ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【ウルトラマンメビウス第8話戦慄の捕食者レイゴ考察】

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「ミクラスをカスタマイズする!?」ミライが怪訝そうに尋ねる。 アーカイブに記録されている怪獣の特殊能力を抽出し、ミクラスに装填するのである。その特殊能力はずばり、 電流攻撃だぁぁっ! その為に選ばれた怪獣は、そう、エレキング。

「ドキュメントZATに記録があります。」手慣れた手つきでコノミがアーカイブか ら検出する。 「あー、それは別の個体です。電撃攻撃が使えるのは、ドキュメントUGのエレキ ングです。」ウルトラオタク道をひた走るテッペイ。 「ミクラスとエレキングの力をひとつに合わせれば、怖い物なしですね。」ニコ ニコのミライ。

「さよう。合わせてぇ…」「『エレキミクラス』というわけです。」すばやく口 を挟むマル。「お前が言うなー」「なんで!?」「何でも!」ぷぅーと両者おたふく勝負。

「でも、どうして電流なの?」「あの怪獣、レジストコード・ボガールの肉片に 電流を流してみたところ、極度に弛緩することが確認されたんです。」マリナの問いに答 えるテッペイ。

「でも、電流なんかで、本当にヤツが倒せるのか?」 「ミクラスなら出来ますよぉ。」こちらもほっぺたを膨らますコノミ。

運用実験は順調かどうか、ミサキ女史のわざわざのご足労だ。 これが成功すれば、GUYSにとってまたとない戦力になる。強大な力、 レジストコード・ツルギに対抗する為にも、GUYSは増強が必要である。 しかし、彼は、敵と決まったわけじゃないミライが心で呟く。 「リュウさんは、あの青い巨人のこと、どう思います?」リュウにふるが、リュウは力なくうつむいている。

  あの時かつての上司セリザワは確かに振り向いたそして、「オマエ…」・・。  「リュウさん!」「失礼します!」黙って部屋を出ていくリュウを皆に一礼して追いかけるミ ライ。 サコミズは黙ってそれを見送るのであった。

直ちに運用実験に取りかかろうとしたその時、 申し上げにくい話だが、粒子加速器が故障した模様ようだ。 マケット怪獣を構成している高エネルギー分子ミストを生成している巨大なドーナツ状の粒子加速器が、 基地周辺の地下にある。

その分子ミストが、粒子加速器から漏れ出したというのだ。加速器そのものを調べようにも長さが10キロもある代物 どこが壊れたんだかワッカリマセーン。

「10キロだとぉ?」ジョージが肩をいからせ歩み寄ろうと…したその時、 「フッ!」遮るような声にならない発声がどこからか。

皆が声の主に視線を集めると、何やら声の主、サコミズの右肩に乗っかっている。 何かいるーーーっ!? どん引く、みんなの反応に恐る恐る、そろそろと自分の右肩を見やるサコミズ。

「ピヨ!トゥルル ピヨ ピヨ」ダチョウの卵よりやや大きい白っぽい物体。 怪獣の姿を留めてはいるが、白地に黒いラインの走る丸っこいボディに前に揃え たこじんまりした両手両足。目とも角ともとれる部位にはオレンジの月型…のわ・た・く・し。

「…だっ誰か…」これとって、とってと、狼狽するサコミズ。 「あーっ、可愛いぃぃっ」固まる皆をよそに、コノミはなんの、ためらいも、躊躇もなくそれを抱き降ろす。

「大丈夫。危なくないですよ、ねぇ。」「ピヨ ピヨ」コノミはその物体を抱いたままジョージ、トリ ヤマ、マルに近づくが一同揃って男性人は後方退却。

「どういうことだ!?」トリヤマがマルに耳打ちする。 「漏れだした少量の分子ミストが相応のナノマシンと結びつき、体積の情報も少 ない小型エレキングが生まれた…模様ですぅ(汗)」 「そうか、ミクラスはエレキングに倒されたことがあったんだ!」テッペイがが 知識の糸を紐解く。

「それがどうした?」 「その時のトラウマが原因だったと思うんですよ。ミクラスの分子ミストが拒否 反応を示し、エレキングの分子ミストだけがはじき出されてしまったんです。」

