ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟マニア考察】

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」マニアック情報ここが見所ポイント

【映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟ストーリー】

懐かしいあのオープニングにより、その物語は始まった。今から20年前、異次元人ヤプールの怨念が集まって、究極超獣Uキラーザウルスが誕生した。

「やりましょう、私が愛した地球を守るために」ウルトラマン、セブン、帰マン、エースは究極超獣Uキラーザウルス を迎えうち、 ヤプールの怨念を封じ込めるために、 ウルトラ兄弟たちの変身能力と引き換えにして放ったファイナル・クロスシールドにより、 Uキラーザウルスを神戸の海底深く封印した。

そして20年後、神戸の海に不穏な動きを感じとったCREW GUYSのヒビノミライは、単身神戸に飛んだ。

彼がそこで出会ったのは、若き天才海洋学者ジングウジアヤとその弟タカトだった。 タカトは3ヶ月前、怪獣ケルビムに遭遇し、そのとき愛犬のアルトを助けに行けなかったことが深い心の傷となり、 以来ずっと心を閉ざしたままだった。

何とかタカトを勇気付けようとするミライ。 その時、大空に宇宙警備隊隊長のゾフィーからのウルトラサインが瞬いた。

「何者かが封印を壊し悪魔を解き放そうとしている」 ゾフィーの警告に応えるかのように神戸の町に、極悪宇宙人、テンペラー星人が出現!

テンペラー星人は、ザラブ星人、ガッツ星人、ナックル星人と手を結び、Uキラーザウルスを蘇らせようとしていたのだ。 忍び寄る魔の手、

その第1の使者テンペラー星人はメビウスの活躍で倒された。 戦いを終えたミライを待っていたのは、 ハヤタ、そしてモロボシダン、郷秀樹、北斗星司だった。 封印したUキラーザウルスを見張るため、 今は人間として神戸の町に暮らすウルトラ兄弟だったのだ、 4人は、「自分の力を過信すれば、必ずその力によって敗北する」と ミライにウルトラ戦士の教えを説き、侵略者たちの作戦に惑わされることのないように警告した。

だが、侵略者の次なる魔の手はアヤに向けられていたのだ。 アヤに化けて、痺れ薬を混入したコーヒーをミライに飲ませるザラブ星人。 卑劣なザラブ星人は、さらにニセメビウスに姿を変え、次つぎと神戸の町を破壊していった。 怒りに冷静さを失うメビウス!

それこそが侵略者の狙いだったのだ! ザラブ星人との戦いでエネルギーを使い果たし、クリスタル十字架に磔に捕らえられたメビウス! 地球最大の危機だ!

今、凶悪な宇宙人たちの陰謀を粉砕できるのは、ウルトラ兄弟だけだ。 最後の変身を決意するハヤタ、ダン、郷、北斗。 信じる力が不可能を可能にする。

大切なのはあきらめないこと。未来を信じる心の強さが不可能を可能にする。信じる力が勇気になるのだ。

ウルトラ兄弟 VS Uキラーザウルスの空中バトルは必見! 君は、ウルトラマンたちが次々と放つ必殺技が、全部分かるかな?

ウルトラ兄弟が活躍するシーンでの、それぞれのテーマ曲をモチーフにした音楽にも、感涙だ! 細いシーンにも、昔のエピソードを彷佛とさせる、 スパイスが鏤められており、見応えも充分。

そして、ウルトラ兄弟とウルトラマンメビウス、7人の力が合わさって起こった奇跡とは!

愛する地球を守り、少年の心を取り戻すため、ウルトラ兄弟、そしてメビウスの運命の戦いが開始された!!

