大好きです。
今までも一緒に闘ってきたのよ。

これからもGUYSと共に地球を守って!!
メビウスが絶対に渡しません。絶対に。
侵略者なんかに負けるな!要求には屈しないぞ!

メビウス、これからも共に地球を守ろう。
おいらもメビウスを応援するぜ。
俺たちにも何かできることがあるはず・・・

がんばれメビウス!負けないで!!
俺たちにだって、何かできることはあるはずだ!最後まで応援するぞ!
がんばれ!絶対に負けるなメビウス!ウルトラマンは皆の希望なんだ!メビウスを追い返さないで。

何があっても、メビウスは渡さない。
私たちの仲間、メビウスを応援します。これからもずっと、共に闘いましょう。
「勇気」「希望」「仲間」という言葉が溢れていた。

テレビの司会者は 「現在、すべての回線とサーバーがパンク状態。そのほとんどすべてが、メビウスを追い出すなという内容です。」

シキに付き添っていた男が1本の電話をシキに差し出した。「長官からです。」 シキは耳にあてた「はい・・・はい。わかりました。」

ガイズメンバーは、サコミズが立つバルコニーに駆け寄った リュウが紅潮した顔で 「サコミズ隊長、どんなことがあっても、ミライを引き渡したりしない。それが人間の出した答です。」 と伝える。

ミサキも「タイムリミットまで5分。サコミズ総監、指示をお願いします。」 と告げる。クルーガイズジャパン一同は、それぞれが深く頷いた。 サコミズは「GIG」と返した。

ミライはそのガイズの様子を影から壁にすがるようにして見ていた。 その体はすでに立っているのが精一杯であった。

ついに、時計の針が定刻を告げる。

エンペラ星人は重々しく「地球人は、そむくと言うのだな。余の命令に。」と言い放つ。 トリヤマが表情を引き締める「動いたぞ。」

「僕はここだーーっ!ここにいるぞーーーっ!!」 その時、腹を押さえながら、ミライはビルの屋上から前進を続けるインペライザーに向かい叫んだ。 気がついたインペライザーは、立ち止まって横を向き、ミライを正面に捉えた。

「はっ!ミライくんが!」コノミがテッペイを振り返り、テッペイもモニターで確認。 トリヤマは口をあけ、マルは息を呑み、隊服のサコミズ、ミサキにも緊張が走る。

インペライザーと対峙するミライ。ミライの状態はまだ、回復したとは言えなかった。

「ミライ!」機上のリュウがミライに声をかける。 ミライはリュウの方へ向かい僅かに微笑んだあと、気を引き締め直してメビウスに変身した。 「メビウーーース!」

インペライザーの前に立ち塞がる格好で、メビウスはファイティングポーズをとる。しかし、 既に肩で息をしているメビウス。 ガンフェニックストライカーが旋回した。

「ミライを援護するぞ!」「GIG!」リュウにジョージ、マリナが従った。 「メテオール解禁!」サコミズが力強く指示する。

イナーシャルウィングが開き、機体が金色に輝く。 「インビンシブルフェニックス、パワーマキシマム!」 メビウスの後方から、フェニクストライカーが放った不死鳥のような形のエネルギー波がインペライザーに向かって 発射された。

だがその時、天空から黒い影をまとった鮮やかな妖艶なピンク色の火球が突如降るように飛んできて、 オレンジ色の不死鳥と激突、空中で大きな爆発が起きた。

驚いたリュウはコックピットから上空を見上げた。 「何かが上空から・・・」フェニックスネストのテッペイも唖然としながら言葉を失う。

トリヤマ、マル、サコミズ、ミサキも、緊張した面持ちで成り行きを見守るしかなかった。 声が聴こえて来た。メビウスは上空を仰ぎ見て声の主を探そうとする。

「余はエンペラ星人!」重厚な声が天空にこだましながら、 何か巨大な力が、東京の上空、ビル街・・・徐々に近付いてくる気配であった。

次に、核が白く発光するピンクの球体が、黒い煙幕の軌跡を残し空を赤く染めながら降って来た。 恐ろしい勢いで飛んで来た球体は、ガンフェニックストライカーをただかすめたように見えるにも係わらず、 瞬時に機体を白く発光させ、被弾させる威力を持っていた! 黒とピンクの混じった煙の消えた後に機体後部が火を吹いた!