「分析はいいぃぃ。さっさと始末しろぉ!」 「そんなぁ、この子、何にも悪いことしてないじゃないですかぁ。」コノミは、赤ちゃん抱っこした 小さなエレキングをよしよし。 「けど、何の役にも立たないじゃないか。」 マリナは黙って頷き、テッペイが静かにぼそっ。「あの…別に僕たちが処理しな くても…」

「ヒュン」ひゅるるるる…緑色の粒子が分散され、コノミの腕の中が空になる。 「やっぱり1分が限界なんだぁ…」マリナも溜息。マケット怪獣の定め。

「儚い友情だったな。アディオス!」ジョージが自らの手を見つめボーゼンと立ち尽くすコノミの 肩に両手を置き、慰める。

あの高台の公園。 「おまえ、何で付いて来た?」後方のミライに気づき、リュウが住宅街を見下ろ したまま振り向かず尋ねる。 「ここ、僕らが初めて出逢った、思い出の場所ですよね。」ミライはリュウの横 に並ぶ。

「僕らじゃねえ!」  「ここはなぁ、俺とセリザワ隊長の思い出の場所なんだ。」「セリザワ…さん? 」

リュウの回想はセピア色の時間、それは同じ場所のあの時だ。 「どうした?」後方からセリザワがリュウの肩を叩く。

「俺、見たんです、総本部のアーカイブ。俺、地球を守って来たのは、過去の防 衛チームだって、ずっと信じて来ました。」「けど、ウルトラマンの力を借りず に怪獣を倒したケースなんて殆どない。」 「隊長、教えてください!俺たちGUYSの存在意義って何なんですか!?」 セリザワは黙ったまま2〜3歩前に歩み出る。

「ひとつ、他人の力を頼りにしないこと。」 「え!?」 「ガキの頃、友達が教えてくれたんだ。『ウルトラ五つの誓い』って言うらしい 。」リュウを振り向き、薄く微笑む。 そして前に向き直り続ける。「ウルトラマンが残していった言葉なんだそうだ。」「ウ ルトラマンが!?」

「人類はこれまで幾度となくウルトラマンに救われて来た。それは、俺たち防衛 チームが限界まで闘い抜いた時だけ、ウルトラマンが現れるんじゃないのか?俺 たちがいるから、ウルトラマンは今までこの星を見捨てなかった。」「そう思わ ないか、リュウ。」 「隊長、『ウルトラ五つの誓い』俺にも教えてください!」口元に笑みがこぼれ るリュウ。 「よしっ、いくぞ!」腰に両手を当て足を肩幅に開く。

「ひとつ、腹ぺこのまま学校に行かぬこと!」 ………はぁん? 「どうした?復唱!!」「あ…はい!」慌てて復唱 するリュウ。 「ひとつ、天気のいい日に布団を干すこと!」 「ひとつ、道を歩く時には車に気を付けること…」記憶の中の声がセピア色の空 にこだまする。

「隊長は生きていた。俺はこの目で見た。間違いねぇ!…けど…」 「誰だ、オマエ?」非情なセリザワの声が、視線が、リュウを刺す。 「隊長!一体どうしちまったんだよ…」

その頃、当のセリザワらしき男は、工場跡のような無人の廃墟に立っていた。 後方に気配を感じ、足を止める。 ドシーン! 太い鉄柱が後ろで倒れた。

あの謎の女、ボガールが白いコートを揺らして、立っている。 ギシギシ音を立て、エクソシストよろしく、首をゆっくり一回しする。 目を見開くと「ツルギ キエロ!」長い舌で舌なめずりだ。 「消えるのは貴様だ!」応えるセリザワ。

帰路に着こうとリュウと歩くミライはただならぬ気配を感じ、一人で駆け出した。 「おい、ミライ!お前どこに行くんだ!?」

謎の女がニヤリと笑い、両手をゆっくり掲げる。鉄管やドラム缶、鉄の角材が宙に 漂う。女が左手をぱっと拡げると、それらが一斉にセリザワに向かって飛び掛る。 セリザワが、それらを右手に持つ短剣で切り落とす。固い鉄も鋭く半 分に裂かれ地に落ちた。 逆に女に鉄鋼をはじき返すが、女が左手をかざすとピタリ停止し足元に音を立てて落下する。