ラストのウルトラサインは、明日を創る君たちに告げるだろう
「未来へとびたて ウルトラの光を信じて」 ぜひ、親子でご観賞ください。(文 レイゴ)

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」制作スタッフコメントのご紹介

登場の怪獣については・・・脚本の長谷川圭一さんの話

「この作品のシナリオを書かせてもらえると決まった時、 まず最初に考えたのが、敵は誰にしたろうか?でした。何と言っても歴代ウルトラ戦士が大集合する映画なわけですから、 敵役もハンパな奴ではつとまりません。そこで無い頭を捻って出した答えが、 “恐怖の宇宙人連合”だったのです。過去にウルトラ戦士達を苦しめた強敵に手を組ませてしまえ。」(一部引用) 

CGI監督の板野一郎さんの話

「必殺技から動きのクセまで決まってますから、スーツアクターさんのアクションを、殴る蹴るから必殺技まで全部モーションキャプチャーでデータ化して、それを使っています。 それ以外のところで、CGの自由度をいかして、たとえば着地とか飛ぶときはアクターさんの動きを使わせていただいて。 あのスピードの中でポーズを変えたり、いろいろやるのはCG。 攻撃をギリギリでよけながら光線を撃ったりするところは、ポーズを少しアレンジしたりもしています。」(一部引用)

【ウルトラマニア5大チェックポイント】

2006年9月大ヒットを飛ばした映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」マニア考察のポイント

★Aタイプマスク復活!!

今回の映画に登場する初代ウルトラマンのマスクは、ファンから「Aタイプ」と呼ばれている、 1話〜13話まで使用されていたマスクをイメージしたもの。

このAタイプマスクは、口を動かす演出を想定して、柔らかいラテックス素材で作られていた。 全体にしわが寄った印象なのは、そのためだ。

結局この試みはうまくいかず、途中から現在使用のFRP製のマスクに切り替えられた。 これが口元が小さいBタイプ。更に終盤、口角が拡がったCタイプが登場し、 これが現在最も一般的なウルトラマンの顔となっているのだ。

もちろんゾフィーや帰ってきたウルトラマンも、Cタイプがベースだ。しかし、今回は40周年ということもあって、原点に立ち返るべく、現代の造形技術でAタイプが再現されることになった。スマートなスーツのつくりをふくめて、全体の雰囲気は初めて地球に現れたときのウルトラマンに非常に近くなっており、リアルタイム世代にとっては懐かしさも倍増、といったところだろうか。

★あのオープニングが復活!!

40周ぶりといえば、メインタイトル。ご存知、『ウルトラQ』『ウルトラマン』のタイトル映像が、イメージもそのままに復活したのだ。当時はセットを作るのに使うノリなどで表現されたいたが、40年目の今回はデジタルで再現。このあたりは時代を感じさせる。

★当時の変身シーンを再現

各ヒーローの変身シーンも、おなじみの演出を再現。変身ポーズはもちろん、光とともにぐんぐんと巨大化するウルトラマン、目からじょじょに変化していくセブン、勢い良く回転して現れるエース・・・。ウルトラ世代にとっては忘れられない映像がよみがえった。

★おなじみの旋律にファン涙!!

ウルトラ兄弟が登場するシーンでバックに流れているメロディは、『ウルトラマンT』の頃に作られた「ウルトラ6兄弟の歌」の旋律。この歌を忘れていた人も、映画を見て懐かしく思い出したのでは?ほかにも、各ヒーローのテーマなど、懐かしのフレーズは数多くちりばめられている。

★ザラブ星人の声はオリジナル声優 青野武が担当!!

今回ザラブ星人の声は、『ウルトラマン』第18話で初登場したときと同じ青野武が担当!(ちなみに当時はスーツも演じていた)40年前そのままの悪役っぷりはさすがの一語だ。またタロウの声を『ウルトラマン物語』の石丸博也が担当しているのもファンには嬉しいキャスティング。

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」DVD攻略解説 切通理作さん

僕のような70年代に子ども時代をすごした者にとってはとても懐かしいウルトラ兄弟。

そのウルトラ兄弟がハヤタ、ダン、郷秀樹、北斗星司といった人間体のときの役者さんのままで数十年ぶりに揃った 劇場用映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』は先ごろ大ヒットを記録しました。