「キャア!」「うわっ!」マリナ、ジョージだけではなく、「ああーーーーっ!」リュウも叫び声をあげながら、 平衡をなくし墜落して行く機体。 ショートし火花の散るコックピットで3人は衝撃に耐えるしかなかった!

そしてメビウスの肩にも、インペライザーの砲弾が命中、激しく後ろによろめいた。

「わぁぁぁぁぁーーーっ!!」 もはや機体は45度くらいの鋭角で地面に突っ込むのか、貨物コンテナの集合体にぶつかった。 コンテナを弾き飛ばしながらバウンド、 一度僅かに上昇したものの、造成地の土の剥き出しになった地面に不時着し機体の腹で3回、4回と回転した。

マリナ、ジョージ、リュウは非常事態を知らせるサイレンを聞きながらも成す術なく、 暴走する機体の中でただ耐えるしかなかった。

ガンフェニックストライカーは、駐車場脇の厚い鉄板の壁に機体後部をはめ込まれたようにストッと止まった。 だが、激しく損傷を受けた機体は次の瞬間、発火し、次々と引火して数度の爆発、 最後に大きな火災が起こり黒煙が立ち上った!

「リュウ!ジョージ!マリナ!・・・ミライーーーッ!!」サコミズは絶叫した。 メビウスはその時、インペライザーの火球を腕をクロスしてせめてもの抵抗をしていたが、 容赦ない攻撃に後退りを余儀なくされ、身体のバランスを崩した。 そこへ!

3つの砲門を持つインペライザーのガトリングガンが回転し出して、激しいビームがメビウスの腹部に命中! 「デヤーーーーッッ!」メビウスの身体は大きく弾き飛ばされ、建築途中のビルをまるごと潰してしまった。 白い土埃の中、仰向けに倒れたメビウスの目の黄色い光とカラータイマーの青が苦しそうにもがいていた。

インペライザーは、 胸に両手を置き、上肢を激しい勢いで連続回転させながら、狂ったようにガトリングガンと火球を乱発し始めた。 無差別に撃ち放たれる攻撃に、ビルが次々と破壊されていく!東京の街が炎に包まれ、火の海と化して行く!

横たわるメビウスの目の光は灯っているものの、今は動く気配がない・・・。 神社の鳥居の向こうに見えているメビウスの下肢。 しかし、そこにも容赦なくビームと火球は被弾し、激しい炎と辺り一面を覆い尽くす黄色い煙幕に包まれて行った!

「ワァ・・・ムゥハハハハ!」エンペラ皇帝は腹の底から高笑いした。 「見るがいい。これが貴様らの選んだ結末だ!グアハハハハハ・・・デヤーーーッハハハハハ・・・!!」

燃え盛る太陽を背に、灼熱地獄のような真紅の炎の中に浮かび上がる不気味な黒い影。 ついに、皇帝エンペラーが我々の前に姿を現すのか・・・。

管理人のここが考察ポイント

1年間に渡り放送していたウルトラマンメビウスもついに最終回3部作に突入した。

その第1弾の本編から、これは最終回を3回に分けて放送するということだと解釈した。 つまり1時間30分の尺として全体を見たほうが、 よりよくウルトラマンメビウスの最終回が堪能でき、 理解できるということだ。1カットたりとも見逃さないようにしたいものだ。

当初のスタートから振り返ると、作品そのものが、かなりの別物になってきているように感じる。 しかし仮にそうだったとしても、 それは作品とは、生き物だということだろう。

ファンや視聴者の意識や反応が、作品に自然と現れていっているのだろう。 このように、インターネットの普及にともない視聴者と制作者との距離が縮まると、良しにつけ悪しにつけ、

これからのテレビなどの創作作品には制作者と視聴者との 相互作用が働き、新たな形のものを作り出していくことが増えていくだろう。うまく利用できれば、 互いの力が影響し、刺激となり、切磋琢磨し、無限の創作活動が展開していくことだろう。