続いて金属がカタカタ鳴り、女の側の大きな溶鉱炉がパイプや支柱 からもぎ取られ、勢いよくセリザワを襲う。 が、しかし短剣をふりかざすと、そこから放たれた光が金属を分解し、巨大な鉄 の塊は光の粒子と化し消滅した。 沈黙したままの凄まじい闘いにセリザワの額を汗が流れる。

フェニックスネスト内の、社員食堂で他セクションの職員に交 じり、コノミ、テッペイ、マリナ、ジョージは揃って食事 中だ。 しかし突然電灯が消えたり付いたり点滅を始めた。 「何だ?」あたりを見回す面々。

あ・・テッペイが一点に釘付けとなる。「どうしたの?」コノミも後方を・・ ・続いてマリナも気が付き、ぐはっ咳込む。

何と!あの小ちゃな、エレキングが自らの尻尾の先を電気コンセン トに差し込み、みなさんとご一緒に充電のお食事中 「ピヨ!」

「隊長!さっきの小さなエレキング、まだここにいます!」ぶっ飛んだマリナが作戦 室のサコミズに通報する。

よせばいいのに、勇敢にエレキングを掴みにかかったジョージだが・・・。 当然感電。

エレキングをつかんだまま、ぴかちゅーーーと何度ものけ反るジョージの全身から青い稲光が ・・・髪の毛全部を逆におっ立て、プスプス・・骸骨がクローズアップ。ドカッ、白目を剥いて昏倒・・ぴかぁ・・ちゅう。 「ジョージ!」「きゃあ、ジョージさん!」

「どうなってんだ!?マケット怪獣の限界時間は1分間のはず!」作戦室のトリ ヤマらの前にも電光を放つエレキングがらんらんらん。 「おそらく…」「漏れだした分子ミストが、基地内に散乱したナノマシ ンと結合して、次から次へ新しいエレキングを生み出しているんですよ。」 床に倒れたままのジョージの上着のファスナーをゆるめ、マリナとコノミが両手 をパタパタ風を送っている。どうやら、からくも息はあるようだ。

ジョージも大変だが、こちらも息を呑む無言の対峙を続けている女とセリザワ。 カラン 入り口で音を立てミライが掛け付けたが、女はミライに向き直りニヤリ と笑った。 すると、女の頭上に異次元の空間が開き、赤く発光した女は吸い込まれるように 消えていった。

「きさまーーっ!」鋭くミライを睨んだセリザワはそう言い放つと、ミライに背 を向けた。 「待て」「君も僕と同じウルトラマンだろ?」 「ウルトラマン?」「お前はそう呼ばれているのか?」 「そうだ。」「でも、君の青い身体…宇宙警備隊委員でない君が、何故この星で 闘っているんだ!?」

「教えてくれ!何故君はボガールを狙う?」 ミライに背を向けたまま、セリザワは答える。 「ボガールは全てを食らいつくすもの。ヤツの牙にかかり、いくつもの星が滅ぼ されて来た。この星も、今やヤツの餌場だ!」 「お前がいくら倒したところでキリがない。ボガールは次々と新たな餌を呼び寄 せる。宇宙からも。地の底からも。」

「待ってくれ!」ミライは叫んだが、男が放った光に目を眩まされた隙に、その 姿は消えていた。 「すぐにフェニックスネストに帰還せよ」メモリ−パッドからサコミ ズが指令がミライを呼び戻す。

GUYSスペーシーが捉えた、駿河山山中の映像には 、既にサドラ1体を捕食済みのボーガルが写しだされる直ちに出撃要請だ。

「リュウ、マリナ、ミライ、それと…」ジョージはというと、まだ逆毛を立て気を 失ったまま。額に氷嚢を当てて介護中のテッペイが残念ながらと悲しく頭を振る。 「コノミ。」「はい!」ミクラスの装填されたカプセルを優しくコノミに手渡す 。