僕も劇場で感激した一人です。はじめは、もう初老に近い年齢の昔の俳優さんが ウルトラマンに変身するのをどうやって見せるのかという一抹の不安がありましたが、 彼等はある事情で二十年前から地球に留まっており、 市井の人物として、この我々と同じ時間を地球で重ねてきたという設定には、思わずジーンときてしまい、 以降のすべての展開を素直に受け入れることが出来ました。

その映画のDVD化にあたり、オーディオ・コメンタリーで司会をしてきました。 『星空の向こうの国』『四月怪談』などで若い頃から活躍されてきた小中和哉監督、 脚本の長谷川圭一さんとは久しぶりにお会いして、とても楽しいひとときを過ごしました。

コメンタリー出演はもうお一方いらっしゃいました。小中監督がアニメ界からその才能を、 円谷プロのCG特撮に生かして欲しいと懇願して迎え入れた、あの板野一郎さんです!

伝説的な「板野サーカス」で知られる板野一郎さんとお会いするのは実は初めてでしたが、 本当に熱い方で、ホンの数秒間に込められた情報量、描写の科学的合理性の解説には、 まるで活弁映画のライブに立ち会っているようでした。

このコメンタリーはコレクターズ仕様のBOXのみの特典ですが、他に監督と板野さんの分担による絵コンテ、 長谷川さんのシナリオに監督の撮影用書き込みがビッシリ入ったものが特典として附きます。 まさに一粒で何度でもおいしいBOXセットです。

「コマ送りで見てください!」というのが板野さんからのメッセージです!  かつて若い頃板野さんはテレビの特撮アクションを真似して自転車に乗り、花火を打ち合って航跡を研究したり、 ビル解体を何時間も観察していたという逸話の持ち主。

それもこれも、まだビデオデッキが数十万円して、 既成の映像を研究することができなかったからだとおっしゃっていました。

コメンタリーでは映像はどんどん流れてしまうので、僕も「予習」 としてコンテとシナリオ首っ引きで映像を何度も見返して本番に臨みました。 それだけでは収まらず、テレビの近年のウルトラマンである『ネクサス』『マックス』、 いま放映中の『メビウス』も好きなエピソードを引っ張り出して見ていたら火がついてしまい、 結局『ネクサス』を一話から最終回まで一気見してしまいました。 テレビで毎週、間を置きながら、というのではなく、連続したストーリーをずっと見ていると高揚感が湧きますね。

『ネクサス』の原点となった劇場版『ULTRAMAN』から板野さんがCGで入り、 監督の小中さん、脚本の長谷川さんも今回の映画と同じく担当されています。

小中さんにとって、この数年間はウルトラマン像というものを見つめ直す機会になったといいます。 ウルトラ兄弟の映画の反応で、ウルトラマンというものがファンの人々に愛されるありようを実感させられたというのです。 板野さんも、劇場の子どもたちの熱い反応を見て「苦労したけどやってよかった!!」と思ったとおっしゃっていました。

劇中で、初代ウルトラマンであり、いまは白髪の似合うハヤタが、 ルーキーのウルトラマンメビウスである若きミライ隊員にこう言います。 ウルトラマンは神じゃない。救えない命もあるし、力が及ばないこともある。

でもウルトラマンが神だったら、つまらないと思いませんか。 大人たちにとって、なぜ目を輝かせてウルトラマンにあこがれる子どもたちの存在は必要なのか? そんなことも考えさせられる映画でした。


永遠のヒーローウルトラ兄弟が今ここに、蘇る。「未来」を歌う、氷川 きよしくんも特別出演!
そしてエンドロールのサプライズの収録は?

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映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

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DVD攻略解説/ご本人のご承諾の上、部分引用させていただいております。切通理作さん
プロデュース・ストーリー解説 レイゴ

参考文献・「ウルトラマン誕生40周年記念作品ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」
映画パンフレット

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