これらのことは今回、エンペラ皇帝の脅しに対して、一人一人が自分の心をメールや電話等を通して、政府に働きかけ、 それが世論となって、政府の耳に届くというシーンとして表現されていた。 小さな声も集まれば大きなうねりとなるということである。

これも心ある人間が世の中を創っているからこそである。 いつの時代でもどんな世界でも、人は人の本当の心からの叫びには共鳴するものである。

大勢にメディアを通して、働きかける行為。人々の心を一つにするために、 サコミズは直接、一人一人の心に訴えかる目的の手段 として利用した。 反面、メディアを通して、大勢への自分の売名行為と情報提供から得られる営利獲得に必死なヒルカワ。

彼にとっては偶然とはいえ、特別にウルトラマンの正体を知ると言う、人によっては地球人と異星人との大切な出会い、 そして友情の 印となるような出来事すらも、自己の目的と欲望のための1つの駒でしかなかったわけだ。 (あくまで登場キャラクターとしての解説であることをご了承いただきたい。)

メディアや我々の日常的に利用するインターネットは、諸刃の剣だということも言える。 使う人の目的と心がけによって、人を煽ったり、貶めたり、心を1つにまとめたり、 深く友情を感じられる憩いの空間になったり。

メディアやインターネットが目指して行きたい方向とはなんであろうか、 どんな力であれ、人を幸せにする道具として利用してもらいたいものだ。 ウエブマスターとして及ばずながらも、 自分たちの想いを1つの形にする場を提供している私個人としても、肝に命じておきたい部分である。

例え、顔も名前も知らなくても我々は仲間だ。我々は決して一人ではない。ウルトラマンメビウスを愛する伴に仲間だ。 メビウスは我々にそう強く教えてくれている。

そして付け加えるなら、 我々のメビウスへの声援も「ウルトラマンとともに闘っている」ということになるということである。

また、今回の本編で、なにより嬉しいことは子ども達の声が、民衆を先導していくということ、「ウルトラマンは負けない」正義は必ず勝つ。 こどもだからこそ信じるられる正義の勝利。ヒーローの王道としてここは、はずせないところである。

今回トリヤマ補佐官の地球の危機の政府命令という、誰も反論できない、高圧的ムード漂うあの瞬間に放ったこの言葉。 「彼はかけがえのない仲間だ」という発言はトリヤマ補佐官が、どれだけ第12話「初めてのお使い」の えべっさん騒動で大事を引き起そうとも、

第20話「総監の伝言」でマルに言わせる日頃は、「確かに補佐官はケチで」 「臆病で」 「器のちぃーさな人間です!」 だったとしても、それをすべて帳消しにして余りある英断と発言であった。

窮地に立った時こそ、人の本性と真価は問われるものである。これぞマルのいう 「でも、トリヤマ補佐官は優しいところもある。 危険を覚悟で戦っているクルーの現実を、少しでも世間に伝えたかったからだ」というトリヤマの心意である。

ウルトラマンメビウスは細かい設定で歴代のウルトラ作品とそして、 メビウスという作品間全体でも、これほとまで巧みに前後にリンクしあっている ことやシリーズ構成を置いていることなどから、 ウルトラマンの正体バレも含めて、当初から新たな試み、大いなる最後が決定されていたのではないだろうか。そのある結末に向かって猛進している印象がある。

サコミズの総監の可能性については、解説でも触れたが、 ミサキが第26話「明日への飛翔」で総監への報告書に「親愛なる総監」 と打った時点ですでに総監はサコミズであろうという推察はできた。 親愛とは親しみと愛情をもっている人に宛てる言葉であるからだ。

個人的には、これが正解だったことで、 その結末とは恐らく番組の最初に謳われた、ゾフィーの人間体がこの本編であきらかになるということが、 ウルトラマンメビウスという作品を完成させるための大きなキーワードになっているのではないだろうかと考える。