まだエレキミクラスの運用実験はートリヤマらがしぶり、口を挟むが 「責任は私が取りますから。」のサコミズのセリフによって通過した。 「どうかしたの?」何か思案に集中している表情のミライにマリナが尋ねる。「あ、いえ…」 「GUYS、サリーゴー!」「ジーアイジー!」 「じーあいじー」1テンポ遅れて、横たわったままのジョージが寝言のような声を上げ、右手を 挙げた。一同しーん。

「ガンフェニックス、スピリット!」機体が2機に分離する。 「僕とコノミさんは地上から。」「わかった!」「リュウさんとマリナさんは空 からお願いします。」 「よっしゃー!行くぜ!」後方からボガールへ急行する。「危ない!」ボガール が振り向きざまにガンスピーダーをはたこうとするが回避する。

ガクン!「しまった、捕まっちまった!」見えない何かの力でリュウとマリナの 搭乗する機がボガールに補足された。 おいでおいでと引き寄せられるのを出力全開で必死でかわそうとする。 「リュウさん!マリナさん!」地上のミライは叫ぶ。 「メビウス ハヤク コイ」ボガールがテレパシーミライに呼びかける。

「行くよ、ミクラス!」「あっ、コノミさん!」ミライの声は届かず、コノミは カプセルを握り締めて前線に飛び出した。 追うミライがハッと気づくと、ゼリザワの姿の男がミライのすぐ横に立っていた。

「ミクラス、お願い!」コノミがメモリーパッド装填・発射した。 出現したミクラスは、勢いよく駆け出しジャンーープ。空中で、さして意味なく2回転、まんまるのおし りからボガールの顔面にその体ごと体当たりだーー。もんどりうってぶざまにすっとぶボガール。

「おぉ!」あのミクラスが、基地から感嘆の声が上がり、ジョージもつられて逆立った頭のまま起き上がりこぼしのように上体を起こす。 「よっしゃ!」上空からリュウが叫ぶ。

勢い付いたミクラスが再度ボガールに挑もうとする。しかし、ボガールの腕から 紫の発光物が放たれると、動きを抑制され、操り人形のように。 最後に勢いよく突き飛ばされたミクラスは、岩肌で激しく背中を打ち、前に倒れ る。

「頑張ってー、ミクラス!」コノミはエールを送るが… 「ダメだ。接近しないと電流攻撃が使えない…」 「…たく。それじゃエレキムクラスの意味がないだろう。」相変わらず逆毛状態のまま、ジョージも息を吹き返して発言だ。 テッペイは食堂で消えたミクラスを思い出し、マルに確認する。 「ミクラスに使用したのは、エレキングのデータだけですか?」 「いえ、ほかにも複数の電気怪獣のデータを併用しています。」

ボガールが投げた赤紫の光弾はミクラスを直撃し、コノミの「避けて」と言う声 も届かないまま、またも岩肌に叩き付けられる。 そうしてミクラスは緑色の粒子となって消えた。

「もう時間切れかー」トリヤマたちは険しい表情。 「いや、まだです。」冷静なテッペイ。 ボガールは次に地上で銃を構えるリュウとマリナを狙い、光弾を撃ってきた。 「マリナ、大丈夫か!?」負傷したマリナに肩を貸し、リュウはやむなく退避。 「待て!」ツルギ人間体に身体を張ってミライは制止を促す。 「俺に干渉するな。」

その時、池の水面が波立ち、何かの影…足跡が…。 フッと足を止めたボガールの身体を、次の瞬間青い電流が走る! その足下を押さえているのは・・・ 「ミクラス!」歓喜のコノミ。 「やっぱり!」ニヤリ顔のテッペイ、「やりましたね。」と嬉しそうなサコミズ 。

「何がどうなっているんだぁ?」対照的にお口あんぐりのトリヤマに説明す る。 「ドキュメント3SPに記録されているネロンガ、それとドキュメントMATのエレド ータス。この2体の怪獣には、透明になる能力があったんです。」

ボガールの尻尾付近を掴んだミクラスは、電流攻撃を繰り返す。 が、ボガールも、背中全面が紫に光ったかと思うとミクラスを大きくはじき飛 ばした。 「ミクラスーーーッ!」コノミの応援も必死だが、ミクラスも限界まで頑張って いるのだ。