だとするとゾフィーの人間体は決定的である。 もしそうだとすると恐らくとてつもなく感動するだろう。 ウルトラマン生誕40年の記念作品をこうした仲間と一体感のもてる環境で、ともに堪能できる時代であった ことにまず感謝したい。 素晴らしい作品と出会えたこと、そして仲間とともにその作品を語れることに感謝しつつ、 最終2話の展開に期待してやまない。

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メビウスベルト

ウルトラマンメビウス第48話 最終三部作 I「皇帝の君臨」

無双鉄神 インペライザー / 暗黒宇宙大皇帝 エンペラ 登場

《キャスト》ヒビノ ミライ 五十嵐隼士 / アイハラ リュウ 仁科克基 / カザマ マリナ 斉川あい / イカルガ ジョージ 渡辺大輔 / アマガイ コノミ 平田弥里 / クゼ テッペイ 内野謙太 / サコミズ シンゴ 田中 実 / トリヤマ補佐官 石井愃一 / マル補佐官秘書 まいど 豊 / ミサキ ユキ 石川紗彩 / シキ 斎藤洋介 / ヒルカワ 加藤厚成 / 元井須美子 / 五藤圭子 / 相澤瑠星 / 福天 / 大野慶太 / 松永直也 / 吉川けんじ / 二宮 聡 / 太田正樹 / 長塚道太 / 黒濱優至 / 大塚友稀 / 早川プロダクション / 円谷ファンクラブ

《スーツアクター》和田三四郎 / 山本 諭 / 岩田栄慶 / 末永博志

《声の出演》内海賢二 / 難波圭一

《シリーズ構成》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《脚本》長谷川圭一《特技監督》菊地雄一 《監督》アベ ユーイチ

《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一 《企画》岡崎剛之 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》岩佐芳弘 / 渋谷浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシエイトプロデューサー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサー》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》高橋義仁 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》楠本龍巳 《操演》上田健一 《助監督》黒木浩介 《装飾》大藤邦康 《衣装》宮崎みずほ 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《製作主任》戸村祥章 《編集》前嶌健治 《VFX》田代定三 《デジタルエディター》岡本光雄 《VE》高田秀雄 《スクリプター》吉岡華子 《キャスティング》小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》新井 毅 《照明》高野和男 《美術》佐々木朋哉 《操演》根岸 泉 《殺陣》岡野弘之 《助監督》伊藤良一 《スクリプター》吉岡華子 《スチール 》橋本賢司 《制作主任》菊池英次 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キャラクターデザイン・イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》池田 遼 《CGIモーションディレクター》板野一郎 / 円谷CGI-ROOM 《CGIスーパーバイザー》早川哲司 《CGIディレクター》祖父江成則 《CGIデザイナー》 大坪隆仁 / 上田和彦 / 澤田元春 / 森 裕二 / 島田友晴 / 小杉淑美 / 川口智久 《CGIマネージャー》小田達哉 《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトアニメーター》増田英和 《デジタルマットアート》有働武史 《カラリスト》高田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD担当》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製作デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝一 / 武藤博昭

《協力》松下電器産業 / ドゥカティジャパン / クリエイティブ・オフィス ヤップ / 銀座サクラヤ / プログレッシブ / キャン・インターナショナル / 日本照明 / 東宝ビルト / 東宝コスチューム / 開米プロダクション / 亀甲船 / スワラプロ / スリーエススタジオ / 富士通 乾電池 / ヒルマモデルクラフト / ハルジン / グレイショ コラ / 宗特機 / コダック / ムーンスター / 日本エフェクトセンター / IMAGICA / クレッセント / Adobe Systems / ボーンデジタル / D.A.S.T / スタジオ・バックホーン / パンチライン / ワンダリウム / RECARO / 岡村製作所 / ナナオ / フジコーワ工業日本光電フクダ電子レイト商会 / K2JAPAN / 富士グローブ / KENNETH COLE / Zoff

《撮影協力》埼玉県ロケーションサービス / 味の素スタジアム / イマジンプラス / エステック / 東武ワールドスクエア 《制作協力》電 通 《製作著作》中部日本放送 / 円谷プロダクション 《提供》BANDAI

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