「どけ。」制止をふりほどき、ボガールへ向かおうとするツルギ人間体。 「その身体は、君のものじゃないだろう!?」ミライは叫ぶとまたもやツルギ人間体の前に立 ちふさがる。 「セリザワさんを待っている人がいるんだ。」 「セリザワ・・・」ツルギ人間体が低く呟く。

その隙にミライは駆け出し、ウルトラマンメビウスに変身だ! ミクラスが倒れた姿勢のまま、タイムリミットを迎え消滅したのを見送り、ボガ ールに立ち向かっていく。

負傷したマリナを安全な場所まで連れていくと、リュウも前戦に復帰だ。 ボガールのパンチの連投を受けるメビウスを援護・・・

リュウは、セリザワを見た。 「隊長・・・?」 リュウがセリザワだと信じて疑わないその人物は、またしてもリュウから目を背 ける。 「待てよ、セリザワ隊長!何で無視するんだよ!」 男は右腕に左手に持った短剣のよ うなものをセットし、ツルギへと変身を遂げる。

いきなりボガールに向けて、ツルギの放ったナイトシュートは、ボガールを かすめ岩肌に外れ、その飛沫はメビウスにも降りかかるほどだった。 ボガールの動きを封じこめようと、メビウスが接近戦に持ち込んだ状態でまたしても、ツルギは、必殺技を撃とうとしている。 「メビウスもろとも、巻き添えにする気か!?」

「やめてくれーー、セリザワ隊長!」ツルギに向かって叫んだ。 ツルギは動きを止めリュウを見つめる。

ボガールはメビウスの隙をついて光弾を放つ。それは、リュウに気をとられていたツルギの肩先に命中し、バランス を崩すツルギに向かい、なおも近づいて攻撃を仕掛けるボガール。

割って入ったメビウスは、ボガールに膝蹴りを喰らわし、ミクラスへの攻撃のお 返しとばかりに大きなパンチでボガールを飛ばし、山肌に叩き付ける。 続いてメビュームシュートをボガールの胸部へ撃つ。 ボガールの身体は一瞬収縮し、爆発した・・・。

「やったー」大喜びの基地、コノミたち。 リュウの見ている先では、ツルギが地面に片膝をついたまま、呻きそして光の中 へ消えた。 「セリザワ・・・隊長・・・」

管理人のここが考察ポイント

 

怪獣とはかくも可愛いものだろうか、カイズメンバーと一緒に勝手にお食事したり、 手乗り怪獣になったり、人間を助けて 全身で飛び掛っていったり。脅威の存在でありながら、とことん怪獣の可愛さが追求、表現されていた。

また、カイズのメンバーのキャラが早くも確立されていることから、 それぞれが意外な側面として、見せる部分がコミカルにヒットする。

クールと思われたジョージの感電パンク騒ぎ、 泣き虫コノミの強気の姿勢。元気が売りのリュウの意気消沈、冷静なマリナが慌てるさま、お人よしに見えて なかなかの策士ぶりのテッペイ、そして感情を強く吐露したミライ。人間は多方面の顔をいくつか持ち、 そして、それぞれに魅力があるということだ。

君の体じゃない。セリザワを待っている人がいる。 ミライのそれは、それらの人の、人間としての本来の姿をとても愛しんでいる発言である。

宇宙人ならではの、超能力対決は、 サイコキネシスやテレパシーといった昔ながらの広く認知されているものを披露しているが、 CGをうまく利用することによって、 空間に広がりを持たせ、迫ってくる物体にも生き物ような不気味な動きと、緊迫感が。

そして、格闘シーン全体に、勢いや迫力がうまくかみ合わさった演出になっている。 また、マニアやオールドファンにここまでやったら「神」と言わせる、細かいシリーズからのリンク。 こうした細やかな作品への配慮は、見る人が見れば惚れ惚れするであろう。

見所満載であったが、緊張感とユーモアのバランスがうまく 配置されていたことによって、 楽しくかつ、息を呑む濃縮された時間を作ることに成功したと言える。

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メビウスベルト

ウルトラマンメビウス 第8話 「戦慄の捕食者」

高次元捕食体 ボガール、マケット怪獣 リムエレキング、ミクラス 登場

《スーツアクター》和田三四郎 / 相馬絢也 / 西村 郎 / 岩田栄慶 《シリーズ 構成》赤星政尚 《設定考証》谷崎あきら 《脚本》小林雄次 《特技監督》菊 地雄一 《監督》梶 研吾 《監修・製作》円谷一夫 《製作統括》大岡新一 《 企画》加藤直次 / 江藤直行 / 中村理一郎 《プロデューサー》岡崎剛之 / 渋谷 浩康 / 山西太平 《制作プロデューサー》小山信行 《アソシエイトプロデュー サー》小掛慎太郎 《ラインプロデューサー》中井光夫 《音楽プロデューサー 》玉川 静 《音楽》佐橋俊彦

=本編スタッフ=

《撮影》倉持武弘 《照明》佐藤才輔 《美術》内田哲也 《録音》楠本龍巳  《操演》上田健一 《助監督》黒木浩介 《装飾》遠藤雄一郎 《衣装》塚田亜 矢子 《メイク》今井志保 《車両》野口茂樹 《製作主任》戸村祥章 《制作 担当》土肥裕二 《編集》前嶌健治 《VFX》田代定三 《デジタルエディター》 柳生俊一 《VE》佐々木彰司 《スクリプター》森永恭子 《キャスティング》 小島文夫

=特技スタッフ=

《撮影》新井 毅 《照明》高野和男 《美術》佐々木朋哉 《操演》根岸 泉  《殺陣》岡野弘之 《助監督》野間詳令 《スクリプター》阿南玲那 《スチー ル 》渡辺 亨 《制作主任》菊池英次 《キャラクターデザイン》丸山 浩 《キ ャラクターデザイン・イメージボード》酉澤安施 《キャラクターメンテナンス 》宮川秀男 《タイトルデザイン》佐藤さい子 《仕上げ》井口基水 《CGIモー ションディレクター》板野一郎 / 円谷CGI-ROOM  《CGIスーパーバイザー》早川 哲司 《CGIディレクター》祖父江成則 《CGIデザイナー》大坪隆仁 / 上田和彦 /

森 裕二 / 小嶋律史 / 川口智久 《CGIマネージャー》小田達哉 《CGI協力》水 石 徹 / 三宅 仁 《エフェクトコーディネート》小野寺 浩 《エフェクトアニ メーター》増田英和 《デジタルマットアート》有働武史 《カラリスト》高田 淳 《音響効果》古谷友二 《編曲》池田地香子 《整音》松本能紀 《MD担当 》福井 顕 / 須賀久子 《催事宣伝》古池啓一 / 大野まゆみ / 菅野悦子 《製作 デスク》石渡牧子 《番組宣伝》重松和世 / 橋本栄次 / 太田小由美 / 堀川勝一 / 武藤博昭

《協力》松下電器産業 / ドゥカティジャパン / ドゥカティ横浜 / クリエイティ ブ・オフィス ヤップ / エムエスジャパンサービス / 銀座サクラヤ / プログレ ッシブ / キャン・インターナショナル / 日本照明 / 東宝ビルト / 東宝コスチ ューム / 開米プロダクション / 亀甲船 / スワラプロ / スリーエススタジオ / 富士通乾電池 / ヒルマモデルクラフト / ハルジン / グレイショ コラ / 宗特機 / コダック / 月星化成 / タカハシレーシング / 日本エフェクトセンター / IMAGICA / クレッセント / Adobe Systems / Autodesk / ボーンデジタル / D.A.S.T / スタ ジオ・バックホーン / パンチライン / ワンダリウム / RECARO / 岡村製作所 / ナナオ / レイト商会 / K2JAPAN / 富士グローブ / CASIO / KENNETH COLE / Zoff

《撮影協力》さがみ湖ピクニックランド / 日野自動車21世紀センター / ラ・ フ ェット多摩 南大沢 / 常総市 水海道フィルムコミッション

《制作協力》電 通 《製作著作》中部日本放送 / 円谷プロダクション 《提供 》BANDAI

   

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